白内障手術のリスクと安全性|手術前に知っておくべきポイントを解説

白内障は加齢に伴い発症する目の病気で、視力の低下や日常生活への支障が懸念されます。しかし、現代の白内障手術は技術の進歩により安全性が大きく向上してきました。手術にはどのようなリスクがあるのか、どうすればより安全性に配慮して治療を受けられるのか、事前に知っておくことが不安を和らげ、納得できる治療選択につながります。
本記事では、白内障手術のリスクと安全性について、手術前に知っておくべきポイントを詳しく解説します。

監修医師:
斉藤 仁(斉藤おとな&こども眼科クリニック)
山形大学医学部附属病院やその関連病院に勤務
1992年 斉藤眼科おとな&こども眼科クリニック 開院
目次 -INDEX-
白内障手術とは?日帰りで受けられる治療の基本

白内障手術は、濁った水晶体を取り除き、代わりに人工の眼内レンズを入れることで視力を回復させる治療方法です。現在では技術の進歩により、多くの医療機関で日帰り手術(※)が可能となっています。
まずは、白内障という病気の基本から手術の流れ、日帰り手術が可能な理由まで、白内障治療の基礎知識を解説します。
※術前検査・術後の経過観察が必要です
白内障ってどんな病気?
白内障とは、眼球の中にある水晶体という部分が白く濁り、視力が低下する病気です。水晶体はカメラで例えるとレンズに相当し、外からの光を集めて網膜にピントを合わせる役割を担っています。この水晶体が濁ると光が眼底に届きづらくなり、視力低下のほか、視界がかすんだり、光をまぶしく感じたりする症状が現れます。
白内障は加齢に伴って発症することが多く、年齢を重ねるにつれて誰にでも起こりうる病気です。糖尿病やアトピー性皮膚炎、ケガや薬の副作用が原因となることもあります。
症状が進行すると日常生活に支障をきたすため、適切な時期に手術を検討することが大切です。
白内障手術の基本的な流れ
白内障手術は、眼球を切開して濁った水晶体を取り出し、代わりに人工の眼内レンズを挿入する治療です。
手術の流れは、まず手術前に白内障手術が適応される状態かどうかを診断し、適応である場合は手術の内容や流れについて詳しく説明があります。手術自体は短時間で終わることが多く、患者さんの負担も少ないです。術後の経過観察のため、手術翌日には診察を受ける必要があり、術後当日に眼圧が高かった場合は眼圧が下がっているかどうかを確認するために手術の2日後にも診察を受けることがあります。
その後は患者さんの状態によって異なりますが、手術の1週間後に診察する場合もあり、医師の指示に従って定期的に受診します。
日帰り手術が可能な理由
白内障手術は、現在では多くの医療機関で日帰り手術が可能になりました。その背景には、手術技術の進歩と医療機器の発展があります。
手術時間が短縮されたことや、麻酔方法の改良により患者さんの身体への負担が軽減されたこと、術後の回復が早くなったことなどが、日帰り手術を可能にした要因です。入院する必要がないため、日常生活を送りながら手術を受けられることが大きなメリットといえるでしょう。自宅で過ごせることで精神的な負担も少なく、入院費用がかからないため経済的な面でもメリットがあります。
ただし、日帰り手術を受けた後は自宅での安静と定期的な通院が必要になるため、医師の指示をしっかり守ることが重要です。
白内障手術のリスクとは?知っておくべきポイント

白内障手術は安全性の高い治療ですが、どのような手術にもリスクは存在します。手術に伴う一般的なリスクや術後に注意したい合併症、リスクが高くなるケースについて理解しておくことで、より安心して治療に臨むことができるでしょう。
手術に伴う一般的なリスク
白内障手術は眼球を切開する外科的な処置であるため、一定のリスクが伴います。
手術中や術後に起こりうる主なリスクとしては、感染症や炎症、出血などが挙げられます。感染症は手術後に目の中で細菌が繁殖することで起こり、適切な処置を行わないと視力に影響を及ぼす可能性があります。そのため、術後は処方された点眼薬を指示通りに使用し、清潔を保つことが大切です。
また、手術中に眼圧が変動することがあります。眼圧とは眼球内の体液の圧力のことで、手術中に眼圧が高くなると眼球にダメージを与える可能性があります。現在では先進的な医療機器を使用することで、手術中の眼圧を一定に保つことが可能になり、患者さんの目に優しい手術が行われています。
術後に注意したい合併症
白内障手術後には、いくつかの合併症が起こる可能性があります。代表的なものとして、後発白内障という症状があります。これは手術後しばらくしてから、眼内レンズを支えている水晶体の袋が濁ってくる状態です。視力が再び低下したように感じますが、レーザー治療で改善できることが多く、短時間で処置が完了します。
そのほかにも、眼圧の上昇や角膜の浮腫、網膜剥離などが起こることがあります。これらの合併症は頻度としては高くありませんが、術後の定期的な診察で早期に発見できれば適切な対応が可能です。
術後に視力の変化や違和感を感じた場合は、すぐに医師に相談することが重要です。
リスクが高くなるケースと回避の考え方
すべての方が同じリスクを抱えているわけではなく、患者さんの状態によってリスクが高くなるケースがあります。
例えば、糖尿病や高血圧などの持病がある方、目に既往症がある方、極度の近視や乱視がある方などは、手術のリスクが高まる可能性があります。
リスクを回避するためには、手術前の検査で自分の目の状態をしっかり把握し、医師と十分に相談することが大切です。持病がある場合は、その治療状況を医師に伝え、手術のタイミングを慎重に検討します。
また、手術を担当する医師の経験や技術、医療機関の設備も重要な要素です。豊富な経験を持つ医師による丁寧な診察と、先進的な医療機器を備えた環境で手術を受けることが、リスクを抑えるための考え方といえます。
日帰り手術だからこそ知るべき安全性と選び方

日帰り手術は患者さんにとって負担が少ない治療方法ですが、だからこそ安全性や医療機関の選び方について理解しておくことが重要です。日帰り手術のメリットと安心ポイント、医師の専門性や設備の重要性、説明が丁寧で納得できる医療機関の見極め方について解説します。
日帰り手術のメリットと安心ポイント
入院する必要がない日帰り手術には、さまざまなメリットがあります。
- 日常生活を送りながら手術を受けられる
- 自宅で過ごせるため精神的な負担が少ない
- 家族や仕事への影響を抑えられる
- 経済的な負担を軽減できる
また、白内障手術の日帰り手術においては、手術時間が短いので患者さんの身体への負担が少なく、術後の回復が早いこと、先進的な医療機器を使用することで安全性が高まっていることなどが挙げられます。手術後は自宅で安静にし、処方された点眼薬を使用しながら定期的に通院することで、経過を確認しながら回復を進めることができます。
医師の専門性・医院の設備が重要な理由
白内障手術の安全性を高めるためには、医師の専門性と医療機関の設備が重要な役割を果たします。豊富な手術経験を持つ医師は、さまざまなケースに対応できる技術と知識を持っており、患者さん一人ひとりの目の状態に合わせた適切な治療を提供できると考えられます。
また、先進的な医療機器を導入している医療機関では、手術中の眼圧を一定に保つシステムや、精密な検査機器を使用することで、より安全性が高く患者さんの目に優しい手術が可能になります。
医療機器の進歩により、従来よりも眼圧を維持しやすくなり、眼球へのダメージを抑えることができるようになりました。手術を受ける医療機関を選ぶ際には、医師の経験や専門性、導入している医療機器について確認することが大切です。
説明が丁寧で納得できる医療機関の見極め方
白内障手術を受ける医療機関を選ぶうえで、説明が丁寧で納得できるかどうかは重要な判断基準です。手術前には、手術の内容や流れだけでなく、起こりうるリスクや注意点、術後の生活についてまで、わかりやすく説明してもらえるかを確認しましょう。専門用語を並べるのではなく、患者さんの理解度に合わせて噛み砕いて説明してくれる姿勢があるかどうかがポイントです。
また、不安や疑問をその場で質問しやすい雰囲気があるかも大切です。質問に対して誠実に答えてくれるか、急かさずに話を聞いてくれるかといった対応から、その医療機関の姿勢が見えてくるでしょう。
さらに、患者さん一人ひとりの目の状態や生活背景、希望を踏まえて治療方針を提案してくれるかも確認ポイントです。
実際に診察を受けてみて、医師やスタッフの対応、院内の雰囲気、説明のわかりやすさを総合的に感じ取ることが、納得できる医療機関の見極め方といえるでしょう。
リスクを抑えるための準備と術後の過ごし方

白内障手術は、手術前の準備と術後の過ごし方が重要です。術前に確認したい健康状態のチェック、手術当日の過ごし方のポイント、術後の生活と回復の過ごし方について確認しておきましょう。
術前に確認したい健康状態チェック
手術前には自分の健康状態を正確に把握し、医師に伝えることが大切です。
持病がある方は、その治療状況や服用している薬について詳しく医師に伝えましょう。糖尿病や高血圧、心臓病などの持病は手術のリスクを高める可能性があるため、主治医と連携して治療計画を立てることが必要です。
また、目に関する既往症やアレルギーの有無、過去に目の手術を受けたことがあるかなども重要な情報です。手術前の検査では、視力や眼圧、角膜の状態などを詳しく調べ、手術が適応されるかどうかを判断します。検査結果をもとに、医師から手術の内容やリスクについて説明を受け、疑問点があればしっかりと確認しておきましょう。
手術当日の過ごし方のポイント
手術当日は、医師の指示に従って準備を進めます。車を運転しての来院は避け、家族や知人に送迎を依頼するか、公共交通機関やタクシーを利用しましょう。手術前には再度診察を行い、体調に問題がないことを確認してから手術室に移動します。
手術後は目に負担をかけないよう安静にし、医師の指示に従って点眼薬を使用します。当日は目をこすったり、強く押さえたりしないように注意が必要です。また、激しい運動や重いものを持つことは避け、無理をせずにゆっくり過ごすことが大切です。
異常を感じた場合は、すぐに医療機関に連絡しましょう。
術後の生活と回復の過ごし方
白内障手術後は、医師の指示に従って、定期的な通院で目の状態を確認していくことが大切です。感染予防と回復を促すために、処方された点眼薬は用法と用量を守って使用します。
手術翌日は診察を受け、術後の経過を確認します。眼圧が高い場合など、術後2日目にも診察を受ける必要があるケースもあります。その後も状態に応じて診察の予定が組まれるので、自己判断せず医師の指示に従って通院を続けましょう。
日常生活では、目に負担をかけないことを意識する必要があります。洗顔や洗髪は医師の許可が出るまで控え、目に水が入らないよう注意します。読書やテレビ、パソコン、スマートフォンの使用は疲れを感じない範囲で行い、長時間の連続使用は避けることが望ましいでしょう。また、紫外線や風、ほこりから目を守るため、外出時にはサングラスや保護メガネの着用も有効です。
十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、身体全体の回復を意識して過ごすことがより早い回復につながります。
白内障手術は斉藤おとな&こども眼科クリニックにご相談を

白内障手術は日帰りで受けられる治療である一方、リスクや術後の過ごし方について正しく知っておくことが安心につながります。信頼できる医療機関と相談しながら、自分に合った治療を選ぶことが、安心して視力回復を目指す第一歩といえるでしょう。
千葉県印西市にある斉藤おとな&こども眼科クリニックは、日帰りで受けられる白内障手術に力を入れており、豊富な経験と先進的な設備を備えた眼科クリニックです。ここからは、斉藤おとな&こども眼科クリニックについて紹介します。
日帰りで受けられる白内障手術に注力
斉藤おとな&こども眼科クリニックでは、患者さんの身体的・経済的な負担をできるだけ抑えるため、日帰りで受けられる白内障手術に注力されています。
まずは診察で目の状態を詳しく調べ、手術に適応できるかどうかを判断したうえで、丁寧な説明を心がけられています。入院の必要がなく、手術後は自宅で普段に近い生活を送りながら回復を目指せる点は安心感があるでしょう。
また、斉藤おとな&こども眼科クリニックは手術によって視力を回復させることだけを目的とするのではなく、裸眼でも快適に日常生活を送れる状態を目指した治療を大切にされています。趣味や仕事、家事といった日々の活動をより楽しめるよう、患者さんの生活背景も踏まえたサポートが行われているのが特長です。
豊富な手術経験と専門性の高い診療体制

白内障の治療において、斉藤おとな&こども眼科クリニックは早い段階から手術に取り組み、長年にわたり多くの症例に向き合ってこられました。その経験を活かし、患者さん一人ひとりの目の状態に応じたきめ細かな対応を心がけられています。
白内障手術後に視力が回復し、「手術を受けてよかった」と喜んでいた患者さんと触れ合ったことで眼科医の道を志したという院長は、見えるようになる喜びを多くの白内障患者さんに届けられるよう、技術と知識を磨き続けながら診療しているといいます。
また、より安全性の高い手術を目指し、白内障手術に用いる先進的な医療機器を導入し、手術中の眼圧を安定して保ちやすくすることで、目への負担を抑えた手術を目指しているそうです。
患者さん一人ひとりに寄り添う丁寧な診療方針
斉藤おとな&こども眼科クリニックでは、白内障手術を“受けて終わり”にするのではなく、患者さんがその後の生活を安心して送れることまでを大切にした診療に努められています。患者さんが納得できるように治療方針を立てることを重視し、一方的に治療を進めるのではなく、患者さんの不安や疑問に耳を傾けることを心がけているといいます。
白内障の進行具合や生活背景、仕事や趣味への影響などは人それぞれ異なります。そのため検査結果だけで判断するのではなく、「どのような見え方を目指したいのか」「日常生活で何に困っているのか」といった点も踏まえたうえで、治療のタイミングや方法を提案するそうです。
信頼関係を築きながら治療に向き合いたいと考えている方は、手術前から術後のフォローまで一貫して相談できる体制が整っている、斉藤おとな&こども眼科クリニックに相談してみてはいかがでしょうか?
斉藤おとな&こども眼科クリニックの基本情報
アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数
北総・京成線 千葉ニュータウン中央駅南口より徒歩15分
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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| 9:00~12:00 | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | - | - |
| 白内障手術 | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | - | - | - |
| 15:00~18:00 | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | - | ⚫︎ | - | - | - |
【費用(税込)】
片目 40,000〜60,000円 両目 100,000〜120,000円
※3割負担の場合
【治療期間】1〜4週間程度
【治療回数】4〜6回程度




