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頭痛の種類と予防・治療法|専門医が解説する見極め方と精密検査の重要性

 公開日:2026/03/26
頭痛の種類と予防・治療法|専門医が解説する見極め方と精密検査の重要性

日常的に頭痛を抱えていると「いつものことだから」と放置してしまいがちですが、頭痛にはさまざまな種類があり、なかには脳の重大な疾患が原因となっているケースもあります。頭痛の種類や特徴を正しく理解し、必要に応じて専門の医師に相談することが大切です。
本記事では、頭痛の種類と見極め方、精密検査や治療、予防の重要性について詳しく解説します。

斎藤 力三

監修医師
斎藤 力三(りきぞうクリニック)

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順天堂大学医学部卒業
順天堂大学医学部脳神経外科講座に入局
順天堂大学医学部附属順天堂医院 脳神経外科 研修医
順天堂大学医学部附属静岡病院 助手
済生会川口総合病院 医員
米国 Naval Medical Resarch Cneterに留学
都立広尾病院 医員
順天堂大学医学附属順天堂医院 脳神経外科 助手
越谷市立病院 脳神経外科 副科部長と救急科部長を兼務
越谷市立病院 脳神経外科 部長

頭痛の種類と特徴

頭痛の種類と特徴
頭痛は大きく分けて、脳や血管などに器質的な異常がない“一次性頭痛”と、別の疾患が原因となって起こる“二次性頭痛”に分類されます。まずは、代表的な頭痛の種類とその特徴について確認しておきましょう。

片頭痛|ズキズキと脈打つような痛み

片頭痛は、頭の片側または両側にズキズキと脈打つような痛みが現れる頭痛です。痛みは中等度から強いことが多く、身体を動かすことで悪化する場合があります。吐き気や嘔吐を伴うこともあり、光や音に敏感になる方も少なくありません。
原因としては、気圧や環境の変化、ストレス、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなどが挙げられます。また、頭痛が始まる前に視界がちらつくなどの前兆を自覚する方もいます。
症状は数時間〜72時間ほど続くことがあり、日常生活に大きく影響する場合もある頭痛です。

緊張型頭痛|締めつけられるような痛み

緊張型頭痛は、頭全体が締めつけられるような圧迫感や重だるさが続く頭痛です。片頭痛のような拍動性の痛みではなく、鈍く持続する痛みとして感じられることが多く、長時間のデスクワークや同じ姿勢での作業、首や肩の筋肉の緊張などが主な要因と考えられています。
痛みの程度は軽いこともありますが、慢性的に続くと日常生活の質に影響します。また、緊張型頭痛と片頭痛が併存するケースもあるため、自己判断だけで対処せず、症状が続く場合は医療機関に相談することが大切です。

群発頭痛など注意が必要な頭痛

群発頭痛は男性に多い傾向がある頭痛で、目の奥に強い痛みが集中して現れて発作が繰り返されるのが特徴です。発作は15分〜3時間程度続くことが多く、後頭神経痛では、後頭部から首にかけてピリッとした鋭い痛みが走ることがあります。
さらに注意したいのが、くも膜下出血や脳出血、脳腫瘍などが原因となる二次性頭痛です。こうした頭痛は命に関わる可能性もあるため、痛みの性質や出方が普段と違う場合には、早めに医療機関を受診することが重要です。

見逃してはいけない頭痛と受診の目安

見逃してはいけない頭痛と受診の目安
すべての頭痛が危険なわけではありませんが、なかには早期に医療機関を受診すべき頭痛があります。頭痛の特徴や症状をよく観察し、普段とは異なるサインを見逃さないことが重要です。

いつもと違う頭痛は注意が必要

これまで経験したことがないほどの激しい頭痛が突然起こった場合は、重大な疾患が隠れている可能性があるため注意が必要です。くも膜下出血では“ハンマーで殴られたような”と表現されるほどの強い痛みが急に現れることがあり、意識障害や吐き気、嘔吐を伴うこともあります。このような症状がみられた場合は、自己判断で様子を見るのではなく、速やかに医療機関を受診することが重要です。
また、もともと慢性的な頭痛がある方でも、痛みの強さや出方、持続時間などがこれまでと明らかに異なる場合には注意が必要です。
頭痛のパターンの変化は、新たな原因の存在を示している可能性があります。「いつもの頭痛だから」と決めつけず、違和感を覚えた時点で専門の医師に相談することが大切です。

頭痛以外の症状を伴う場合

頭痛とともに手足のしびれや麻痺、言葉が出にくい、視界の一部が見えなくなるといった症状が現れた場合は、脳の血管に関わる疾患が疑われます。脳梗塞では血流が遮断されることで神経細胞が障害を受け、後遺症として運動機能や言語機能に影響が残ることもあるので注意が必要です。
さらに、意識がもうろうとする、強いめまいを伴う、突然体の動かしにくさを感じるといった症状がある場合には緊急性が高い可能性があり、発熱や首のこわばりを伴う頭痛は髄膜炎など感染症が原因となっている可能性が考えられます。
頭痛だけでなく全身の変化にも目を向け、異常を感じた際は早めに医療機関へ相談しましょう。

慢性的な頭痛こそ医療機関へ

市販の鎮痛薬で一時的に痛みが和らぐ場合でも、頭痛が繰り返し起こる状態を放置することは望ましくありません。鎮痛薬を頻繁に使用すると、薬剤の影響によって頭痛が慢性化、悪化する“薬物乱用頭痛”を引き起こす可能性があります。
慢性的な頭痛は、原因を的確に見極めて治療や予防を行うことで、症状の改善が期待できます。頭痛が起こる時間帯や頻度、痛みの強さ、生活状況との関連などを記録して受診時に伝えることで、より適切な診断につなげられるでしょう。

頭痛の原因を調べる精密検査の重要性

頭痛の原因を調べる精密検査の重要性
頭痛の背景にどのような原因があるかを調べるためには、画像検査などの精密検査が有効です。脳の状態を客観的に確認することで、命に関わる疾患を早期に発見できるほか、頭痛の適切な治療方針を立てることにもつながります。

MRI・CTによる脳の状態の確認

MRI(磁気共鳴画像)検査は脳や頸部の血管の状態も詳しく確認でき、X線による被ばくがない点が特徴の検査で、脳梗塞や脳腫瘍などの診断に適しています。
一方、CT(コンピューター断層撮影)検査は、くも膜下出血や脳出血、頭部外傷など緊急性の高い疾患の評価に役立つ検査です。
このようにMRIとCTは得意分野が異なるため、症状や疑われる疾患に応じて適切に使い分けられます。近年はAI技術を活用した画像解析も進み、撮影時間の短縮や画像精度の向上が図られており、検査を受けやすい環境が整いつつあります。

重大な疾患の早期発見につながる

くも膜下出血や脳出血、脳腫瘍、脳梗塞などは、早期に発見して適切な対応を行うことで予後が大きく変わる疾患です。頭痛を慢性的なものと自己判断してしまうと、こうした重篤な病気の発見が遅れてしまう可能性があります。
精密検査によって脳に異常な病変がないかを確認することは、安全性を確かめるうえでも重要なステップです。これまでにない強い頭痛や急激に悪化する頭痛が現れた場合は、早めに検査を受けることが望ましいでしょう。

原因を明確にすることで適切な治療へ

画像検査によって脳に異常がないことが確認されると、緊張型頭痛や片頭痛、群発頭痛などの一次性頭痛として診断し、それぞれに適した治療を進めることができます。原因がはっきりしないまま対症療法を続けると、症状の改善につながりにくいことがあるので注意が必要です。
検査結果をもとに診断を確定することで、薬物療法や生活習慣の見直しなど治療方針が具体的になります。頭痛の原因を明らかにし、適切な対策へとつなげていくことが大切です。

専門の医師が行う頭痛の予防と治療

専門の医師が行う頭痛の予防と治療
頭痛の原因が明確になれば、専門の医師による治療と予防を継続することで症状のコントロールが期待できます。
ここからは、専門の医師のもとで継続的に管理することの重要性を解説します。

薬物療法による症状コントロール

頭痛の治療では、症状の種類や頻度に応じて薬物療法が検討されます。
片頭痛の場合、痛みが出た際に服用する急性期治療薬と、発作の回数を減らすことを目的とした予防薬が使い分けられるのが一般的です。近年は、片頭痛の発症に関わる物質の働きを抑える注射薬なども登場しており、月に一定回数以上発作が起こる方にとっては新たな選択肢となっています。
緊張型頭痛では、筋肉の緊張を和らげる薬や鎮痛薬が用いられることがあります。群発頭痛に対してはトリプタン系薬剤などが使用されるケースもありますが、いずれも自己判断での使用は避け、医師の診断に基づいた適切な服用が重要です。
症状の特徴に合わせた薬の選択が、頭痛のコントロールにつながります。

生活習慣の見直しによる予防

頭痛の予防には、日常生活の見直しも欠かせません。睡眠不足や不規則な生活、ストレスの蓄積は頭痛の誘因となりやすいため、十分な休養と適度な運動を取り入れることが大切です。また、長時間のスマートフォンやパソコン作業による姿勢の崩れや眼精疲労も、頭痛を引き起こす要因となることがあります。
さらに、高血圧や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病の管理は、脳卒中の予防という観点からも重要です。定期的な健康診断や血圧測定を習慣化し、自分の身体の状態を把握しておくことが、頭痛だけでなく全身の健康維持につながります。

専門の医師による継続的な管理の重要性

頭痛は一時的に改善しても、生活環境や体調の変化によって再発することがあります。そのため、専門の医師のもとで継続的に経過を確認しながら治療を進めていくことが重要です。頭痛の頻度や強さ、生活への影響などを共有することが、より適切な治療調整につながります。
脳神経外科や頭痛を専門とする医師は、脳や神経の疾患全般に関する知識と経験を有しています。頭痛の背景に重篤な疾患が潜んでいないかを見極めつつ、長期的な視点で症状の管理を行える点は安心材料だといえるでしょう。

頭痛でお悩みの方はりきぞうクリニックにご相談を

りきぞうクリニック
頭痛は日常的な症状ではありますが、その背景には脳の重大な疾患が潜んでいることもあるため、適切な検査と診断を受けることが大切です。
さいたま市桜区にあるりきぞうクリニックは、脳神経外科を専門とするクリニックとして、頭痛やめまい、物忘れの治療に取り組んでいるクリニックです。ここからは、りきぞうクリニックの特長を3つ紹介します。

MRI・CTによる精密検査で原因を的確に把握

りきぞうクリニック
りきぞうクリニックでは、AI機能を搭載した先進的なMRIとCTを完備されています。従来は20〜30分程度かかっていたMRI撮影が、AI技術の活用により7〜10分程度で完了するため、患者さんの身体的な負担を抑えながら精細な画像診断が可能だそうです。
低被ばくで高精細な画像を取得できるため、お子さんの検査にも対応できる環境が整っています。頭痛の原因を的確に把握するうえで、充実した検査体制が整っているのは心強いポイントではないでしょうか。

専門の医師による診断と一人ひとりに合わせた治療

りきぞうクリニックの院長は、脳神経外科を専門として長年にわたり研鑽を積まれてきた医師で、日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医および日本脳卒中学会 脳卒中専門医の資格をお持ちです。越谷市立病院では脳神経外科や救急科に携わり、その幅広い臨床経験を活かして診療されています。
頭痛の診療においては、まず脳のMRIやCT検査によってくも膜下出血や脳腫瘍などの危険な疾患がないかを確認したうえで、緊張型頭痛や片頭痛、群発頭痛などの診断へと進むそうです。検査を踏まえて診断し、患者さん一人ひとりの状態に合わせた投薬や予防対策の提案を心がけているといいます。
「患者さんとスタッフが、笑顔で来てよかったと思えるクリニック」を目指すという理念のもと、真摯な診療に努められているクリニックです。

継続的に相談できる安心感のある診療体制

脳卒中や認知症の予防にも積極的に取り組み、採血や血圧測定を含めた定期的な検診を通じて、生活習慣病の管理と予防もサポートされています。また、順天堂大学附属病院や近隣の病院との連携体制を整え、必要に応じて専門的な治療機関への紹介も行っているといいます。
JR 南与野駅から徒歩13分の場所にあり、浦和駅や中浦和駅からバスでのアクセスもしやすい立地です。薬局に隣接した駐車場66台分のスペースが確保されているので、車でも便利に通院できるでしょう。
つらい頭痛に悩んでいる場合は、早めに頭痛の専門性が高い医師へ相談することが改善への第一歩です。頭痛が続いている方、これまでとは異なる頭痛を感じている方、一度しっかりと脳の状態を確認したいという方は、専門の医師と充実した検査体制のもとで頭痛の原因究明と適切な対処に向けてサポートされている、りきぞうクリニックで相談してみてはいかがでしょうか?

りきぞうクリニックの基本情報

アクセス・住所・診療時間

JR 南与野駅より徒歩13分

埼玉県さいたま市桜区南元宿2丁目8-1

診療時間
8:30〜12:30 ⚫︎ ⚫︎ ⚫︎ ⚫︎
14:30〜18:00 ⚫︎ ⚫︎ ⚫︎ ⚫︎

★:8:30〜13:30
※受付終了時間:診療終了時間30分前まで

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