「水を飲み続ける」と人体に何が起こる?一日の摂取量も解説!【医師監修】

生命を維持していくうえでもっとも大切なのが水です。人は食べなくても数週間は生きていけますが、水を飲まなければ数日しか生きていくことができません。
一方で、水の飲み過ぎにも注意が必要です。この記事では、水を飲むことで人体に起こること、必要な水分量や水を飲むうえでの注意点を紹介します。

監修管理栄養士:
武井 香七(管理栄養士)
保有免許・資格
管理栄養士資格
目次 -INDEX-
水を飲み続けると人体に何が起こる?
生命を維持するために必要な水ですが、水を飲み続けることで人体に何が起こるのでしょうか。水を飲むことのメリットにはさまざまなものがあります。
人体の約60%から65%、そして血液の約80%が水分で構成されており、水分補給は健康を支える基本です。ここでは、水を飲み続けることで得られる主なメリットを紹介します。
若々しさを保てる
水を飲むことのメリットは以下の通りです。
- エイジングケア
- 血流改善
- 便秘解消
- 代謝アップ
- リラックス効果
あらゆる面で新陳代謝を促進し、結果として若々しさを保つことができます。
自律神経のバランスが整う
水を飲むことで身体の内側から副交感神経を刺激するので、結果的に自律神経のバランスを整えることができます。適度な運動をして水を飲むことで心身ともに健康でいられるでしょう。
体温調節が適切に行われる
人は暑さを感じると汗をかき、体温を調節しようとします。これは、水が蒸発する際に熱を奪う性質を活用しているためです。このことから体温調節のためには、適度に水分を補給しておく必要があります。
ダイエット効果が得られる
水を飲むことで新陳代謝を促進させることができるので、結果としてダイエット効果が期待できます。水にはカロリーがないので、食事前に水をしっかり飲むことで満腹中枢を満たし、食事量を減らすことに貢献してくれるでしょう。
1日に必要な水分量はどれくらい?
1日に必要な水分摂取量は「必要水分量(mL/日)=年齢別必要量(mL)×実測体重(Kg)」という式で求められます。
また、年齢別必要量は以下のとおりです。
- 22~55歳の場合:35mL/Kg/日
- 55~65歳の場合:30mL/Kg/日
- 65歳以上の場合:25mL/Kg/日
30歳で体重50kgの方の場合は、「35(mL/Kg/日)×50(kg)=1750(mL/日)」で、1日の必要水分量は1.75リットルになります。
水の飲み過ぎには要注意!水中毒による死亡例も
短時間に大量の水を摂取すると、腎臓の処理能力を超えて水中毒を発症することがあります。身体の中の電解質バランスが崩れ、軽症では疲労感や頭痛などが起こります。
重症になると脳浮腫による痙攣・錯乱・意識障害・肺水腫、さらにはうっ血性心不全などが起こり、死に至る例も報告されているのので注意が必要です。
まとめ
日々の生活のなかで意識して水分補給をすることが望まれますが、運動の有無など個人差もあります。
理想は喉の渇きが出る前に水分補給をすることです。
ただ、過度な飲み過ぎにならないように注意しましょう。