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ペインクリニックとは?整体・鍼灸との違いや治療内容を解説

 公開日:2026/03/26
ペインクリニックとは?整体・鍼灸との違いや治療内容を解説

「長年、肩や腰の痛みに悩まされているが、どこに相談すればよいのかわからない」「整形外科で検査を受けても異常がないと言われたけれど、痛みが続いている」という悩みはありませんか?日常生活に影響を及ぼす慢性的な痛みやしびれについて、専門的に治療を行うクリニックをペインクリニックと呼びます。
本記事では、ペインクリニックの役割や整体や鍼灸との違い、具体的な治療内容について詳しく解説します。痛みを我慢せず、適切な治療を受けるための第一歩として参考にしてください。

松本 慈寛

監修医師
松本 慈寛(ロータスクリニック)

プロフィールをもっと見る
2009年 北里大学医学部卒業、その後北里大学病院にて初期研修医
2011年 北里大学麻酔科学教室入局 入局後は手術麻酔のみならず、ペインクリニック、集中治療など幅広い分野を様々な病院に出向して研鑽を積む
2019年 足立慶友リハビリテーション病院(現・慶友整形外科脊椎関節病院)院長
2025年 日蓮宗大荒行堂(世界三大苦行のひとつ) 第参行(三回目)成満

ペインクリニックとは?

ペインクリニックとは?
ペインクリニックという名称を耳にしたことがあっても、実際にどのような診療を行っているのか詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。ここでは、ペインクリニックの基本的な役割と特徴を解説します。

痛みの治療を専門とする診療科

ペインクリニックは、その名のとおり“痛み”の治療を専門に行う診療科です。関節や筋肉の痛みだけでなく、神経が原因となる痛みやしびれなど、さまざまな種類の痛みに対して専門的な治療を行います。
整形外科と連携しながら治療を進めることもあり、手術ではなく内科的な治療を中心に痛みの軽減を目指します。対象となる症状は幅広く、腰痛や肩こりといった身近な痛みから、脊柱管狭窄症による下肢のしびれ、帯状疱疹後神経痛などの神経痛まで対応可能です。
原因がはっきりしない痛みや、ほかの医療機関で改善しなかった痛みに対して相談できる点も特徴といえます。

慢性的な痛みの治療に対応

ペインクリニックが力を発揮するのは、慢性的な痛みの治療です。
急性の痛みは時間の経過とともに軽快することもありますが、慢性化した痛みは長期間続き、日常生活や仕事、睡眠などに影響を及ぼします。痛みが続くことで精神的なストレスが増し、活動量が低下してさらに身体の状態が悪化するという悪循環に陥ることもあるでしょう。「年齢によるものだから仕方ない」「検査では異常がないと言われた」と諦めている方のなかにも、適切な治療によって症状が軽減するケースは少なくありません。
ペインクリニックでは、痛み止めの処方だけでなく、神経ブロック注射やトリガーポイント注射などを組み合わせ、痛みの軽減と生活の質の向上を目指した治療が行われます。

痛みの原因を多角的に考える診療

痛みの原因は一つとは限らず、炎症や神経の障害、血流の低下、筋肉の緊張などが複雑に関係していることがあります。また、痛みそのものが身体の緊張や活動量の低下を招き、さらに症状を悪化させる“痛みの悪循環”が生じることもあります。
ペインクリニックではこうした背景を踏まえ、患者さんの症状や生活状況を総合的に評価したうえで治療方法を検討し、神経ブロックによって痛みの伝達を抑えたり、血流改善を目的とした治療を行ったりすることで症状の軽減を図ります。
さらに、必要に応じて理学療法士によるリハビリテーションや物理療法、生活指導なども組み合わせ、痛みの再発予防まで見据えたサポートが行われる点も特徴です。

整体や鍼灸院との違い

整体や鍼灸院との違い
痛みの治療を考えたとき、ペインクリニック以外にも整体や鍼灸院などの選択肢があります。それぞれにどのような違いがあるのか、ペインクリニックの特徴と併せて理解しておくことが大切です。

医療機関として診断を行う

ペインクリニックと整体や鍼灸院の違いは、医療機関として診断を行えるかどうかという点です。ペインクリニックは医療法に基づいて開設された医療機関であり、医師による診察と医学的な診断が行われます。
問診や身体所見に加え、必要に応じて画像検査や血液検査などを実施できるため、痛みの背後に別の疾患が隠れていないかを確認できます。原因がはっきりしない痛みや、症状が長引いている場合でも、医学的な視点から総合的に評価できる点が特徴です。
また、ペインクリニックで行われる治療は、基本的には健康保険が適用される保険診療として提供されることが一般的です。診察や検査、神経ブロック注射などは保険の対象となることが多く、一定の自己負担で受けることができます。ただし、治療内容や使用する薬剤・施術方法によっては自由診療として扱われる場合もあるため、具体的な費用や適用範囲については事前に医療機関へ確認しておくと安心です。
一方、整体や鍼灸院は医療機関ではないため、医師による診断や検査は行えません。原則として自費での施術となることが多く、費用は全額自己負担となるケースが一般的です(※鍼灸は医師の同意書がある場合に限り保険適用となる場合もあります)。重い病気の可能性がある場合や原因がわからない痛みが続く場合には、まず医療機関での受診が勧められます。

薬物療法や神経ブロックなどの医療行為

ペインクリニックでは、医師による薬物療法や注射治療などの医療行為を行えます。
代表的な治療に、痛みを伝える神経の近くに局所麻酔薬を注入し、痛みの伝達を一時的に抑える神経ブロック注射があります。神経ブロック注射によって痛みが軽減することで血流が改善し、症状の悪循環を断ち切る効果が期待できます。
また、筋肉の緊張が原因となる痛みに対しては、痛みの原因となる筋肉の硬い部分に薬剤を注入し、筋緊張の緩和と痛みの軽減を図るトリガーポイント注射が行われることもあるでしょう。
整体や鍼灸院でも手技や鍼によって痛みの緩和を目指す施術が行われますが、薬剤の使用や注射といった医療行為は行えません。

痛みの原因に応じた治療方法

ペインクリニックでは、痛みの原因に合わせて治療方法を選択できる点も特徴です。神経が関係する痛みには神経ブロック、筋肉由来の痛みには注射治療や薬物療法など、症状に応じて適切な方法が組み合わされます。
炎症が強い場合には、消炎鎮痛薬を使用したり血流改善を目的とした治療を取り入れることもあり、リハビリテーションや物理療法、生活指導を併用することで、痛みの軽減だけでなく再発予防まで視野に入れた治療が行われます。
整体や鍼灸院では手技や鍼灸を中心とした施術で、症状の緩和を目指します。

ペインクリニックで行う主な治療内容

ペインクリニックで行う主な治療内容
ペインクリニックでは、患者さんの痛みの状態や原因に応じて、さまざまな治療方法が提供されます。ここでは、代表的な治療内容について解説します。

神経ブロック治療

神経ブロック治療は、ペインクリニックを代表する治療の一つです。
痛みを伝える神経の近くに局所麻酔薬などを注射して痛みの伝達を一時的に抑えることで、痛みを和らげるだけでなく、血流の改善や筋肉の緊張緩和といった効果も期待できます。慢性的な痛みでは血流低下や筋緊張が悪循環を生むことがありますが、神経ブロックによりこの流れを断ち切ることが可能とされています。
主なブロックの種類は以下のとおりです。

  • 腰痛や下肢のしびれ:硬膜外ブロックや神経根ブロック
  • 顔の痛み:三叉神経ブロック
  • 肋骨まわりや胸部の痛み:肋間神経ブロック
  • 肩や腕の痛み・しびれ:腕神経叢ブロック

痛みの部位や原因によって適切なブロックが検討され、筋肉由来の痛みに対してはトリガーポイント注射が選択されることもあります。

薬物療法

薬物療法では、症状や原因に応じてさまざまな薬剤が用いられます。

  • 炎症による痛み:関節痛や急性の痛みに広く対応できる消炎鎮痛薬が使用されることが多い
  • 帯状疱疹後神経痛や坐骨神経痛など神経が関係する痛み:神経障害性疼痛治療薬​​が選択される場合がある
  • 筋肉のこわばりが強い場合:筋弛緩薬が処方される場合がある

薬物療法は痛みの軽減だけでなく生活の質の改善を目指しており、痛みが長期化して精神的な負担が大きい場合は、必要に応じて抗不安薬や抗うつ薬が併用されることもあります。

リハビリテーションや生活指導

ペインクリニックでは、注射や薬だけでなくリハビリテーションや生活指導も重要な治療の柱です。理学療法士による運動療法やストレッチ指導は、筋力低下の予防や関節の動きの改善に役立ち、継続的な運動は痛みの再発予防にもつながります。
また、温熱療法や電気刺激療法などの物理療法では、血流改善や筋緊張の緩和が期待できるでしょう。
日常生活での姿勢や動作の見直しも大切です。患者さんの生活環境に合わせた具体的なアドバイスを行うことで、痛みを繰り返さない身体づくりをサポートします。

どのような症状でペインクリニックを受診する?

どのような症状でペインクリニックを受診する?
ペインクリニックは、幅広い痛みに対応しています。どのような症状があればペインクリニックを受診すべきか、具体的な例を挙げながら解説します。

慢性的な肩や腰の痛み

肩こりや腰痛は多くの方が経験する症状ですが、長期間続く場合や日常生活に支障が出ている場合には注意が必要です。湿布や市販薬で一時的に楽になっても、痛みを繰り返している場合は根本的な原因が隠れている可能性があります。
特に、痛みが数週間以上続いている、徐々に強くなっている、しびれや歩きにくさを伴っているといった場合は、専門的な評価が必要になることがあります。慢性的な痛みは放置すると生活の質の低下や活動量の減少につながるため、早めの相談が大切です。
また、五十肩のように肩が動かしにくい状態やぎっくり腰を繰り返している場合も、痛みが慢性化する前に適切な対処を受けることで回復を早められる可能性があるので、受診を検討するとよいでしょう。

神経痛やしびれ

電気が走るような痛みやピリピリとしたしびれがある場合は、神経が関係している可能性があります。腰から足にかけて痛みが広がる、顔に激しい痛みが繰り返し起こる、皮膚症状が治った後も痛みが続くといった症状は、受診を検討したいサインです。
神経痛は時間の経過とともに慢性化しやすく、日常生活に影響を及ぼすことがあります。特に睡眠や歩行、食事などに支障が出ている場合は、早めに専門的な診療を受けることが望ましいでしょう。

手術後の痛みや原因不明の痛み

手術後に痛みが長引いている場合や、検査で異常が見つからないにもかかわらず痛みが続いている場合も、受診を考えるタイミングです。痛みの原因がはっきりしないまま我慢を続けると、活動量の低下や精神的な負担につながることがあります。
また、「どこを受診すればよいかわからない」と感じるような痛みでも、専門的な視点から評価を受けることで、症状の改善につながることがあります。慢性的な痛みや繰り返す痛みに悩んでいる場合は、一度相談してみるとよいでしょう。

痛みやしびれはロータスクリニックにご相談を

ロータスクリニック
長引く痛みやしびれにお悩みの方は、専門的な治療を受けることで症状の改善が期待できます。
ここからは、神奈川県横浜市磯子区にあるロータスクリニックのペインクリニック内科の特長や診療内容を紹介します。

痛みの治療を専門とするペインクリニック

ロータスクリニック
ロータスクリニックのペインクリニック内科は痛みの治療を専門的に行う診療科として、神経ブロック注射や薬物療法などさまざまな方法を用いて痛みの治療に取り組み、地域の方の健康をサポートされています。
関節や筋肉の痛みはもちろん、脊柱管狭窄症による下肢のしびれや痛み、帯状疱疹後神経痛などの神経の痛みも含め、あらゆる痛みが治療対象です。「年だから仕方ない」と諦めていた痛みや、「検査で異常がないと言われたがずっと痛い」という症状でも、適切な治療方法を探って改善できるよう努められています。
痛み止めや湿布などの薬による治療だけでなく、神経ブロックやトリガーポイント注射などを組み合わせて痛みの原因となる部位に直接アプローチし、炎症を抑えたり痛みの悪循環を断ち切ったりする治療も取り入れ、患者さん一人ひとりの症状に寄り添った診療を心がけているそうです。

症状に合わせた治療方法を提案

ロータスクリニックでは、腰痛や椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、肩こり、五十肩、ぎっくり腰といった腰や肩、首の痛みに対応しているほか、坐骨神経痛、帯状疱疹後の神経痛、三叉神経痛(顔の痛み)などの神経の痛みも治療対象です。
患者さんの症状や痛みの原因に応じて適切な治療方法を提案できるよう、理学療法士によるリハビリテーションや機械による物理療法にも対応されています。患者さんの生活背景や症状の程度を考慮し、必要に応じて薬物療法や神経ブロック治療と組み合わせることで、より効果的な痛みの管理を目指しているそうです。
また、手術後の長引く痛みや原因不明の慢性的な痛みについても相談することができます。「あちこち痛いけど、どこに相談すればよいかわからない」という症状でも、気軽に相談できる環境が整っているのは心強いポイントではないでしょうか。

安心感を持って相談できる診療環境

ロータスクリニック
ロータスクリニックは、JR根岸線 新杉田駅から徒歩11分、京急バス 杉田停留所(青砥側)から徒歩2分の場所に位置しています。共用の駐車場が24台完備されているため、車での通院も便利です。
予約制を採用されており、アプリやWebからの予約も可能で、待ち時間や予約のしやすさといった利便性にも配慮されています。
ペインクリニック内科のほかにも整形外科、リハビリテーション科、皮膚科の診療に対応し、総合的な視点から患者さんの健康をサポートできるよう心がけているそうです。
痛みは、身体からのSOS信号です。我慢せず、早めに専門的な治療を受けることで、生活の質を向上させることができます。慢性的な痛みやしびれにお悩みの方、どこに相談すればよいかわからない痛みを抱えている方は、患者さん一人ひとりに寄り添った診療を提供されているロータスクリニックで相談してみてはいかがでしょうか?

ロータスクリニックの基本情報

アクセス・住所・診療時間

JR根岸線 新杉田駅より徒歩11分

神奈川県横浜市磯子区杉田5丁目7番7号 ライフコート杉田205号

診療時間
9:00〜12:00 ⚫︎ ⚫︎ ⚫︎ ⚫︎
14:30〜17:00 ⚫︎ ⚫︎ ⚫︎ ⚫︎

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