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目がかすむ・物が二重に見える症状について|原因・治療方法を解説

 更新日:2024/03/04
目がかすむ・物が二重に見える症状について|原因・治療方法を解説

新聞や本、スマートフォンなど何か字を読もうとしたり見たりしたときに、目がかすんで見づらかったり物が二重に見えるということはありませんか?

目がかすんだり物が二重に見えたりする症状を単眼複視や両眼複視と呼び、それぞれ症状が起きる要因も異なります。これらの症状は目に問題がある場合だけでなく、脳や身体に異常があり、重篤な病気が潜んでいる可能性もあります。

そこで本記事では、目がかすんだり、物が二重に見える症状についての原因と治療法についてご紹介します。

和田 優子

監修医師
和田 優子(ゆう眼科)

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平成元年滋賀医科大学卒業。京都大学眼科学教室入局。兵庫・京都・福岡・大阪の基幹病院で研鑽を積み、平成26年5月、枚方市にゆう眼科を開院。
日本眼科学会認定眼科専門医。日本眼科手術学会会員。日本涙道・涙液学会会員。日本緑内障学会会員。ドライアイ研究会会員。

目がかすむ・物が二重に見える症状

目がかすむ・物が二重に見える症状
目がかすんだり物が二重に見えたりする症状には、次のようなものがあります。

  • 単眼複視
  • 両眼複視

複視とは物が二重にだぶって見える症状のことです。複視は片眼で見たときに起きているのか、両眼で見たときなのかを確認することが必要です。それぞれの症状について解説します。

単眼複視

単眼複視とは、片目で見たときに物が二重に見える症状のことです。原因としては以下のようなことが挙げられます。

  • 近視・遠視・乱視などの屈折異常による場合
  • 水晶体に異常がある場合

近視は遠くのものがはっきり見えないという状態で、遠視は遠くも近くもピントが合わずぼやけて見える状態です。
乱視は、角膜の瘢痕や歪みによってピントがきれいに合いにくくなり二重に見えます。
このように、近視や遠視、乱視によって単眼複視が生じます。

また、水晶体が原因となるものは、主に白内障です。加齢によってレンズの役割をする水晶体が濁るために二重に見えたり、霞んだり眩しくなったりします。

両眼複視

両眼複視は、片目ずつ見るときは問題がないのに両目で見た時だけ二重に見える状態のことを指します。
多いものでは、左右両眼の視線がまっすぐに揃わない斜視が挙げられます。そのほかに、外傷性や脳梗塞、脳動脈瘤などの脳血管障害、脳腫瘍などの重篤な病気が潜んでいる可能性もあるので、片目ずつ物を見ても異常がないけれど、両眼で見るとぼやけたり物が二重に見えたりする場合は、眼科だけでなく脳神経外科や神経内科の受診も検討した方がよいでしょう。

単眼複視の原因は?

単眼複視の原因は?
単眼複視の原因として、以下の病気が疑われる場合があります。

白内障

目は、カメラでいうレンズの役割を果たしますが、レンズに相当する器官は水晶体です。水晶体は、周りの映像を網膜に焦点が合うようにピント合わせを行っています。水晶体の透明性がなくなってしまい、水晶体が濁った状態になってしまう病気が白内障です。
白内障の主な原因は加齢で、先天性によるものやアトピー、糖尿病や外傷によるもの、ステロイドなどの薬剤使用によるものもあります。治療の方法としては、手術により濁ってしまった水晶体を取り除き、人工レンズ(眼内レンズ)を挿入する方法が一般的です。

屈折異常

目の構造は、カメラによく似ています。角膜と水晶体がレンズの役割を果たし、網膜がフィルムの役割です。目に入った光は角膜と水晶体で屈折し、網膜に像を結ぶことではっきりと見えるようになっています。しかし、角膜と水晶体で屈折した光の焦点がうまく網膜上に合わないと、見ている物がピンボケになってしまいます。この状態を屈折異常といい、以下の原因が考えられます。

  • 近視:眼に入った光が網膜の前で像を結ぶ状態であり、角膜や水晶体の屈折力が強い、もしくは眼球が長いために起こる
  • 遠視:眼に入った光が網膜の後ろで像を結ぶ状態であり、角膜や水晶体の屈折力が弱い、もしくは眼球が短いために起こる
  • 乱視:眼に入った光が角膜のゆがみのために網膜のどこにも像を結ばない状態であり、眼鏡で矯正できる正乱視と眼鏡で矯正できない不正乱視がある

このように、見ているものの像が網膜にうまく映らないために、物が見えづらくなってしまうのです。
屈折異常は、必要に応じて眼鏡やコンタクトレンズで矯正します。特に小児の場合、視力の発達に影響を及ぼしますので、眼科にて適切な治療(眼鏡装用やアイパッチ治療など)を行う必要があります。

眼精疲労

眼精疲労は、スマートフォン・パソコンを日常的に利用するようになった現代では避けて通れない症状の1つです。眼精疲労とは目に関連して生じる疲労のことで、その原因で多いのは屈折異常・老視が挙げられます。
例えば、合わない眼鏡をかけていたり細かい文字が見えづらいのを我慢して目を使い続けたりすると、目に負担をかけてしまうため目が疲れてしまうのです。視力が良い方にも意外と多いパターンで、どのような方にも起こりうる状態といえます。
その他に、眼精疲労の原因としてドライアイがあります。元々涙の分泌が少なかったり、さらにスマートフォン・パソコンを長時間見ている間、瞬きの回数が減っていて乾燥感を感じます。エアコンの効いた部屋で過ごしている場合もドライアイになりやすいでしょう。
眼精疲労を改善させるためには目を休ませるのはもちろんですが、適切な眼鏡の使用、点眼薬やホットパック、十分な睡眠も大切です。

両眼複視の原因は?

両眼複視の原因は?
両眼複視の場合は、目の病気だけでなく脳や全身的な病気が原因である可能性があります。

斜視

斜視とは、右目と左目の視線が違う方向を向いている状態をいい、常に片方の目がずれている「恒常性斜視」・ときどきずれる「間欠性斜視」があります。
斜視では「両眼視機能」と呼ばれる両眼で1つの物を認識する機能が損なわれるために、物が二重に見えたり、また立体感や奥行きを認識する能力が障害されます。

脳血管障害、脳腫瘍など

脳血管障害の中には発症時は複視だけであっても、実際には生命予後に係る重篤な病気があります。緊急性のあるものでは、脳動脈瘤や脳幹部梗塞があります。特に突然複視を生じた場合は、すぐに精査が必要です。これらの基礎疾患として、高血圧などがあります。その他には、脳腫瘍が複視の原因になることがあります。

重症筋無力症

重症筋無力症とは、自己免疫疾患で筋肉の力が弱くなる病気です。特に同じ筋肉を何回も動かしていると、力が出なくなってくるという特徴があります。
これは、小児から高齢者まで幅広く発症します。複視のほかに瞼が開けにくくなる眼症状を発症することが多いですが、全身型もあります。

甲状腺疾患、眼窩内疾患

甲状腺の病気(バセドウ病)などの眼窩内の炎症性の病気あるいは腫瘍など、眼球の動きを直接障害する病気が複視の原因としてあります。副鼻腔炎が原因になることもあります。

このように、目がかすんだり物が二重に見えたりする状が出た場合は、まずは眼科を受診し原因を調べましょう。さらに、脳外科での精査が必要なこともあります。

目がかすむ・物が二重に見える症状の治療方法

目がかすむ・物が二重に見える症状の治療方法
原因疾患が見つかれば、それに対する治療を行います。
また、斜視で複視の症状が強い場合はプリズム眼鏡を装用したり、手術を検討することもあります。
白内障の場合は濁った水晶体を取り除き、人工レンズ(眼内レンズ)を挿入する手術を行います。手術で使うレンズには、「単焦点眼内レンズ」「多焦点眼内レンズ」があり、見え方が異なります。また、「乱視用眼内レンズ」もあります。
単焦点眼内レンズは、一点の距離にピントを合わせるレンズです。目的に合わせてピントの調整ができ保険適用のため費用を安く抑えられます。ただし、近くのものか遠くのものかどちらかしかはっきり見ることができないため、はっきり見えない距離には眼鏡を使用する必要があるでしょう。
多焦点眼内レンズは、遠距離から近距離までピントを合わせられるレンズです。レンズにはいくつかの種類があり、ライフスタイルに合わせたものが選択でき、屈折矯正も行うことができます。デメリットとしては、暗い場所では光がにじんだり光の輪が見えたりする場合があることや、選択療養といってレンズ代金の差額を負担するために手術料金が高額になります。差額の費用は片眼で200,000〜300,000円(税込)程です。
白内障の手術時間は10~20分程度と短いですが、手術後は定期検査が必要です。

目がかすむ・物が二重に見える症状でお悩みならゆう眼科にご相談を

ゆう眼科
目がかすむ・物が二重に見えるなどでお困りの方は、ゆう眼科を受診してみてはいかがでしょうか。

ゆう眼科は地域密着型の眼科で、明るく開放的かつ居心地の良い院内づくりを行っています。院内はバリアフリーになっているため、車椅子での来院も可能です。

ゆう眼科の院長はさまざまな学会に所属され、複数の病院で経験を積まれてきました。それでは、ゆう眼科の特徴を紹介します。

経験豊富な日本眼科学会眼科専門医である女性院長による治療

ゆう眼科手術室
ゆう眼科の院長は日本眼科学会 眼科専門医で、複数の総合病院の眼科責任者を務め、長年多くの白内障手術を行っている医師です。

開業以来、日帰りの白内障手術(※)に力を入れており、院長自ら執刀を行っています。また、件数の増加を目標とするのではなく、安全性を重視した合併症の少ない手術を心がけており、患者さんにできる限りの満足を感じてもらうことを大きな目標としているといいます。

無理に手術を勧めるということはないので、患者さん本人が納得して治療を選択することができるでしょう。

(※)術前の検査、術後の経過観察のための通院が必要です。

患者さんの希望に沿って適切なレンズを選択

ゆう眼科では、患者さんのライフスタイルに合わせて適切なレンズを選択できるよう、さまざまなレンズを取り扱っています。

例えば、手芸や読書をすることが多い方向けのレンズや細かい字を見たい方向けのレンズ、なるべく眼鏡をかけずに生活したい方向けのレンズ、本など手元の字が見たい方向けのレンズなどがあります。

患者さんの要望を聞いたり目の状態を確認したりしながら、しっかりとカウンセリングをするといいます。「手術後は、このような生活がしたい」という、これからの生活に対する希望を叶えてくれるでしょう。

安全性を重視した合併症の少ない手術

日帰り手術のメリットは、治療期間が1日で入院準備の手間や費用の負担がかからず、手術後は自宅でリラックスして休めることです。また、入院治療に比べて感染症のリスクが少なくなることも挙げられます。

ゆう眼科では、手術時間の短縮や件数の増加を求めるのではなく、安全性を重視した合併症の少ない手術を心がけているといいます。

また、異常を感じた場合はすぐに医師に相談できる体制をとっているため、安心して任せることができるでしょう。

自分の希望を叶えてくれる眼の手術を検討する方は、ゆう眼科へ相談してみてはいかがでしょうか。

ゆう眼科の基本情報

アクセス・住所・診療時間・治療回数・期間

JR学研都市線 津田駅 徒歩5分
 バス:津田西町 下車 徒歩すぐ

大阪府枚方市津田西町2-33-3 オカモトビル1階

診療時間
9:00~12:00
15:30〜18:00

休診日:木曜、土曜午後、日曜、祝日
▲:手術
水曜日午前診は、前日に手術を受けた患者さんが優先

【費用(税込)】多焦点眼内レンズ:110,000〜270,000円
【治療回数・期間】日帰りのため一日
※術前の検査、術後の経過観察が必要です。

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