「ビタミンDの多い食べ物」はご存知ですか?ビタミンDの効果も解説!
公開日:2025/09/17

ビタミンDの多い食べ物とは?メディカルドック監修医が一日の摂取量・効果なども解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「ビタミンDの多い食べ物」はご存知ですか?不足すると現れる症状も解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修管理栄養士:
鈴木 友美(管理栄養士)
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現在、子育てをしながら在宅での仕事や活動に力を入れています。
健診センターでの特定保健指導・栄養相談の経験を生かして、より多くの方々の健康をサポートできるように知識を深めています。
健診センターでの特定保健指導・栄養相談の経験を生かして、より多くの方々の健康をサポートできるように知識を深めています。
目次 -INDEX-
「ビタミンD」とは?

ビタミンDの一日の摂取量

ビタミンDの効果

骨や歯を丈夫にする
ビタミンDは体内で、骨の形成や成長に重要なカルシウムの吸収に深く関わっており、カルシウムのバランスを調節する働きがあります。 ビタミンDが食事で摂ったカルシウムやリンの吸収を促し、血液中のカルシウムやリンの濃度を高め、骨や歯の健康を維持します。糖尿病を予防する
ビタミンDを十分に摂取している人は、糖尿病のリスクが低い傾向があると研究で示されています。 ビタミンDは体内に入ると、肝臓と腎臓で活性化され活性型ビタミンDとなり、膵臓のβ細胞に作用して、インスリン感受性の改善に働きかけてくれます。 ビタミンDが不足すると、こうした働きも低下するため、インスリンがうまく機能しなくなると推測されています。免疫力を高める
ビタミンDには、体内に入ってきた細菌やウイルスを食べる「マクロファージ」という免疫細胞を活性化させる働きがあります。インフルエンザを予防する
ビタミンDは、免疫機能にも関わっているため、インフルエンザや風邪等のウイルスや細菌が体内に入ってきたときに免疫細胞を活性化させ、ウイルス感染予防に有効であると報告があります。 「カテリジン」というたんぱく(抗菌ペプチド)を作る働きや、「ディフェンシン」という抗菌ペプチドを皮膚上に作らせバリア機能を高めるということが報告されています。ビタミンDの多い食品

まいたけ
まいたけ50gに、ビタミンDが2.5㎍含まれています。まいたけは炒め物やスープに加えるのがおすすめです。油を使った調理でビタミンDの吸収率が上がるため、オリーブオイルやごま油でさっと炒めると良いでしょう。また、他のキノコ類と合わせてきのこご飯にするのも手軽に取り入れられる方法です。干ししいたけ
干ししいたけ(2個/6g)に、ビタミンDが1.0㎍含まれています。干ししいたけは煮物や出汁を取るのに最適です。調理前に日光(紫外線)に当てると、ビタミンDがさらに増えることが分かっています。晴れた日に1時間程度干してから使用すると、栄養価がアップします。鮭
鮭1切れ(80g)にビタミンDが25.6㎍含まれています。鮭は焼き魚にするだけでなく、ムニエルやホイル焼きにするのがおすすめです。ムニエルでは小麦粉を薄くまぶしてからバターやオリーブオイルで焼くと、風味が良くなりビタミンDの吸収も高まります。また、ホイル焼きにすると栄養の損失が少なく、野菜と一緒に調理することで栄養バランスも整います。サンマ
サンマ1尾(正味100g)に、ビタミンDが16.0㎍含まれています。サンマはシンプルな塩焼きが定番ですが、大根おろしとポン酢を添えると消化を助ける効果もあります。また、圧力鍋で骨まで柔らかく煮るとカルシウムも同時に摂取できます。余ったサンマは炊き込みご飯にすると無駄なく活用できます。イワシ
イワシ丸干し1尾(30g)に、ビタミンDが15.0㎍含まれています。イワシは煮付けやオイルサーディンにするのがおすすめです。オイルサーディンはそのまま食べても良いですが、サラダやパスタに加えると手軽にビタミンDを摂取できます。煮付けにする際は、梅干しを一緒に煮ると魚の臭みが軽減され、風味が増します。「ビタミンDの食べ物」についてよくある質問

ここまでビタミンDの食べ物などを紹介しました。ここでは「ビタミンDの食べ物」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
ビタミンDの多い野菜について教えてください。
鈴木 友美
ビタミンDは、野菜や穀物、豆や芋類にはほとんど含まれていません。キノコや魚類から摂取する必要があります。
ビタミンDの多いキノコ類について教えてください。
鈴木 友美
キノコ類のなかでも、特にマイタケに多く含まれています。
編集部まとめ
ビタミンDは、食品からの摂取や日光(紫外線)を浴びることで摂取することができます。 不足の場合には、小児の場合はくる病、成人の場合は骨軟化症、骨粗鬆症になるリスクが高くなるため注意が必要です。 過剰に摂取した場合には、高カルシウム血症や、腎機能障害、軟組織の石灰化などが起こる場合があるので適度に摂るようにしましょう。 ビタミンDが効率よく吸収されるには、いくつかポイントがあるのでぜひ日々の生活に取り入れてみてください。「ビタミンD」に関連する病気
「ビタミンD」と関連する病気は2個ほどあります。 各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。皮膚科の病気
- 乾癬
甲状腺の病気
- 副甲状腺機能低下症
「ビタミンD」に関連する症状
「ビタミンD」と関連している、似ている症状は7個ほどあります。 各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。関連する症状
- 食欲不振
- 体重減少
- 多尿
- 不整脈
- 筋肉痛
- 筋力低下
- 骨の痛み


