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眼瞼下垂とは?症状・原因・セルフチェック・治療方法までわかりやすく解説

 公開日:2026/03/30
眼瞼下垂とは?症状・原因・セルフチェック・治療方法までわかりやすく解説

まぶたが重くなる、視界が狭くなるといった症状を「疲れのせい」と放置していませんか?そうした変化の背景に、もしかすると眼瞼下垂(がんけんかすい)が潜んでいるかもしれません。
眼瞼下垂とは、上まぶたが通常より下がった状態を指す症状で、日常生活に支障をきたすこともあるため、適切な診断と治療が求められます。本記事では、眼瞼下垂の症状や原因、セルフチェックの方法から治療方針まで詳しく解説します。

荒木 進

監修医師
荒木 進(モーニングクリニック六本木内科耳鼻咽喉科OR)

プロフィールをもっと見る
1991年 東京医科大学医学部卒業、東京医科大学耳鼻咽喉科学教室入局
以後、オーストラリア・メルボルン大学助手(難聴の基礎研究)、東京警察病院医員、厚生中央病院医長、東京医科大学霞ヶ浦病院科長を歴任
2008年 東京医科大学准教を退職し、千葉県流山市内で開業
2009年1月 東京医科大学兼任准教授就任
2017年12月 東京医科大学兼任准教授就任を退職し、都内六本木に「モーニングクリニック六本木内科耳鼻咽喉科OR」開院

眼瞼下垂とは?まぶたが下がる症状の特徴

眼瞼下垂の基本的な症状とサイン
まずは眼瞼下垂の基本的な症状と、日々の生活のなかで気づきやすいサインについて確認しましょう。

眼瞼下垂の基本的な症状

眼瞼下垂とは、まぶたを持ち上げる筋肉や神経の機能が低下することで、上まぶたが正常な位置よりも下がって目が開きにくくなる状態を指します。片側のみに現れる場合もあれば両側に生じることもあり、まぶたが瞳孔にかかるほど下垂すると視野が狭くなり、物が見えにくくなることがあります。
症状の程度には個人差があり、軽度の場合は「目が小さくなった気がする」「まぶたが重い」といった違和感として現れることもあるでしょう。進行すると無意識のうちに眉を持ち上げたり、顎を上げて視界を確保しようとしたりする姿勢が見られるようになります。

日常生活で気づくサイン

眼瞼下垂は鏡を見たときだけでなく、日常生活のなかでも変化に気づくことがあります。写真を撮った際に左右の目の開き方に差があると感じたり、夕方になるとまぶたが重く感じたりする場合は注意が必要です。
また、目を大きく開けようとして額の筋肉を使い続けることで、おでこのしわが目立つようになることもあります。「最近老けた印象になった」と感じる背景に、まぶたの下垂が関係していることもあるのです。

疲れ目や頭痛の原因になることもある

まぶたを持ち上げるために常に力が入ることで目の周囲の筋肉が緊張し、疲れ目や目の奥の痛みを感じやすくなるなど、眼瞼下垂は見た目の変化だけでなく、身体的な不調につながる場合もあります。さらに、こうした状態が続くと肩こりや頭痛などの症状が現れることもあるでしょう。
慢性的な疲労感や不調の原因が眼瞼下垂であるケースもあるため、気になる症状がある場合は早めに医療機関へ相談することが大切です。

眼瞼下垂の主な原因

眼瞼下垂の主な原因
眼瞼下垂が起こる原因は一つではなく、加齢や生活習慣、生まれつきの要因、疾患など、さまざまな観点から考えられます。原因によって治療の方針も異なるため、自分の状態がどのケースに当てはまるかを理解することが大切です。

加齢による眼瞼下垂

眼瞼下垂の原因として多くみられるのが、加齢による変化​​です。まぶたを持ち上げる働きを担う“挙筋腱膜(きょきんけんまく)”は、年齢を重ねるにつれて伸びたり緩んだりしやすくなります。その結果、まぶたを十分に支えられなくなり、徐々に下垂が進行するのです。
一般的には50代以降に自覚されることが多く、ゆっくりと進むため気づきにくい点が特徴です。また、左右で進行の程度が異なることもあり、利き目側に症状が現れやすいといわれています。

コンタクトレンズの長期使用

コンタクトレンズの長期使用も、眼瞼下垂の一因となることがあります。特にハードコンタクトレンズは、装着や取り外しの際にまぶたの裏側へ繰り返し刺激が加わるため、挙筋腱膜に負担がかかる可能性があります。
このタイプの眼瞼下垂は若い世代にもみられる点が特徴です。装用方法の見直しや適切な対応によって進行を抑えられる可能性があるので、「コンタクトを長年使っている」「まぶたが下がってきた気がする」といった変化に気づいた場合は、早めに眼科へ相談することが大切です。

先天的な眼瞼下垂

生まれつきまぶたを持ち上げる筋肉の発達が十分でないことによって起こるものを、先天性眼瞼下垂といいます。乳幼児期からまぶたが下がっている状態がみられ、片側または両側に生じる場合があります。
子どもの場合、まぶたが視界を遮ることで視力の発達に影響を及ぼす可能性があるため、早期の受診と適切な対応が重要です。左右の目の開き方に差がある、物を見るときに顎を上げる姿勢が目立つなどの様子がある場合は、速やかに専門とする医師へ相談しましょう。

神経や筋肉の病気によるもの

眼瞼下垂は、神経や筋肉の疾患が背景にあるサインとして現れることもあります。例えば、動眼神経の障害や神経と筋肉の伝達に異常が生じる病気、筋力が徐々に低下する疾患などでは、まぶたの下垂が症状の一つとしてみられることがあるでしょう。
このような場合、複視(物が二重に見える)、眼球の動かしにくさ、全身の筋力低下などを伴うこともあり、早期の診断と治療が重要です。眼瞼下垂が突然現れた場合や、ほかの異常を感じる場合には、速やかに医療機関を受診することが望まれます。

眼瞼下垂のセルフチェックと受診の目安

眼瞼下垂のセルフチェックと受診の目安
それでは、どのようなタイミングで受診すればよいのでしょうか。ここからは、眼瞼下垂のセルフチェック方法と受診の目安について解説します。

鏡で確認できるセルフチェック

まず、鏡の前で正面を向き、自然な状態で目を開けてみましょう。このとき、上まぶたが瞳孔(黒目の中央)にかかっていないかを確認します。一般的に上まぶたは黒目の上端に少しかかる程度が正常とされているので、まぶたが瞳孔に大きくかかっている場合は眼瞼下垂の可能性が考えられます。
次に、左右のまぶたの高さにも注目してみましょう。片方だけ目が小さく見える、まぶたが下がっているように感じる場合は、片側の眼瞼下垂が疑われます。
また、眉の高さに左右差がある場合は、まぶたを開けようとして無意識に額の筋肉を使っているサインの可能性が考えられるので、注意が必要です。

こんな症状があれば医療機関へ相談

次のような症状が続く場合は、医療機関への相談を検討しましょう。

  • まぶたが重く感じて目を開けづらい
  • 視野の上のほうが見えにくい
  • 夕方になるとまぶたが特に下がってくる

こうした変化が日常生活に影響している場合、専門的な診察が症状改善のきっかけになることがあります。
また、眼瞼下垂が急に現れた場合や、頭痛やめまい、複視などを伴う場合には注意が必要です。神経や血管に関わる病気が背景にある可能性もあるため、できるだけ早めに医療機関を受診することが望まれます。

早期相談が大切な理由

眼瞼下垂はゆっくり進行することが多く、「年齢のせい」と考えて放置されがちな症状です。しかし、症状が進むと視野が狭くなり、日常生活への影響が大きくなることがあります。また、まぶたを無理に持ち上げようとすることで、額や首、肩への負担が続くこともあります。
気になる変化に気づいた時点で専門の医師に相談することで、原因や進行の程度を正しく把握でき、長期的な負担を軽減することにつながるでしょう。

眼瞼下垂の治療方法

眼瞼下垂の治療方法
眼瞼下垂の治療は、手術が有効な場合もあれば経過を観察しながら対応していく場合もあり、原因や症状の程度によってアプローチが異なります。ここからは、治療の選択肢について基本的な内容を解説します。

手術による治療

眼瞼下垂を根本的に改善するために手術による治療が選択されることがあります。手術の代表的な方法が、緩んだ挙筋腱膜を本来の位置に調整する“挙筋前転術”です。
まぶたを自然に持ち上げやすい状態に整えることで、視野の改善や見た目の変化が期待できる方法で、局所麻酔下で行われることが多く、日帰り(※術前検査・術後の経過観察が必要です)で対応できる医療機関もあります。傷跡が目立ちにくいよう、まぶたのしわに沿って切開する方法が一般的です。

症状に応じた治療方針

眼瞼下垂の治療は、原因や症状の程度によって方針が変わります。先天性のものや神経、筋肉の病気が関係している場合は、まず原因疾患の治療が優先されるのが一般的でしょう。軽度の場合は経過観察を行いながら、日常生活への影響の程度を確認していくケースもあります。
一方、視野が狭くなっている場合や、疲れ目や頭痛などの不調が続く場合には、早めに手術を含めた治療を検討することが望まれます。治療の選択は患者さんの希望や生活状況も踏まえて行われるため、医師とよく相談しながら進めることが重要です。

術後のフォローと経過観察

手術後はまぶたの腫れや内出血がみられることがありますが、多くは時間の経過とともに落ち着いていくでしょう。医師の指示に従って経過観察を行い、必要に応じて通院することが良好な回復につながります。
また、眼瞼下垂は再び症状が現れる可能性もあるため、状態が安定した後も定期的なチェックを受け、長期的な視点で経過を見守ることが大切です。気になる変化があれば早めに相談することが、安心して日常生活を送ることにつながるでしょう。

眼瞼下垂の相談はモーニングクリニック六本木内科耳鼻咽喉科ORへ

モーニングクリニック六本木内科耳鼻咽喉科OR
眼瞼下垂のような症状は、視覚や日常生活の質に関わる繊細な問題です。「どこに相談すればよいかわからない」「精密な検査を受けたい」という方にとって、診療科が充実しており、検査から治療までをワンストップで受けられる環境は助けになるでしょう。
東京都港区六本木にあるモーニングクリニック六本木内科耳鼻咽喉科ORは、そうした方の選択肢の一つとして、耳鼻咽喉科を中心に眼科診療も行っているクリニックです。

幅広い診療科による総合的な医療体制

モーニングクリニック六本木内科耳鼻咽喉科ORは、耳鼻咽喉科と内科、眼科の3つの診療科があるクリニックです。角膜疾患や涙道疾患、鼻涙管閉塞症手術を専門とする医師が眼科診療を担当し、眼瞼下垂に関連する眼科的な診察においても、専門性の高さを活かして診療されています。
モーニングクリニック六本木内科耳鼻咽喉科ORは質の高い医療をワンストップで提供することを方針とし、精密検査と治療を1ヶ所で受けられるよう体制が整えられている点が特長です。診断から治療に至るまでの流れを、一貫してサポートしてもらえるのは心強いポイントではないでしょうか。

患者さんに寄り添う丁寧なカウンセリング

モーニングクリニック六本木内科耳鼻咽喉科OR
モーニングクリニック六本木内科耳鼻咽喉科ORでは、患者さん一人ひとりの症状や不安に丁寧に向き合うカウンセリングを大切にされています。診察では現在の症状だけでなく生活背景やこれまでの経過なども含めて詳しく話を聞き、納得感のある治療方針を一緒に検討していくよう努めているそうです。
また、頭頸部がんや音声障害、めまいなど各分野の専門性が高い医師が協力することで、必要に応じてほかの医療機関と連携した治療を行える体制が整っています。症状に応じて適切な医療へスムーズにつながる環境が用意されていることは、患者さんにとって安心材料となるでしょう。

通院しやすい環境と継続的なフォロー体制

モーニングクリニック六本木内科耳鼻咽喉科ORは、仕事や予定に合わせて通いやすい東京メトロ 六本木駅3番出口から徒歩1分という利便性の高い立地にあります。聴力検査室やCT・X線室、カウンセリングルームなど充実した院内設備が整えられており、受診から検査、治療までを院内でスムーズに受けられる環境です。
眼科の診療時間は火曜と木曜の午前9時から12時までで、Web予約やLINEで空き状況を確認しながら都合に合わせて予約することができます。
眼瞼下垂に限らず、耳や鼻、のど、目など感覚器官の悩みがある方や、「どこに相談すればよいかわからない」「1ヶ所でまとめて診てほしい」という方は、モーニングクリニック六本木内科耳鼻咽喉科ORで相談することから始めてみてはいかがでしょうか?

モーニングクリニック六本木内科耳鼻咽喉科ORの基本情報

アクセス・住所・診療時間

東京メトロ 六本木駅3番出口より徒歩1分

東京都港区六本木6丁目1-8 六本木グリーンビル7階

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