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もう失敗しない!ED治療の種類と効果、選び方のポイント|5分でわかる基礎知識

 公開日:2025/06/18
もう失敗しない!ED治療の種類と効果、選び方のポイント|5分でわかる基礎知識
夜が近づくたびに「またうまくいかなかったらどうしよう」と不安な気持ちを抱えていませんか? ED(勃起不全)は特別な悩みではなく、年齢を重ねるにつれて誰にでも起こり得る身近な症状です。放っておけば自信を失い、パートナーとの関係にまで影響を及ぼす可能性があります。 しかし、EDは正しく向き合えば改善が期待できる症状です。今や治療法も多様化しており、内服薬から注射、衝撃波治療、外科的手術など選択肢が広がっています。 本記事では、ED治療の基本から効果、選び方のポイントまでをわかりやすく解説します。自分に合った治療を見つけるヒントになれば幸いです。
原 幹嗣

監修医師
原 幹嗣(エイチクリニック 新宿)

ED(勃起不全、勃起障害)とは

ED(勃起不全、勃起障害)とは ED(勃起不全、勃起障害)とは性行為の際に十分な勃起を得られない、または維持できない状態が持続的に続くことです。 EDは、加齢だけでなく身体のさまざまな健康状態や生活習慣が関係していることがあるため、早期に原因を特定し適切な検査や診断を受けることで改善が見込めます。 ここでは、EDの主な原因と検査、診断方法などを解説します。

EDの主な原因

EDの主な原因は、以下の3つにタイプに分類されます。

  • 器質性
  • 心因性
  • 混合性
器質性EDは、血管や神経などの身体的異常が原因です。特に糖尿病や高血圧、動脈硬化、前立腺の病気などが影響し、血流が悪くなることで勃起が困難になります。また、過去の手術や外傷による神経の損傷も関係します。 心因性EDは精神的ストレスや不安、過去の性体験に対するトラウマなど、心理的な原因が主となるケースです。年齢に関係なく、若年層にも多く見られます。 さらに、器質性と心因性が複合した混合性EDもあります。現代では、生活習慣病の増加や精神的ストレスの影響により、混合型が多いといわれています。 原因を明確にすることで、より適切な治療方法の選択が可能になるでしょう。

EDの検査・診断

EDの診断ではまず、問診を通じて症状や生活習慣、既往歴などを確認します。 問診では、簡便かつ再現性が高い「IIEF-5(International Index of Erectile Function-5)」という自己記入式問診票を使用することがあります。これは過去6カ月間の勃起機能や満足度などを5項目にわたって点数化するもので、合計スコアが低いほどEDの可能性が高くなります。このスコアにより、軽度・中等度・重度といったEDの程度を把握でき、治療方針の決定に役立ちます。医師によっては、血液検査やホルモン値、心血管系の検査などを行うこともあるでしょう。 また、器質性か心因性かを見極めるために、夜間勃起の有無を調べる「NPT(夜間勃起測定)」という検査を行うこともあります。これにより身体的な異常があるかどうかが判断され、より的確な治療が可能となります。

ED治療の種類

ED治療の種類 ED治療は原因や症状の程度に応じてさまざまな選択肢があります。内服薬をはじめ、注射、衝撃波、補助器具、手術など多岐にわたるため、自分に合った方法を見つけることが重要です。

内服薬

内服薬によるED治療は、処方薬とOTC医薬品(市販薬)に分けられます。 処方薬の中心となるのはPDE(ホスホジエステラーゼ)5阻害薬で、医師の診察と処方が必要です。PDE5阻害薬は、血流を改善し勃起をサポートします。いくつか種類があり、それぞれ効果の持続時間や作用開始までの時間が異なるため、ライフスタイルに合わせて選ぶことができます。速効性を求める場合はPDE5阻害薬、根本的なホルモン不足が疑われる場合はホルモン補充療法の併用を検討するとよいでしょう。 アルギニン含有サプリメントは一酸化窒素の産生を促進し血管拡張作用が期待できますが、直接的な勃起促進効果はPDE5阻害薬より弱いとされています。漢方薬は、腎虚(じんきょ)と呼ばれる状態の改善を通じてED症状の緩和に役立つ場合がありますが、効果の発現には数週間から数ヶ月の継続服用が必要です。

注射治療

内服薬が不十分な場合や即効性を求める中等症、重症例には血管を広げ血流を促進したり血管平滑筋を弛緩する陰茎海綿体注射療法があります。注射後5〜10分程度で勃起を得られる即効性がありますが、注射時の痛みや4時間以上持続する持続勃起症といった副作用のリスクがあるため、医師の指導のもとで用量と頻度を守りながら使用する必要があります。

低出力衝撃波治療

低出力衝撃波治療は、陰茎に微弱な衝撃波を当てて血流改善を促す治療法です。新しい血管の形成(血管新生)を促す効果があるとされ、根本的な治療を目指せます。薬を使用しないため副作用が少なく、糖尿病などの基礎疾患がある方や内服薬が使えない方にも適しています。 治療方法は、陰茎に週1回×4回程度の低出力衝撃波を照射します。痛みはほとんどなく安全性が高い一方、保険適用外のため、コース総額は150,000〜400,000円(税込)程かかります。効果実感には数週間を要する場合があり、継続的な通院が大切です。

補助器具

薬以外の方法として、陰圧ポンプで血液を陰茎に誘導してゴム製リングで勃起を保持し、擬似的勃起状態を起こす方法があります。副作用がほとんどなく、薬物を使いたくない方や補助的な手段として有効です。ただし、長時間装着は組織障害を招く恐れがあるため医師の指導に従いましょう。

外科的治療

外科的治療は、他の治療法が効果を示さなかった重度のED患者さんに対して選択される最終的な治療手段です。陰茎内にシリコン製の海綿体プロステーシスを挿入する外科的手術を行います。勃起の維持が可能ですが、手術侵襲が大きく術後の感染や機械的トラブル管理が欠かせません。

ED治療薬の主な種類と効果・副作用

ED治療薬の主な種類と効果・副作用 ED治療薬の中心となるPDE5阻害薬は血管拡張効果を高める作用があり、性的刺激があった際に陰茎海綿体への血流が増加して自然な勃起が誘発されるメカニズムを持ちます。 PDE5阻害薬を使用する際は、硝酸薬(ニトログリセリンや硝酸イソソルビドなど)との併用は重篤な低血圧を招くため注意が必要です。ほかにも併用してはいけない薬があるため、服用の前には医師または薬剤師に確認しましょう。また重度の肝機能障害や最近発症した脳梗塞、心筋梗塞の既往がある方も使用には注意が必要です。低血圧や不整脈のある方は、アルコールとの併用でも血圧低下リスクが増加します。 PDE5阻害薬は種類によって特徴が異なるため、自身の生活スタイルに合わせて選択しましょう。

シルデナフィルクエン酸塩を主成分とする薬

シルデナフィルは、以下のような特性があります。

  • 効果発現時間:30~60分
  • 持続時間:4~6時間
  • 食事影響:高脂肪食摂取で効果減弱
  • 特徴:即効性、短時間作用型
  • 副作用:顔のほてりや頭痛、鼻づまりなど
  • 費用相場:1錠あたり約1,000円(税込)
即効性があり、空腹時に服用すると効果的です。

バルデナフィル(レビトラのジェネリック)

バルデナフィルは、以下のような特性があります。

  • 効果発現時間:15~30分
  • 持続時間:4~8時間
  • 食事影響:シルデナフィルより影響が少ない
  • 特徴:少量で効果発現、副作用は他剤より軽度
  • 副作用:頭痛や鼻づまり、消化不良など
  • 費用相場:1錠あたり約1,000〜1,500円(税込)
勃起力の強さを求める方に向いており、近年はジェネリック医薬品も登場しているため費用負担を軽減できます。

シアリス

長時間作用型ED治療薬のシアリス(タダラフィル)の特性は、以下のとおりです。

  • 効果発現時間:1~2時間
  • 持続時間:24〜36時間
  • 食事影響:ほとんどなし
  • 特徴:長時間作用型、低用量は毎日服用も可能
  • 副作用:比較的少なく、軽度の頭痛や消化不良など
  • 費用相場:1錠あたり約1,500〜2,000円(税込)
シアリスは「週末ピル」とも呼ばれ、1回の服用で長時間効果が持続します。

ED治療はどこで受けられる?

ED治療はどこで受けられる? ED治療は、主に泌尿器科や性機能外来、男性専門クリニック、または一部の内科・皮膚科などで受けることができます。 泌尿器科では、基礎疾患の管理から心血管リスク評価まで総合的にサポートが受けられます。ただし、ED治療基本的に自由診療で全額自己負担となります。なお、男性不妊治療として行われる場合のみ保険適用となる場合があります。 最近ではED専門のクリニックやメンズクリニックも増えており、完全個室で周囲の視線を気にせず相談できたり、夜間診療やオンライン初診などを導入しているクリニックもありますが、こちらも全額自己負担となります。 クリニックを選ぶ際は、治療経験が豊富か、プライバシーへの配慮があるか、通院のしやすさなど、自身に合った治療環境を考慮し、安心して相談できるクリニックを見つけましょう。

ED治療はエイチクリニック 新宿にご相談を

ED治療はエイチクリニック 新宿 ED治療を検討している方は、エイチクリニック 新宿に相談してみてはいかがでしょうか。ED治療に関する豊富な知識と経験を持つ医師がプライバシーに配慮した診療を提供しています。 ここからは、エイチクリニック 新宿の特徴を紹介します。

夜遅くまで診療しているため仕事帰りにも通院しやすいクリニック

エイチクリニック 新宿は、JR新宿駅から徒歩6分の歌舞伎町に位置する内科・泌尿器科クリニックで、火曜〜日曜は23時30分まで診療を行っています。 遅い時間帯にも受診できるため仕事帰りでも通院しやすく、忙しいビジネスパーソンも利用しやすいでしょう。 完全予約制で患者さん一人ひとりにじっくり向き合う診療スタイルが特徴的で、電話予約やWeb予約、LINE予約などで簡単に予約が可能です。

さまざまなED治療の選択肢から患者さんに合わせた治療法を提案

エイチクリニック 新宿のED治療は、患者さんの症状や生活スタイル、希望に合わせた複数の治療オプションを提案しています。 ED治療薬の処方はもちろん、症状の原因を特定するための詳細な問診と検査を実施し、適切な治療法を選択しているそうです。 内服薬では効果が不十分な場合の代替療法も相談可能で、エビデンスに基づいた治療方針を提供しているといいます。 診療は自費診療となりますが、明確な料金設定なので納得して治療を継続できるのではないでしょうか。

プライバシーに配慮された空間で患者さんのお悩みに寄り添う

ED治療はエイチクリニック 新宿 エイチクリニック 新宿では、待合室も含め完全個室で診療を行い、患者さんのプライバシーを保護しています。 院内は高級感のある落ち着いた内装で清潔感があり、ほかの患者さんとお顔を合わせることなく診療を受けられる環境が整っています。 EDのようなデリケートな悩みに対して医師とスタッフ全員が配慮ある対応を心がけており、初めての方でも相談しやすい雰囲気です。 問診から診察、会計まで一貫してプライバシーに配慮した動線設計となっているため、不安なく治療に専念できるでしょう。

エイチクリニック 新宿の基本情報

アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数

JR山手線 新宿駅 徒歩6分

東京都新宿区歌舞伎町1丁目5-4 第22東ビル2階

診療時間
16:00~23:30
18:30~23:30
▲:14:30〜21:00

【費用(税込)】  バイアグラ(※1) 50㎎ 2,200円/1錠  バルディナフィル 2,200円/1錠  シアリス 10㎎ 2,200円/1錠  シアリス 20㎎ 2,750円/1錠  (※1)未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。 【治療期間】1~6ヶ月程度 【治療回数】月1回程度

この記事の監修医師