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二重整形がおすすめな人とは?手術の種類やクリニックの選び方まで解説します

 公開日:2024/01/24
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目元の印象は顔全体の印象を大きく左右する要素の一つです。もともと二重まぶたの人は目元に不満を持つことは少ないかもしれませんが、一重まぶたで何らかのコンプレックスを感じている人にとって、二重整形手術は気になる選択肢なのではないでしょうか。

この記事では二重整形手術の基礎から、二重整形が特におすすめな人、そうでない人、手術方法の分類や手術を受ける際に考慮すべきポイントまで総合的に解説します。美容に興味がある方、二重整形を考えている方はぜひ参考にしてください。

松澤 宗範

監修医師
松澤 宗範(青山メディカルクリニック)

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2014年3月 近畿大学医学部医学科卒業
2014年4月 慶應義塾大学病院初期臨床研修医
2016年4月 慶應義塾大学病院形成外科入局
2016年10月 佐野厚生総合病院形成外科
2017年4月 横浜市立市民病院形成外科
2018年4月 埼玉医科総合医療センター形成外科・美容外科
2018年10月 慶應義塾大学病院形成外科助教休職
2019年2月 銀座美容外科クリニック 分院長
2020年5月 青山メディカルクリニック 開業
所属学会:日本形成外科学会・日本抗加齢医学会・日本アンチエイジング外科学会・日本医学脱毛学会

二重整形手術についての基礎知識

二重整形手術についての基礎知識

二重整形手術は、整形手術の中では比較的一般的で、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、具体的に何を指すのか、どのような選択肢があるのかをしっかりと理解している人は意外と少ないかもしれません。まずは二重整形手術の基礎的な部分をしっかりと掴むために、一重と二重の違いから解説していきます。

一重と二重の違い

目の形状には大きく分けて「一重」と「二重」という2つのタイプが存在します。一重はまぶたに折れ目がなく、皮膚が平らな状態になっています。一方で、二重はまぶたに一本以上の折れ目がある状態を指します。一重と二重の違いは一見明確ですが、実はさまざまなバリエーションが存在します。

一重まぶたはアジア人に多く見られる特徴で、特に日本人の約半数は一重まぶたであるとされています。目元が小さく見える傾向があって、メイクによってはその特徴を強調することもあります。

二重まぶたは折れ目があるため、目が大きく見えやすいとされています。特に西洋人に多く、アジア人でも比較的多いようです。二重まぶたはメイクの際にアイシャドウやアイライナーが映えやすいため、多くの人が憧れる目元とも言えるでしょう。

一重と二重それぞれに美しさの形があるので、どちらが良いというわけではありません。それでも、一重でコンプレックスを感じている人にとって二重整形手術は魅力的な選択肢となるでしょう。

二重整形とは

二重整形手術とは、一重まぶたや不明瞭な二重まぶたをはっきりとした二重まぶたに変更するための手術です。この手術は主に美容目的で行われ、目の形状や大きさを変えることで、全体的な顔の印象をも変えることが可能です。近年は医療機関や技術の進化によって手術方法も多様化しています。

二重整形手術には大きく分けて「全切開法」と「埋没法という2つの主な手法があり、それぞれに向き不向きやメリットやデメリットがあります。詳しくは後半の章で解説します。

手術の選択肢や方法は個々の希望や状態によって変わりますが、基本的には専門の医師としっかりとしたカウンセリングを行って、適切な手術方法を選ぶことが重要です。手術は一度きりではなく、状態によっては再手術が必要な場合もあるようです。

二重整形がおすすめな人とは

二重整形がおすすめな人とは

では、二重整形手術はどのような人に向いているのでしょうか。特に効果を感じやすいのは以下の条件に当てはまる人でしょう。

美容効果を重視する人

二重整形手術は、見た目をきれいにしたい人にはピッタリです。具体的には以下のような希望を叶えたい人におすすめです。

・目の大きさを変えたい
一重まぶたは、目が小さく見える傾向があります。このため、目の大きさにコンプレックスを感じている人は、二重整形によってその問題を解消できるでしょう。手術後、まぶたに折れ目ができることで目が大きく、明るく見える効果があります。

・メイクの幅を広げたい
一重まぶたの場合、メイクの選択肢が狭まることもあるでしょう。特に、アイシャドウやアイライナーの効果が出にくいと感じることも多いかもしれません。二重整形手術後は、まぶたに折れ目ができることで、メイクの種類が増え、豊かな表現ができるようになります。

目の形にコンプレックスを感じる人

また、二重整形手術は目の形に自信が持てないと感じている人にとっても有力な選択肢になります。特に以下のような悩みを持つ方は一考の余地ありなのではないでしょうjか。

・細い目を変えたい
日本人を含むアジア人の特徴として、目が細くて一重まぶたであることが多いと言われています。これによって目が小さく見えることもあり、人によってはコンプレックスを感じる場合もあるかもしれません。二重整形手術では、まぶたに折れ目を作ることで目を大きく見せ、目が細いという印象を緩和できる可能性が高いでしょう。

・アンバランスなまぶたを整えたい
一方の目は二重なのにもう一方の目は一重、というようにまぶたがアンバランスな場合も悩みの一つです。二重整形手術で、両方のまぶたを同じ形状にすることができます。

・年齢とともに垂れたまぶたをリフレッシュしたい
年齢が上がると、まぶたが垂れてくることがあります。その結果、顔全体が疲れた印象を与えてしまうこともあります。このような場合は二重整形手術によって、まぶたが引き締まったような印象に変えられるかもしれません。

目の形にコンプレックスを持っているなら、二重整形手術は効果的な解決策となる可能性があります。

二重の状態を持続させたい人

二重整形手術は、一重まぶたでありながらも「ずっと二重の状態を維持したい」と望む人に特におすすめです。一重まぶたの人の中には、メイクやテープで一時的に二重にするだけで満足する方もいるでしょう。しかし、一時的に二重に見えるような方法を繰り返すのではなく、長期的に二重の状態を保ちたいと考える人には二重整形手術は適切な選択となるでしょう。

手術によって形成される二重の折れ目は、メイクが落ちたりテープが外れたりする心配がありません。そのため、一度手術を受けることで毎日必要なメイクやケアが大幅に減少し、二重の状態を長い期間に渡って楽しむことが可能になります。

二重整形をおすすめしない人とは

二重整形をおすすめしない人とは
二重整形手術は多くの人にとって有用な選択肢となりますが、もちろんすべての人に適しているわけではありません。特に、以下の方々は二重整形ではなく別の方法を模索することをおすすめします。

健康状態に問題がある人

二重整形手術は、健康状態に問題がある人にはおすすめできません。手術自体は一般的に安全とされていますが、健康状態が不安定な場合はリスクが高まる可能性があります。例えば、糖尿病や高血圧、心臓病などの持病がある人、または手術後に問題が起きやすい体質の人は、医師と十分に相談した上で手術を検討することが重要です。

また、疾患ではありませんが妊娠中の方二重整形はおすすめしません。妊娠中は精神的・身体的ストレスや何らか刺激で流産のリスクを上がらないように、リスクが上がるようなことは極力避けるように指示します。

短期間だけ二重にしたい人

二重整形手術は一度実施すると二重の状態が長く続くため、短い期間だけ二重にしたいと考えている人には最適な選択とは言えません。一時的な二重で満足できる方や、特定のイベントなどでのみ二重にしたいという方は、メイクや専用のテープで十分な場合が多いでしょう。メイクやテープで二重にしたことがないと言う方も、いきなり二重整形手術をするのではなくメイクやテープを試してみることで二重まぶたが自分に合うかどうか確認することが有用です。

希望があいまいな人

二重整形手術前にはしっかりとしたカウンセリングが不可欠です。特に、「どのような目元になりたいのか」について明確なビジョンがないと、手術の結果が思い描いていたものと大きく異なる可能性があります。

カウンセリングの段階で自分の希望があいまいな場合、医師やスタッフの提案に疑問を持たずに進んでしまい、最終的に「思った顔と違う顔になってしまった」と感じる危険性が高まります。不満足な結果を避けるためにも、手術を受ける前に自分が何を望んでいるのかしっかりと考え、具体的な希望を明確にしておくことが重要です。

また、希望があいまいな状態で手術に進むと、後悔するだけでなく修正手術が必要になる可能性もあります。その場合は費用とリスク、時間が余計にかかってしまいます。最初からしっかりとしたプランを持って手術を検討することが重要です。

見た目を重視する人におすすめな二重整形

見た目を重視する人におすすめな二重整形
二重整形手術には多くの方法がありますが、特に見た目を重視する人におすすめしたいのは全切開法と呼ばれる手法です。

全切開法の基本的な手法

全切開法は、まぶたの皮膚を切開し、脂肪や筋肉を整えることで二重の折れ目を形成する手術方法です。この手法は特に持続性が高く、自然な見た目に仕上がることが多いと言われています。

手術ではまず、まぶたに局所麻酔を施します。その後、あらかじめ設計した位置に沿って皮膚を切開します。必要に応じて脂肪を除去し、筋肉や組織を整えた後に縫合します。縫合部が折れ目となることによって二重の状態を形成します。

全切開法のメリットとデメリット

全切開法には、それぞれメリットとデメリットがあります。これらをしっかりと把握することで、より明確な選択が可能になります。

・メリット

全切開法の特徴は手術後の持続性が高いことです。一度手術を受ければ毎日のケアが大幅に減少し、美しい二重の状態を長く保つことが可能です。また、折れ目の位置や幅が自然に近いため、違和感が少なく自然な仕上がりの二重まぶたが手に入ります。そして、皮膚、脂肪、筋肉などを調整する手術であるため、一度の手術で確実に二重になることが期待できます。

・デメリット

全切開法は皮膚を切開する手法であるため、術後には傷跡が残る可能性があります。手術後に炎症や腫れが起こる可能性もあります。また、二重の幅の修正が難しく、他の手法と比較して費用が高い場合が多いようです。

全切開法を選ぶべき人とは

全切開法は以下のような方に特におすすめです。

・自然な仕上がりを希望する人

先述の通り、全切開法は折れ目の位置や幅を自然に調整するため、自然な仕上がりが期待できます。

・確実に二重にしたい人

皮膚、脂肪、筋肉などを調整するため、一度の手術でしっかりとした二重になることが期待できます。

・二重の状態を長く持続したい人

他の方法よりも持続性が高く、一度の手術で長期間にわたって二重の状態を維持できます。

・予算に余裕がある人

他の手法と比べて費用が高くなる場合がありますが、その分メリットの多い手法です。

全切開法を選ぶ際は、これらの特徴と自身の状況をよく比較検討し、専門の医師としっかりと相談することが必要です。

手軽に試したい人におすすめな二重整形

手軽に試したい人におすすめな二重整形

「手軽に二重のまぶたを試したい、でも手術はちょっと……」と考えている人には埋没法という手術方法があります。この方法は手軽でリスクも低いため、初めての二重整形に挑戦する人によく選ばれます。

埋没法の基本的な手法

埋没法皮膚を切らずに特殊な糸でまぶたの形を整える手術方法です。

まず局所麻酔を使用して痛みを軽減します。その後、特別に設計された糸をまぶたの内側に通して、二重の折り目を作ります。この糸は体に優しい素材で作られているため、拒絶反応のリスクが少ないのが特徴です。

埋没法のメリットとデメリット

埋没法にもメリットとデメリットが存在します。

・メリット

埋没法は手軽で短時間で行えるのが大きな魅力です。

手術時間は約20~30分程度と短く、全身麻酔は不要です。また、皮膚を切らないため傷跡が残りにくく、ダウンタイムも少ないと言われています。日常生活にすぐ戻ることが可能なため、多忙な人や手軽に試してみたい人におすすめです。手術後のケアが比較的少ないため、忙しい人や手間をかけたくない人にも適しています。

・デメリット
一方で、埋没法は永久的な効果を期待するには限界があります。

特に、年齢とともに皮膚がたるむと、二重の折り目が弱くなる可能性があります。また、糸が外れるリスクもあり、長期的な維持には再手術が必要な場合があります。この手術は医療行為であるため、十分なリスク認識とともに信頼できる医療機関での相談が不可欠です。

埋没法を選ぶべき人とは

埋没法がおすすめなのは以下のような方々です。

・手軽に試してみたい人

埋没法は手術時間が短く、全身麻酔も不要です。手軽に受けられるため、特に初めて二重整形を考える方にとって安心しやすい方法でしょう。

・短期間で効果を感じたい人

即効性がある手法のため、手術後すぐに二重の状態を楽しむことができます。

・特別な日の前に整えたい人

イベントや特別な日が近い場合、短期間で二重になりたいという方には埋没法が適しているでしょう。

・費用を抑えたい人

全切開法と比べて埋没法は費用が比較的低いので、予算に余裕がない方にも適しています。

・手術結果を後から見直したい人

埋没法の効果は一時的で、数年後には元の状態に戻る可能性があります。そのため、結果に不満があれば元に戻せる安心感があります。

このように、同じ二重整形手術でも全切開法と埋没法はそれぞれ向き不向きがあります。自分の希望を明確にした上で、どちらの手法を選択するか検討することがおすすめです。

二重整形後におすすめのケアやメイク

二重整形後におすすめのケアやメイク
二重整形手術を受けた後は、その美しい効果を長持ちさせ、さらに目元を引き立てるためのケアとメイクが重要になります。

手術後のスキンケア

手術後は目元の皮膚が非常にデリケートな状態になっているため、スキンケアは特に注意が必要です。無香料・無着色・アルコールフリーの製品を選ぶことをおすすめします。また、冷たいアイマスクを使用することで、腫れや痛みを和らげることが可能です。乾燥を防ぐために、高保湿のアイクリームやセラムも活用しましょう。

二重に適したコスメとテクニック

二重になった後、メイクの方法も少し変わるかもしれません。二重の目元は影ができやすいため、ハイライトとシャドウを効果的に使用することで、より自然な仕上がりになります。特に、目尻側に少し濃いめのシャドウを入れると、目元がより引き締まった印象になるでしょう。マスカラは、カールキープ力が高いものを選ぶと、新しく手に入れた二重の美しさをより引き出せます。

二重整形するのにおすすめなクリニックの選び方

二重整形するのにおすすめなクリニックの選び方
二重整形手術を受ける場所の選び方は、美しい二重を手に入れるための大切なステップです。ここからはクリニック選びに役立つポイントをいくつかご紹介します。

口コミや評判をチェック

クリニック選びの第一歩として、口コミや評判は欠かせません。特に、過去に手術を受けた人たちの体験談は貴重な情報源です。ただし、すべての口コミが100%信用できるわけではありませんので多角的に情報を収集しましょう。

設備と医師の資格

設備もまた、手術の成功に影響を与える重要な要素です。新しい医療機器が整っているか、衛生環境がしっかりと管理されているか等、クリニックの設備はしっかりと確認しましょう。また、担当医師の資格や経験も重要です。専門的なスキルと知識を持つ医師がいるクリニックを選ぶことで、安心して手術を受けられます。

カウンセリングをしっかり受ける

手術前のカウンセリングは、成功への第一歩です。この段階で医師としっかりとコミュニケーションを取ることで、自分の希望や疑問を解消できます。また、医師から手術方法やリスク、期待できる効果など、詳細な説明を受けることができます。

特に、二重整形はカウンセリングの時点でどのような二重にするのかのシミュレーションを実施するのが一般的です。妥協せず念入りに医師とのすり合わせをするように心がけましょう。

アフターケアの充実度

手術が終わった後もアフターケアがしっかりと整っているクリニックを選ぶことは大変重要です。定期的な診察はもちろん、もしもの時のための緊急対応体制があるかどうかも確認しておきましょう。高いレベルのアフターケアが提供されるクリニックを選ぶことで、手術後も安心して過ごせるようになります。

まとめ

まとめ
二重整形手術は容姿だけでなく、自信にも大きく関わってきます。一重や奥二重に悩む多くの方々にとって、新たな自分自身と出会うきっかけとなるかもしれません。

本記事では、二重整形の種類から手術後のケア、そして信頼性のあるクリニックの選び方までを解説しました。二重整形手術を検討している方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

この記事の監修医師