糖尿病予防レシピ:豚しゃぶとチンゲンサイの坦々胡麻だれがけ
GI値は、食後の血糖値の上がりやすさを表す指標です。GI値が高い食品を食べると、食後の血糖値が急上昇しやすくなります。逆に低GI食品を食事に取り入れると、血糖値の上昇がおさえられるため、糖尿病の予防効果が期待できるでしょう。今回はGI値が低い肉や野菜、豆乳、酢などを使った、食後の血糖値が上がりにくいレシピを紹介します。酸味や辛味を効かせた食べごたえのある一品を、ぜひ献立に取り入れてみてください。
監修管理栄養士:
石本 めぐみ(管理栄養士)
【材料】
【2人分】
豚ロース肉(しゃぶしゃぶ用):200g
チンゲンサイ:1株
湯:600ml
塩:小さじ1/2
酒:大さじ1
白炒りごま:小さじ1
<坦々胡麻だれ>
無調製豆乳:40ml
にんにく(すりおろし):小さじ1
白練りごま:大さじ2
豆板醤:小さじ1
酢:大さじ1
しょうゆ:小さじ1
ごま油:小さじ1
作り方
①チンゲンサイを縦半分に切り、流水で根元の土や砂をよく洗い流す。
※GI値55以下の食品を、低GI食品と呼びます。GI値23のチンゲンサイは、低GI食品です
②鍋に湯を沸かして、塩を加えて溶かす。
③チンゲンサイの根元を湯に浸けて30秒ゆでる。葉まで湯に沈めて、さらに20秒ゆでる。
④チンゲンサイを冷水で冷やし、水気をしっかり絞ってから、3cm幅に切る。
⑤同じ湯に酒を加えて沸かし、火を止めてから豚肉を1枚ずつゆでる。
※豚肉のGI値は45であり、低GI食品です
⑥豚肉の色が変わり火が通ったら、湯から上げて、ざるの上で自然に冷ます。
⑦豚肉を、2〜3等分の食べやすい大きさにカットする。
⑧チンゲンサイと豚肉を軽く和えて、皿に盛りつける。
⑨坦々胡麻だれの豆乳以外の材料をよく混ぜ合わせてから、豆乳を加えて混ぜる。
※豆乳、ごま、酢も低GI食品に分類されます。特に酢のGI値は8と低いので、ほかの料理でも活用してほしい調味料です
⑩.⑧に⑨をかけて、白炒りごまを散らす。
監修管理栄養士からのコメント:
石本 めぐみさん(管理栄養士)
豚肉をゆでると余分な脂が落ちるため、糖尿病の原因となる肥満を防ぐ効果が期待できます。豚肉は、ゆでたあと冷水に取ると水っぽくなってしまうので、ざるの上で湯を切りながら自然に冷ますようにしてください。