【闘病】頭痛・肩こり・倦怠感が難病「IgG4関連疾患」によるものだったとは…(2/2ページ)

支えてくれている家族、治療に当たってくれている医師に感謝している

編集部
マッカーシー千秋さんの経験を通して、医療従事者の方に伝えたいメッセージはありますか?
マッカーシーさん
感謝の気持ちです。私を担当している内科の先生はもちろん、関わってくれたほかの先生方にも感謝しています。IgG4関連疾患はステロイドの内服を止めると50%が再発するそうですから、今後さらに良くなり、再発もないように治していただけるととても嬉しいです。
編集部
治療を続けていくうえで、気持ちを支えてくれているものは何ですか?
マッカーシーさん
やはり家族と仕事があることです。家族は何も言わず、いつも通りに見守ってくれています。おかげでIgG4関連疾患という難病と言われる病に罹っていても、それを大げさに考えずに済んでいるように思います。私自身、家族の世話ができることに感謝しています。
編集部
最後にマッカーシー千秋さんから記事の読者へメッセージをお願いします。
マッカーシーさん
私は小さい頃から兄弟、家族の中でも体が弱く、様々な病気に罹ってきました。その度に「家族じゃなくて私で良かった」と思うようにしていました。そのおかげで、難病になっても諦めずに前向きになり、今も治していこうという気持ちを持って生活しています。思いがけない病気になってしまい、辛い時を過ごしている方もいるはずです。しかし、自分を助けてくれる人が必ずいるという気持ちで、勇気を出して行動することが大切だと思います。
編集部まとめ
IgG4関連疾患は国の指定難病にも入っており、2020年時点で国内の推定患者数は約8000~1万5000人とされています。平均発症年齢は60代とやや高く、病気を経験したことのない中高年の方も油断できない疾患です。生命予後は非常に良いとされますが、免疫異常によって様々な症状が現れるため、少しでも異変を感じたら早めに病院受診することが大切です。
なお、Medical DOCでは病気の認知拡大や定期検診の重要性を伝えるため、闘病者の方の声を募集しております。皆さまからのご応募お待ちしております。






