広島でセラミックならブランデンタルクリニック【広島市中区 ブランデンタルクリニック】


歯科医療の目的は、口腔機能を健康的に保持していくこと。しかし最近では、むし歯や歯周病の治療による機能回復はもちろん、審美的な満足感を得ることや、さらにはできるだけ長く自身の歯を残し、二次的なむし歯予防に注目して審美治療を受診する人が増えている。広島市のブランデンタルクリニックは、審美治療を通じて口腔環境の健康維持における包括的な診療を提供している。同クリニックの溝口久勝院長に、審美治療の目的、また受診するメリットなどについて話を伺った。
溝口 久勝(みぞぐち ひさかつ)
ブランデンタルクリニック 院長
福岡歯科大学卒業後、広島大学で研修医過程を修了。2024年、地元である広島に「ブランデンタルクリニック」を開業。患者一人ひとりの背景を考慮しながらニーズを的確にとらえ、口腔環境をより健康に、より長く良好に保つための治療を提供している。小児から成人まで対応できる年齢層も幅広く、予防的な要素を含む審美治療への思いは熱い。
心身の満足度をサポートする、それが審美治療
はじめに、審美治療の定義について教えてください

そもそも審美という言葉にはどんな意味があるのでしょうか?
まさに心身の健康、OQLの向上ですね
そうですね。80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという「8020運動」がありますが、ある調査では、反対咬合の人の「8020」達成率はゼロというデータが出ています。
健康寿命の延伸が注目されるなか、口腔環境が及ぼすさまざまな疾患へのリスクも考えると、審美治療で得られるメリットは心身の健康やQOLの向上に大きく貢献すると思います。
審美治療を目的に来院される患者さんはどんな方が多いですか?
最近は見た目というよりも、機能面を重視して審美治療を受けられる方が多くなりました。歯科医のHPなどを見ても、美しさだけを訴求しているクリニックはほとんどなく、長い目で見て材質や機能的なメリットを優先される方が増えてきています。
審美治療のメリットを具体的に挙げると何がありますか?
予防や健康面でいうと、補綴にセラミックを使用した場合、表面に汚れが付きにくくなるので二次的なむし歯を予防できます。金属アレルギーの心配がなく、歯茎の黒ずみ(ブラックマージン)といったトラブルにも対処できます。
また、保険診療のレジンに比べて摩耗や劣化が少ないので、耐久性・保存性ともに高く、自身の歯と見分けがつかない自然な仕上がりもメリットです。

機能面のメリットにはどんなことがありますか?
歯ぎしりや摩耗で低くなった噛み合わせを適切な高さに調節できます。これによって顎関節症の改善や、全身のバランス(ヘルニアへの影響など)を取り戻すことも可能です。
また正しく噛めることは、すなわち正しく話せることでもあり、食事や発音の改善による生活の質の向上が図れます。矯正や補綴の方法によっては丸顔が面長に変わることもあり、そういった整形的なメリットを求める方もなかにはいらっしゃいます。
素材のバリエーションは豊富でも、重要なのは保存性の高さ

どんな人がラミネートべニアの治療に向いていますか?
ホワイトニングでは改善しにくい変色、エナメル質形成不全症、エナメル質の下で発生する表層下脱灰の激しい方などに適している治療です。
部分的に歯の形状を整えることも可能なので、すきっ歯の改善や、糸切り歯などの調整による噛み合わせ改善にも有効です。
反対に、治療に向かないのはどんな人ですか?
むし歯や歯周病のリスクが高い方(プラークコントロールが不安定な方)や、歯ぎしり・食いしばりの強い方には適応できない場合があります。
保存性についてはどうでしょうか?
接着技術がかなり確立されているので、10年単位でもつと考えてもらって大丈夫です。
万が一外れたとしても、取れたものを再接着することが可能ですし、付けている間も高い封鎖性によりむし歯の予防効果が期待できます。
先ほど削らないラミネートべニアの話が出ましたが、それについて教えてください
次に、オーバーレイ治療についてお聞かせください
治療法の選び方に注意点はありますか?
大切なのは、オーバーレイ治療は口腔全体の機能回復に重要な役割を果たすということで、詰め物を歯の内側・外側のどちらに施すかでも考え方が変わります。理由は、セラミックという材質が非常に硬く、自身の歯より摩耗しにくいため、口腔内のさまざまな環境を考慮しなければならないからです。
〇オーバーレイ治療
・セラミックインレー(e-max)
費用:66,000円/1本(税込)
メリット:汚れ(プラーク)や臭いが付きにくい
デメリット:強い衝撃によって割れることがある
治療期間/回数:約1週間~10日/2~3回
・セラミッククラウン(e-max)
費用:88,000円/前歯(税込)
メリット:安定した材料で、長く使用しても変色、摩耗が起こりにくい
デメリット:天然歯よりも硬いため、噛み合う歯を傷めることがある
治療期間/回数:約1週間~10日/2~3回
口腔内の環境を考慮するとは、具体的にはどういうことでしょうか?
先生がオーバーレイ治療をされる場合は、どんなことを患者さんと話されますか?

長い目で見た口腔環境の改善をクリニックと二人三脚で

体質的にセラミック治療が合わない人はいるのでしょうか?
審美治療を受ける際に、患者さんに注意してもらいたいことはありますか?
審美治療で機能面を取り戻しても、やはり定期的な受診は必要ですか?
もちろんです。セラミックは確かにむし歯にはなりにくいですが、そこで安心していると歯周病などを招く恐れがあります。
また、補綴物を入れて噛み合わせが変わると、筋肉が噛むことに慣れるまで時間がかかることがありますが、適応(筋肉のリモデリング)には約3カ月かかります。筋肉がつくり変えられ、新しい噛み合わせに慣れる期間です。そのタイミングで再度、しっかり噛み合わせをチェックすることが大切です。

クリニック選びも重要だと思いますが、どんなクリニックを選んだらよいでしょうか?
普段のケアは患者さんに依存する面がどうしても大きいので、しっかりと情報交換が行えて、クリーニングの方法などもきちんと教えてもらえるクリニックを選びましょう。
デメリットや副作用を伝えてもらうことも大事ですが、具体的に10年後20年後の状態を説明してくれること、保証についても聞いておくことをおすすめします。
最後に、読者の方にメッセージをお願いします
私が審美治療で最も重視しているのは、被せ物の見た目がどのくらい長く続くかです。そのためにCTを撮らせてもらって分析をしっかり行い、残せる歯なのか残せない歯なのかを見極め、残すためにはどうすればよいかを患者さんの生活スタイルに合わせて提案させていただきます。
多少時間はかかっても、インスタントな治療ではなく、アフターケアも含めた保存性について計画を練ることを大切にしています。それにより、患者さんとの信頼関係はもちろん、これからも満足度の高い歯科医療をお届けしたいと考えています。



