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花粉症対策の薬はどれがいい? いつから始めるべき?(2/2ページ)

 更新日:2026/03/31

花粉症の正体を知る

花粉症の正体を知る

編集部編集部

そもそも花粉症とは、どのような状態のことをいうのでしょう?

中島先生中島先生

花粉の刺激に対する過度な反応で、ヒスタミンなどの化学物質が分泌されることにより、鼻水、くしゃみ、涙、目のかゆみなどを伴います。お薬の目的は、ヒスタミンなど炎症をひきおこす働きを抑えることです。

編集部編集部

なる人とならない人がいるのは、どうしてですか?

中島先生中島先生

花粉にさらされることを「暴露」というのですが、どの量まで暴露に耐えられるのかが人によって違うのです。このことを、バケツに例えることがあります。バケツからあふれたときが発症したときなので、鼻水などの諸症状はいきなり現れます。このバケツの大きさは人それぞれで、あふれるまでその大きさを知ることはできません。

編集部編集部

先ほどの「舌下免疫療法」は、バケツを満たしてしまわないのでしょうか?

中島先生中島先生

その心配はありません。「舌下免疫療法」の場合、アレルゲンを体内に直接取り入れるので、暴露とは異なったプロセスです。安心してください。

編集部編集部

年によって、花粉の感じ方が違うような気がするのですが?

中島先生中島先生

ヒスタミンの分泌量は、ストレスや思い込みなどによっても変わるからです。体調がいいと、花粉を感じないこともあります。もちろん、花粉そのものの飛散量も関係しているでしょう。

編集部編集部

あるときから、別の花粉症に悩まされることはあるのですか?

中島先生中島先生

もちろんです。花粉の種類ごとに別のバケツがあります。フラワーショップで働いている人やガーデニングが好きな人は、常にいろいろなバケツを満たしているのでは。不安でしたら、パッチテストによる検査を受けてみてください。

編集部編集部

いったん花粉症にかかると、もう治らないのでしょうか?

中島先生中島先生

まれにですけど、治る人がいます。原因はわかっていないものの、食物アレルギーなどでも散見されますよね。大人になったら卵が食べられるようになったとか。一方、先に紹介した手術は、治すためのものではなく、症状を出なくするための方法です。

編集部編集部

花粉症と間違えやすい疾患は何ですか?

中島先生中島先生

代表的なのは、ウイルス性の鼻かぜです。間違えて花粉症の市販薬をのんでいても害はありません。かぜなので自然に治るから「効いた」と思うかもしれませんが、実際は別の話です。現実問題として、みなさん忙しくて、受診していられないと思います。花粉症の薬であれば、間違っていたとしても危険性はないですし、結果として治るならいいのかなと考えています。

編集部まとめ

花粉症の薬には相性がある。だから「薬が効かない」ケースを見かけるのですね。これは発見でした。医院で本格的に花粉症対策へ取り組むのであれば、症状がピークを迎える1カ月くらい前から相談してみてはいかがでしょうか。そのうえで、自分に合った方法を選択してください。

医院情報

なかじまクリニック

なかじまクリニック
所在地 〒336-0967 埼玉県さいたま市緑区美園四丁目18番地11
アクセス 埼玉高速鉄道「浦和美園駅」出口2(さいたまスタジアム方面)より徒歩2分
診療科目 耳鼻咽喉科 アレルギー科

この記事の監修医師