「βエンドルフィン」とはどんなホルモン?分泌を促す可能性の高い食べ物も医師が解説!

βエンドルフィンとは?メディカルドック監修医がβエンドルフィンの効果・出し方・増やす食べ物などを解説します。

監修医師:
村上 友太(東京予防クリニック)
2011年福島県立医科大学医学部卒業。2013年福島県立医科大学脳神経外科学入局。星総合病院脳卒中センター長、福島県立医科大学脳神経外科学講座助教、青森新都市病院脳神経外科医長を歴任。2022年より東京予防クリニック院長として内科疾患や脳神経疾患、予防医療を中心に診療している。
脳神経外科専門医、脳卒中専門医、抗加齢医学専門医、健康経営エキスパートアドバイザー。
目次 -INDEX-
「βエンドルフィン」とは?

βエンドルフィンは、体の中で作られる内因性オピオイド(痛みやストレス反応に関わる体内の鎮痛物質の一種)です。脳や下垂体(脳の下のほうにある小さな器官)などで作られ、痛みが強いときや強いストレスを感じたときに関与すると考えられています。「幸福ホルモン」と紹介されることもありますが、βエンドルフィンは幸せを作る魔法の物質というより、つらい状況で心身を守る仕組みの一部として理解すると安全です。運動や笑い、心地よい体験のあとに気分が軽くなることがあるのも、体内で働く複数の物質(内因性オピオイドやエンドカンナビノイドなど)が関係していると考えられています。
なお、「モルヒネより強い」といった表現が見られることもありますが、これは主に実験的な条件下での話で、日常生活で同じような強さの痛み止めとして働くと断定するのは適切ではありません。大切なのは、βエンドルフィンは私たちの体に備わった、痛みやストレスへの調整役であるという点です。
βエンドルフィンはどこから分泌されるの?

βエンドルフィンは、主に下垂体から分泌されると考えられています。下垂体前葉では、POMC(プロオピオメラノコルチン)という材料になるタンパク質から、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)などと関連して作られます。ストレスを感じたとき、体はストレス反応の一部としてこの系統が働き、βエンドルフィンも関与する可能性があります。
また、脳内の神経細胞や脊髄などでも内因性オピオイドが働くことが知られており、痛みの調整に関与します。さらに研究段階ですが、免疫細胞でも内因性オピオイドが作られ、炎症の場で痛みを和らげる方向に働く可能性が示唆されています。このように、βエンドルフィンは「どこか1か所だけ」ではなく、体のいくつかの仕組みの中で働く調整物質として捉えるのがよいでしょう。
βエンドルフィンが分泌されると体にどんな効果がある?

βエンドルフィンが関与すると、体と心にさまざまな変化が起こり得ます。ただし効果の出方には個人差があり、βエンドルフィンだけで説明できるわけではありません。代表的な働きを3つ紹介します。
痛みを抑える(鎮痛作用)
βエンドルフィンは、痛みの感じ方を和らげる方向に働くことがあります。痛み刺激が入ると、体はそれに対抗する仕組みを働かせ、内因性オピオイドが関与して痛みの伝達や知覚(痛みとして感じる過程)を調整すると考えられています。そのため、強い緊張状態や興奮状態のときに、ケガをしていてもその場では痛みを強く感じにくいことがあります。ただし、痛みが軽く感じられても損傷が軽いとは限りません。運動中や事故のあとに痛みが少ない場合でも、腫れや変形、出血がある、動かしにくいなどがあれば医療機関で確認しましょう。
ストレスや不安の軽減
内因性オピオイド系は、ストレス反応や気分にも関係すると考えられています。運動のあとや笑ったあと、入浴後などに「ほっとする」「気が楽になる」と感じることがありますが、これはβエンドルフィンを含む複数の体内物質の働きによる可能性があります。ただし、ストレスや不安は睡眠、生活環境、心の状態、体調(甲状腺や貧血など)など多くの要因で変動します。「βエンドルフィンが出れば必ず不安が消える」といった断定は避け、日常生活の整え方と合わせて考えることが大切です。
多幸感・気分の高揚
長時間の運動後などに、気分が高揚して「気持ちいい」「スッキリする」と感じることがあります。いわゆるランナーズハイのような状態には、内因性オピオイドだけでなく、エンドカンナビノイド(体内で作られる別の神経調整物質)などが関係するとも考えられています。 また、好きな音楽、恋愛、スキンシップ、美味しい食事などの心地よい体験でも、脳の報酬系が働き、気分が前向きになることがあります。これもβエンドルフィン単独というより、さまざまな仕組みが重なった結果と捉えるとよいでしょう。
βエンドルフィンの分泌を促す可能性の高い食べ物

食べ物でβエンドルフィンを「確実に増やす」と断定できるデータは限られます。一方で、食事は気分・ストレス・睡眠・体調に影響しやすく、結果として心身が整うことでリラックスしやすくなる可能性があります。ここでは、あくまで気分転換や体調管理の一要素として取り入れやすい食品・食材を紹介します(体質や持病によって合わない場合もあります)。
チョコレート(特にダークチョコレート)
チョコレートは嗜好性が高く、少量でも満足感が得られるため、気分転換になる方がいます。カカオ成分を含むダークチョコレートは、香りや味わいによるご褒美感がストレス対策に役立つことがあります。 ただし、チョコレートがβエンドルフィンを直接増やすと断定するのは難しく、摂りすぎは糖分やカロリー過多につながります。取り入れるなら「少量をゆっくり味わう」「夜遅くはカフェインに注意」など、生活習慣を崩さない範囲で楽しむのがおすすめです。
唐辛子などの辛い食べ物(カプサイシン)
辛味は刺激の一種で、食後にスッキリしたり気分が変わったりする方がいます。辛さが苦手でなければ、気分転換として役立つことがあります。 ただし、辛い物でβエンドルフィンが確実に増えると断定できるわけではありません。胃腸が弱い方や逆流性食道炎がある方は悪化することがあるため、無理は禁物です。「おいしく食べられる範囲」で取り入れましょう。
イチゴなど甘い果物
味を感じると気分が和らぐ方は多く、果物は自然な甘みで満足感を得やすい食品です。ビタミンや食物繊維も摂れるため、お菓子よりも体調管理としては選びやすいことがあります。 ただし、甘味=βエンドルフィン増加と直結させるのは言い過ぎです。食べ過ぎは糖質過多になり得るため、量は適量を心がけましょう。ヨーグルトと合わせる、食後のデザートとして少量など、生活の中に無理なく入れるのがポイントです。
ナッツや種子類
ナッツや種子類には、脂質、マグネシウムなどのミネラル、ビタミン類が含まれます。これらは体調管理の面で役立つことがあり、結果として「疲れにくい」「気分の波が減る」と感じる人もいます。 ただし、ナッツを食べればβエンドルフィンが増える、と断定はできません。カロリーは高めなので、間食にするなら無塩のものを少量(ひとつかみ程度)にするなど量を調整しましょう。
アボカド
アボカドは脂質や食物繊維、カリウムなどを含み、満足感が得られやすい食材です。食事の満足度が上がることで、ストレスによるやけ食いを減らせる人もいます。一方で、アボカドがβエンドルフィンを直接増やすと断定する根拠は十分ではありません。あくまで、栄養バランスを整える食材のひとつとして、食べ過ぎない範囲で活用するとよいでしょう。
βエンドルフィンが分泌されにくい行動や生活習慣

βエンドルフィンを含む“体内の調整物質”は、生活習慣の影響を受けやすいと考えられています。ただし「これをすると出ない」と決めつけるのではなく、体調を整えるためのヒントとして捉えましょう。
運動不足の生活
運動は気分転換やストレス対策に役立つことがあり、体内のさまざまな物質が関与すると考えられています。運動不足が続くと、ストレス発散の機会が減り、気分が落ち込みやすくなることがあります。 いきなり強い運動は不要です。短い散歩、軽いストレッチなど、できる範囲で体を動かす習慣を持つことが大切です。
慢性的なストレスや睡眠不足
慢性的なストレスや睡眠不足は、心身の回復を妨げ、気分の安定にも影響します。睡眠が不足するとイライラしやすくなったり、痛みに敏感になったりすることもあります。 「エンドルフィンが出ないから不調」と単純化はできませんが、ストレスと睡眠は多くの不調に共通して関係します。睡眠時間の確保、寝る前のスマホを控える、休日も起床時刻を大きくずらさないなど、できる工夫から始めましょう。
アルコール多飲や薬物乱用
アルコールや薬物は、脳の報酬系(快感に関わる仕組み)に強い影響を与えます。短期的には気分が変わったように感じても、長期的には睡眠の質を悪化させたり、不安を強めたり、依存につながったりするリスクがあります。 「自然に整う力」を守るためにも、飲酒は量を控えめにし、処方薬は医師の指示どおりに使用しましょう。自己判断で増量したり、他人の薬を使ったりするのは危険です。
βエンドルフィンの出し方(増やし方)

βエンドルフィンを含む体内物質は、日々の工夫で働きやすい状態を作ることができます。ここでは、無理なく続けやすい方法を5つ紹介します(効果には個人差があります)。
適度な運動をする
運動は気分転換になり、ストレスを和らげる助けになります。運動後に「スッキリする」「前向きになる」と感じるのは、内因性オピオイドやエンドカンナビノイドなど複数の仕組みが関与する可能性があります。 激しい運動である必要はありません。早歩き、軽いジョギング、ダンス、水泳など、自分が続けやすいものを選びましょう。やりすぎはケガや疲労の原因になるため、週に数回から無理なく始めるのがポイントです。
よく笑う
笑うことはストレス対策として取り入れやすい方法です。研究では、笑いが痛みの感じ方に影響したり、内因性オピオイド系が関与する可能性が示されています。 友人との会話、コメディ番組、ペットとの時間など、「自然に笑える機会」を増やすことが続けやすいコツです。
スキンシップ
人との触れ合い(ハグ、手をつなぐ、安心できる接触)は、心が落ち着く体験として役立つことがあります。オキシトシンなどの関連物質が注目される分野で、内因性オピオイド系も関与する可能性があります。ただし、スキンシップは相手との関係性や価値観が大切です。無理に行うものではなく、安心できる範囲で取り入れましょう。
マッサージや鍼灸を受ける
マッサージや鍼灸などの心地よい刺激で、リラックスしたり痛みがやわらぐと感じる方がいます。研究では、鍼治療と内因性オピオイドの関与が示唆される報告もあります。 ただし効果には個人差があり、痛みや不調の原因によっては他の治療が必要なこともあります。症状が長引く場合は医療機関で原因を確認しましょう。自己流の強いマッサージで悪化することもあるため注意してください。
趣味やリラクゼーションでストレスを減らす
楽しいことに集中する、好きな音楽を聴く、入浴で温まる、深呼吸や軽いヨガをするなど、リラックスできる時間はストレス対策に役立ちます。こうした習慣は、睡眠の質を高める面でも有利です。 「日光浴でエンドルフィンが活発になる」といった話も見かけますが、日光は体内時計やビタミンD、気分のリズムに関係し得るため、無理のない範囲で朝に光を浴びる習慣はおすすめです(長時間の直射日光は日焼け・皮膚リスクに注意)。
βエンドルフィンが過剰分泌されると現れる症状

日常生活で「βエンドルフィンが過剰分泌した」と医学的に断定するのは難しく、血液検査だけで気分の状態を説明できるものでもありません。ここでは、強い高揚や興奮、痛みの感じ方の変化、行動がエスカレートする状態など、注意したいサインとして解説します。
異常な高揚感や興奮状態
運動後などに一時的に気分が高揚することはあります。しかし、高揚感が長時間続く、眠れない状態が続く、判断力が落ちて危険な行動が増えるなどがある場合は、体内物質の一時的変化だけでは説明できない可能性があります。すぐにできる対応としては、まず安全を確保し、静かな場所で休む、水分補給する、深呼吸して落ち着くなどを行いましょう。症状が続く場合や、日常生活に支障が出るほどの興奮、不眠、攻撃性、妄想的な言動などがある場合は、心療内科・精神科などへの相談を検討してください。原因はさまざまで、適切な評価が必要です。
痛覚の麻痺(痛みを感じない)
緊張状態や興奮状態では、痛みを感じにくくなることがあります。スポーツ中や事故直後に痛みに気づきにくいことがあるのは、その一例です。 ただし、痛みが少ない=安全ではありません。腫れ、変形、動かしにくさ、出血、しびれなどがある場合は、痛みが強くなくても医療機関で確認しましょう。数時間後に痛みが出てくることもあります。。
依存症状(快感を求める行動の繰り返し)
「気持ちよさ」を求めて行動がエスカレートし、やめたくてもやめられない状態は、内因性オピオイドだけでなく脳の報酬系全体が関与して起こります。運動、甘い物、アルコール、薬物など、対象はさまざまです。まずは「以前より量や頻度が増えている」「生活に支障が出ている」「やめると強い不安やイライラが出る」などのサインに気づくことが大切です。自分だけで調整が難しい場合は、医療機関や専門相談につなげることで改善が期待できます。
βエンドルフィンが過剰分泌されるとどんな病気になりやすい?

「βエンドルフィンが過剰に出るとこの病気になる」と因果関係を断定することはできません。ここでは、快感や安心感を求める行動が強くなり、生活に支障が出る状態として、相談先の目安も含めて説明します。
運動依存症(エクササイズ中毒)
運動は本来健康に良い習慣ですが、量や頻度が極端になり、休むと強い不安が出たり、ケガをしても続けてしまう場合は「運動依存」が疑われます。背景には、運動による達成感や気分の高揚(報酬系の刺激)が関与します。対策としては、休息日を作る、運動以外の楽しみを増やす、睡眠・栄養を整えるなどが基本です。それでもコントロールが難しく生活に支障がある場合は、心療内科・精神科、依存症外来などに相談しましょう。スポーツ医学や整形外科でケガの管理をしつつ、心理的サポートが必要になることもあります。
砂糖・甘味依存症(食べ物による依存)
甘い物で気分が落ち着くのは珍しくありません。一方で、甘味を「やめたいのにやめられない」「食べ始めると止まらない」「隠れて食べてしまう」など、生活に支障が出る場合は注意が必要です。ただし、砂糖依存は医学的に一律の診断名として確立しているわけではなく、背景にはストレス、不眠、うつ状態、摂食障害、生活習慣の乱れなどが絡むことがあります。まずは食事のリズムを整える、間食の環境を変える(買い置きしない等)、タンパク質や食物繊維で満足感を上げるなどが現実的です。体重増加や血糖異常がある場合は内科(生活習慣病外来)、心理的要因が強い場合は心療内科・精神科も選択肢です。
オピオイド依存症(薬物中毒)
モルヒネなどのオピオイド系鎮痛薬は、強い痛みの治療に重要な薬です。一方で、自己判断で増量したり、医師の指示と異なる使い方をすると依存につながることがあります。治療では、離脱症状への対応や再発予防を含む専門的な支援が必要です。処方薬の使い方が不安な場合や、やめられない状態がある場合は、早めに主治医や精神科(依存症外来)へ相談してください。違法薬物の場合も同様に、医療機関・公的相談窓口に早期につなげることが重要です。
「βエンドルフィン」についてよくある質問

ここまでβエンドルフィンについて紹介しました。ここでは「βエンドルフィン」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
βエンドルフィンが不足すると現れる症状について教えてください。
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
「βエンドルフィンが不足するとこの症状が出る」と、日常診療で単純に断定することは難しいです。というのも、気分の落ち込みや不安、痛みのつらさは、睡眠・ストレス・体調・病気など多くの要因で変わるからです。
ただ、心身が疲れているときに「痛みに敏感になった」「不安が強い」「眠りが浅い」などを感じる方はいます。その場合は、βエンドルフィンを増やすことよりも、睡眠・運動・休養・人とのつながりなど、体が回復しやすい環境を整えるのが大切です。
適度な運動、笑い、入浴、趣味の時間などはストレス対策として取り入れやすい方法です。それでも、強い抑うつや不安が続く、慢性的な痛みで生活に支障がある場合は、心療内科・精神科、ペインクリニックなどで相談し、原因の評価と適切な治療を受けることをおすすめします。
まとめ
βエンドルフィンは、体の中で作られる内因性オピオイドの一つで、痛みやストレス反応に関与する調整役です。
運動や笑いなどのあとに気分が軽くなることがありますが、これはβエンドルフィンだけでなく、体内のさまざまな仕組みが関係していると考えられています。
βエンドルフィンを「食べ物で増やす」と断定できる強い根拠は限られます。そのため、食事は特定の食品で増やすよりも、体調を整え、ストレスに強い状態を作るという視点で、無理なく続けられるバランスを大切にしましょう。また、運動や甘い物、アルコールなどで「気持ちよさ」を求める行動がエスカレートし、生活に支障が出ている場合は、早めに専門家へ相談することが重要です。
βエンドルフィンを含む体内の調整システムは、私たちがストレス社会でしなやかに生きるための味方です。睡眠・運動・休養・人とのつながりを整え、自分に合う回復の習慣を作っていきましょう。
「βエンドルフィン」と関連する病気
「βエンドルフィン」と関連する病気は3個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
精神科の病気
- 運動依存症
- 砂糖依存症
- オピオイド依存症
快感や安心感を求める行動が強くなり、生活に支障が出る状態として上記のような依存症などにつながることが考えられます。
「βエンドルフィン」と関連する症状
「βエンドルフィン」と関連している、似ている症状は6個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
- 高揚感
- 興奮
- 不眠
- 緊張
- 痛みを感じない
- やめたくてもやめられない
断定しやすいものではありませんが、βエンドルフィンが関与する症状が過度な状態になると上記のような症状が出現する可能性があります。
参考文献
- POMC: The Physiological Power of Hormone Processing. Physiol Rev. 2018
- Biochemistry, Endogenous Opioids - StatPearls - NCBI Bookshelf. 2023
- Biochemistry, Endorphin - StatPearls - NCBI Bookshelf. 2025
- Physiology, Opioid Receptor - StatPearls - NCBI Bookshelf. 2023
- Mu Receptors - StatPearls - NCBI Bookshelf. 2024
- β-Endorphin is a potent analgesic agent. Proc Natl Acad Sci USA. 1976
- Do Endocannabinoids Cause the Runner’s High? Evidence and Open Questions. Neuroscientist. 2022
- Social Laughter Triggers Endogenous Opioid Release in Humans. J Neurosci. 2017
- Acupuncture: Emerging evidence for its use as an analgesic treatment. Exp Ther Med. 2015
- Exercise addiction: A narrative overview of research issues. Dialogues Clin Neurosci. 2023
- Evidence for sugar addiction: Behavioral and neurochemical effects of intermittent, excessive sugar intake. Neurosci Biobehav Rev. 2007
- Intense Sweetness Surpasses Cocaine Reward. PLoS One. 2007
- Medications for Opioid Use Disorder | NIDA. 2025




