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いびきを止める方法は?いびきの原因・影響についても解説します

 公開日:2024/01/10
いびきを止める方法は?いびきの原因・影響についても解説します

いびきは、多くの人々にとって睡眠時の鼻や口からの騒音として問題となります。

いびきの原因や影響について正しく理解し、適切な対策を取ることは、良質な睡眠と健康な生活を実現するために重要です。

いびきは一見些細な問題のように思えるかもしれませんが、実際には睡眠の質やパートナーの睡眠に大きな影響を与えるでしょう。

この記事では、いびきの原因となる要素・生活習慣の関与・身体的な要因などを詳しく解説します。

本記事を通じていびきについての理解を深め、適切な対策を取ることで、快適な睡眠と健康な生活を実現しましょう。

甲斐沼 孟

監修医師
甲斐沼 孟(上場企業産業医)

プロフィールをもっと見る
大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。大阪急性期・総合医療センター外科後期臨床研修医、大阪労災病院心臓血管外科後期臨床研修医、国立病院機構大阪医療センター心臓血管外科医員、大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、大手前病院救急科医長。上場企業産業医。日本外科学会専門医、日本病院総合診療医学会認定医など。著書は「都市部二次救急1病院における高齢者救急医療の現状と今後の展望」「高齢化社会における大阪市中心部の二次救急1病院での救急医療の現状」「播種性血管内凝固症候群を合併した急性壊死性胆嚢炎に対してrTM投与および腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行し良好な経過を得た一例」など。

いびきを止める方法をお探しの方へ

いびきを止める方法をお探しの方へ
いびきを止める方法をお探しの方へ、いびきの原因や対策についてご紹介いたします。幸いにも、いびきを改善するためにはいくつかの対策があるのです。
まず、生活習慣の改善が重要です。健康的な体重を維持することや適度な運動を取り入れることで、いびきの発生リスクを減少できます。
しかし、いびきが重度である場合や睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合は、専門の医師の診断と治療を受けましょう。
いびきを止めるためには、自身の生活習慣改善などを考慮し、適切な対策を取ることが大切です。

いびきの原因

いびきの原因
いびきの原因には下記のような原因があります。

  • 肥満
  • 加齢
  • 喫煙
  • 過度な飲酒
  • 疲労
  • 鼻づまり

上記について詳しく解説していきましょう。

肥満

肥満
肥満の場合、体重の増加によって頸部に脂肪が蓄積し、気道が狭くなります。この気道の狭窄がいびきを引き起こす原因となるでしょう。
具体的には、頸部の脂肪が気道を圧迫し、空気の通り道が狭くなることで呼吸の流れが乱れます。その結果、口や鼻から通る空気が障害物に当たることで振動が生じ、いびき音が発生するのです。
また肥満によって体脂肪が内臓脂肪として蓄積することで、内臓器官が圧迫されたり、血液循環が悪くなったりすることもいびきの原因となります。これにより、呼吸の制御が乱れ、いびきが発生する可能性が高まるのです。

加齢

加齢に伴う身体の変化がいびきを引き起こす可能性があります。
加齢によって首の筋肉が衰えたり弛緩したりすることで、気道の開口が狭くなりやすくなるのです。このため、空気の通り道が制限され、いびきが発生する可能性が高まります。
また加齢によって、舌や口蓋などの口腔内組織が弛緩し、気道を塞ぎます。口腔内の組織のたるみや衰えによって、いびきが引き起こされる可能性があるのです。
これらの加齢に伴う身体の変化がいびきを引き起こす原因となりますが、加齢だけがいびきの原因ではありません。生活習慣・体質・睡眠姿勢なども関与しているでしょう。

喫煙

喫煙によって喉の粘膜が炎症を起こし、腫れる可能性があります。これにより気道が狭くなり、いびきが引き起こされる可能性が高まるのです。
また、喫煙は喉の筋肉の弛緩を引き起こす可能性があります。筋肉の弛緩によって気道が狭くなり、いびきが発生するのです。
更に、喫煙によって気道や喉の粘液の分泌が増加します。これによって気道が詰まりやすくなり、いびきが生じるでしょう。

過度な飲酒

過度な飲酒
過度な飲酒は喉や気道に直接的な影響を及ぼし、いびきの頻度や重さを増加させる可能性があります。特に、アルコールを摂取する時間帯や量によっては、いびきが特に顕著になります。
いびきを改善するためには、過度な飲酒習慣の改善が重要です。適度な飲酒量を守り、アルコールの摂取を控えることで、喉の筋肉の弛緩や粘膜の炎症を軽減できます。
ただし、いびきの原因は個人によって異なる場合があります。いびきが日常生活に影響を与える場合は、医師の診断と適切な治療を受けましょう。

疲労

疲労していると、喉や舌の筋肉が緊張不足になる傾向があります。筋肉の緊張不足によって気道が狭くなり、いびきが発生する可能性が高まるのです。
また、疲労していると、睡眠の質が低下する可能性があります。十分な休息を取れず深い眠りに入れない場合、筋肉の緊張や気道の狭窄が起こりやすくなり、いびきが生じるでしょう。
更に、疲労していると、身体の姿勢が崩れる傾向があります。例えば、寝ている間に頭や首の位置が下がって気道が狭くなり、仰向けで寝ることが多くなるといびきが発生しやすくなるのです。
疲労は身体のさまざまな機能に影響を与えるため、いびきの発生にも関与する可能性があります。適切な休息と十分な睡眠を確保することで、疲労によるいびきを軽減しましょう。

鼻づまり

鼻づまりがあると、鼻腔の通り道が狭まり、空気の通りが悪くなります。このため、呼吸時に空気が迅速に通過することが難しくなり、いびきが発生する可能性が高まるのです。
また、アレルギー性鼻炎や花粉症などのアレルギー反応によって鼻づまりが引き起こされる場合があります。アレルギー反応によって鼻の粘膜が腫れたり炎症を起こしたりするため、鼻腔が狭まりいびきが生じるのです。
鼻づまりの原因として鼻ポリープが挙げられます。鼻ポリープは鼻の内側にできる腫れ物で、鼻腔を狭めます。鼻づまりによっていびきが引き起こされる可能性があるでしょう。
ただし、いびきの原因は個人によって異なる場合があり、医師の診断と適切な治療を受けることが重要です。

いびきがもたらす悪影響

いびきがもたらす悪影響
いびきがもたらす悪影響を下記にまとめました。

  • ぐっすり眠れない
  • ストレスがたまる
  • 睡眠時無呼吸症候群

上記について詳しく解説していきましょう。

ぐっすり眠れない

無呼吸症候群は睡眠中に一時的に呼吸が止まる状態であり、その度に短い覚醒が起こります。
これによって睡眠の質が低下し、朝起きたときの重い頭・昼間の眠気・集中力の低下などの症状が現れるでしょう。
無呼吸症候群の他の症状としては、夜間の頻尿・多尿・夜間の多汗・不規則な寝相・性欲の低下などが挙げられます。
ぐっすり眠れず無呼吸症候群の疑いがある場合は、放置すると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
早期の発見と治療が重要ですので、症状がある場合は医師の診断を受けるようにしましょう。

ストレスがたまる

ストレスや不安によって筋肉の緊張が引き起こされ、気道が狭まりやすくなります。これによっていびきが発生する可能性があるのです。
また、ストレスによって睡眠の質が低下し、深い睡眠が得られなくなる場合があります。睡眠不足や不規則な睡眠は、いびきの発生を促す要因となるのです。
更にストレスが原因で、寝る前に頭が冴えたり、心が落ち着かない状態になったりします。このような状態では、リラックスが困難になり、いびきが生じやすくなるでしょう。

睡眠時無呼吸症候群

扁桃腺の肥大が進行すると、睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome、SAS)を引き起こす可能性があります。SASは、睡眠中に一時的な呼吸停止や低酸素状態が繰り返される症状です。
扁桃腺の肥大によって気道が狭まり、空気の通りが阻害されることで、呼吸が一時的に停止する状態が生じます。これにより、睡眠中に頻繁に目覚めることや、睡眠の質が低下するのです。
睡眠時無呼吸症候群の診断は、睡眠時の呼吸パターンや酸素レベルのモニタリングを行うポリソノグラフィ検査などが一般的に行われます。正確な診断と適切な治療を受けることが重要です。

いびきを止める方法

いびきを止める方法
いびきを止めるには下記のような方法があります。

  • 枕の高さを調整する
  • 横向きに寝る
  • 体重を減らす
  • 寝室の湿度を保つ
  • 口呼吸ではなく鼻呼吸にする
  • 喫煙・飲酒を控える

上記について詳しく解説していきましょう。

枕の高さを調整する

枕の高さを調整する
正しい高さの枕を使用することで、首や頭部の位置が適切にサポートされ、気道の開放を促します。
枕の高さを調整する際には、首の自然なカーブを維持することが重要です。首と頭部が直線にならないよう、適度な高さを選びましょう。
また、寝る姿勢によって枕の高さも異なります。仰向け寝や横向き寝に合わせて、適切な高さの枕を選びましょう。これによっていびきの軽減や改善が期待できます。

横向きに寝る

横向きで寝ることは、いびきを軽減する効果があります。いびきの多くは仰向けで寝ることによって気道が狭くなることが原因です。
そのため、横向きで寝ることで気道の開口を確保し、いびきを軽減できます。
適切な高さの枕を使用し、頭部を少し高くすることで気道の開放を促しましょう。体を少し傾けて寝ることも効果的です。
ボディピローを丸めて身体の両側に置き、身体をサポートすることで横向きで寝やすくなります。特別に設計された横向き寝用具を使用することで、身体を横向きに保てるでしょう。
横向きで寝ることはいびき対策の一環として有効ですが、個人の状況や好みに合わせて適切な方法を選んでください。

体重を減らす

肥満によって頸部に脂肪が沈着し、気道が狭窄しやすくなるため、いびきが生じると考えられています。
肥満に対する減量方法として、食事療法と運動療法の併用が推奨されています。規則正しい食事や適度な負荷の運動を取り入れることで、肥満を改善できるでしょう。
しかし、個々の体型や健康状態に応じたアプローチが重要です。医師や専門家の指導を受けながら、適切な減量方法を選択しましょう。

寝室の湿度を保つ

寝室の湿度を保つ
寝室の湿度を適切に保つことは、いびき対策の一環として効果的です。乾燥した環境では、のどや鼻の粘膜が乾燥しやすくなり、いびきが悪化する可能性があります。
加湿器を寝室に設置することで空気中の湿度を上げられ、適切な湿度は40〜60%程度が目安です。
加湿器の他、通気性の良い寝具や枕を使用しましょう。湿気を逃がしやすい素材や通気性の良い寝具や枕を選ぶことで、湿度を調整しやすくなります。
湿度が適切に保たれることで、のどや鼻の粘膜が潤いを保ち、いびきの改善につながる可能性があります。

口呼吸ではなく鼻呼吸にする

口呼吸は気道が乾燥しやすく、いびきの原因となることがあります。一方鼻呼吸は空気を加湿し、フィルタリングする役割があり、気道の保湿や清浄化に貢献するのです。
鼻が詰まっている場合は、鼻づまりの原因を解消することが重要です。風邪やアレルギーの症状がある場合は、適切な治療を受けることで鼻づまりを改善しましょう。
また、寝る前に意識的に鼻呼吸をするように心掛けましょう。ゆっくりと深い呼吸を鼻から行うことで、鼻呼吸が習慣化されていきます。

喫煙・飲酒を控える

喫煙や過度の飲酒は、いびきの原因となる可能性があります。そのため、いびきを軽減するためには喫煙や飲酒を控えましょう。
喫煙や飲酒を控えることで、いびきの発生頻度や音量を軽減できます。喫煙や飲酒の習慣がある場合は、いびきを改善するために減量・禁煙・適度な飲酒を心掛けましょう。
また、喫煙や飲酒を控えるだけでなく、健康的な生活習慣を取り入れることも重要です。バランスの取れた食事・適度な運動・ストレス管理などを心がけることで、いびきの改善に役立ちます。
ただし、いびきが重度や睡眠時無呼吸症状がある場合は、医師や専門家の診断と助言を受けましょう。

いびきの原因別に最適な対処方法は異なる

いびきの原因別に最適な対処方法は異なる
いびきの原因にはさまざまな要素があり、それぞれに最適な対処方法があります。扁桃肥大・アデノイド肥大・鼻づまり・口呼吸・ストレスなど、いびきの原因は個人によって異なります。
そのため、一つの対処方法が全ての場合に有効というわけではありません。扁桃肥大やアデノイド肥大の場合は、手術を検討する可能性があります。
鼻づまりが原因の場合は、アレルギー治療・鼻腔の保湿・鼻スプレーの使用が有効です。口呼吸によるいびきには、鼻呼吸を促すために鼻を開通させる方法があります。
また、ストレスによるいびきの場合は、ストレス管理・リラクゼーション法・運動などが役立つかもしれません。
いびきの原因を正確に把握し、適切な対処方法を見つけるためには、医師や専門家の診断やアドバイスを受けましょう。自己判断せず、専門家に相談することをおすすめします。

なかなか治らない場合は医療機関への相談も検討しよう

なかなか治らない場合は医療機関への相談も検討しよう
いびきが自己対策や生活改善で改善しない場合は、医療機関への相談を検討しましょう。いびきは睡眠の質や健康に影響を及ぼす可能性があり、放置するとより深刻な問題に発展する可能性があります。
医療機関では、耳鼻咽喉科や睡眠専門の医師による詳しい検査や診断が行われるでしょう。検査結果に基づいて、原因に応じた適切な治療法や対策が提案されます。
いびきの問題は個人によって異なるため、専門家の助言や指導を受けることでより効果的な対策が見つかる可能性もあるのです。
自己処置で改善しない場合や、いびきが日常生活に大きな影響を与えている場合は、迷わず医療機関への相談を検討しましょう。

編集部まとめ

医師
いびきを止める方法やその原因・影響についてはさまざまですが、自分に合った対策を試してみることが大切です。

しかし、繰り返しいびきが続く場合やいびきによる睡眠障害がある場合は、専門の医師の診断やアドバイスを受けましょう。

自己対策が効果を上げない場合やいびきが健康や生活に大きな影響を与えている場合は、早めに医師に相談してください。

いびきの原因を明確にし、適切な治療やアドバイスを受けることで、より良質な睡眠と健康な生活を実現できます。

この記事の監修医師