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むし歯・歯周病のリスクを抑えながらお口を美しく! コスパの高い審美治療【札幌市清田区 ひだまりスマイル歯科】

 公開日:2024/05/31

むし歯・歯周病のリスクを抑えながらお口を美しく! コスパの高い審美治療
むし歯・歯周病のリスクを抑えながらお口を美しく! コスパの高い審美治療

むし歯治療で歯を削ったときに使用する詰め物・被せ物には、銀歯ではなくセラミックを選ぶことが可能になっている。自費診療となるため費用は高額であるが、近年はセラミックを選択する人が増加中という。また、現在使用している銀歯をセラミックへと交換するという人も増えつつある。なぜ、セラミックが選ばれるようになったのだろうか? その理由を、患者側と歯科医師側から見たセラミックの魅力について、札幌市清田区平岡にある「ひだまりスマイル歯科」の水上直弘院長に話を伺った。

Doctor’s Profile
水上直弘(院長)
ひだまりスマイル歯科

2004年に北海道大学歯学部を卒業後、2010年同大学大学院歯学研究科修了。千歳市内の歯科医院に勤務した後、北山デンタルクリニック院長、ホップ歯科副院長を経て、2015年にひだまりスマイル歯科を開院。日本口腔インプラント学会、日本補綴歯科学会、北海道形成歯科研究会 、北海道口腔医療研究会会員。北海道大学病院客員臨床医師。幅広い治療に対応し、生涯通える歯科医院を目指す。

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美しさだけでなく二次むし歯や歯周病のリスクを抑えるセラミック

そもそもセラミックとは、どのようなものなのでしょうか?

セラミックは白い陶製の材料です。そしてセラミックの詰め物や被せ物を使う治療のことを「審美治療」や「セラミック治療」といいます。症例にもよりますが、治療期間は1~2か月で、通院回数は1~3回ほどです。

美しさだけでなく二次むし歯や歯周病のリスクを抑えるセラミック

セラミックを使った審美治療は、どのような場合に行われますか?

大きく、2つのケースに分けられます。まずむし歯治療で歯を削り、そこにセラミックの詰め物・被せ物を取り付けるケースです。もう一つは、以前受けたむし歯治療で取り付けた主に銀歯の詰め物・被せ物を、セラミック製のものに交換するケースです。

患者さんはどのような理由でセラミックを選択されるのでしょうか?

一番は見た目の問題かと思います。口を開けたとき、銀歯はどうしても目立ってしまいます。銀歯が気になって思い切り笑えない、喋るときについ口元を隠してしまうという方が少なくありません。写真を撮ったときにも、銀歯は光って写ってしまいます。

前歯は保険でも前面に歯科用プラスチックが使用されますが、同じ「白い材料」でも、見た目に違いはありますか?

天然歯の透明感や白さのグラデーションは、歯科用プラスチックでは再現できません。審美治療であれば限りなく天然歯に近い自然な美しさが再現できるため、歯科医師などの専門家がまじまじと見ない限り、人工物であることはわかりません。

治療したその歯だけ白過ぎて、目立ってしまうようなことは起こりませんか?

まわりの天然歯に合わせてセラミックの色調を調整しますので、ご安心ください。天然歯のホワイトニングをしてから、その白さに合わせたセラミックを取り付けるということも可能です。
また審美治療は、実はむし歯・歯周病予防という意味でも有効です。歯科用プラスチックや銀歯より、プラークが付着しにくい性質を持っているためです。

それは意外でした。二次むし歯を防ぐためにも、審美治療を選択したいものです

歯科用プラスチックは擦り減りやすく、銀歯は溶け出すために、どちらも長く使用すると形が変わってきます。天然歯への適合がよく、擦り減りにくく、溶け出すこともないセラミックの性質は、現在ある詰め物・被せ物の材料として優れているといえます。

最近は、銀歯の金属アレルギーのリスクが注目されています

唾液に触れることで、銀歯からは少しずつ金属イオンが溶け出します。これが体内に蓄積され、金属アレルギーの原因となるのです。また、金属イオンが歯茎を黒ずませてしまうこともあります。

美しさだけでなく二次むし歯や歯周病のリスクを抑えるセラミック

金属アレルギーや歯茎の黒ずみが治るということはあるのでしょうか?

詰め物・被せ物などの歯科金属を取り外せば、歯茎の黒ずみについては徐々に改善することが期待できます。
金属アレルギーについては残念ながら「完治」はしませんが、症状が落ち着く「寛解」の状態に持って行くことが可能です。歯科金属の除去だけでなく、時計やアクセサリーなどの金属との接触を回避することも必要です。

耐久性、健康への好影響を思えばセラミックは決して高価ではない

耐久性、健康への好影響を思えばセラミックは決して高価ではない

ここまでセラミックのメリットをたくさん伺いましたが、セラミックにデメリットはあるのでしょうか?

セラミックの詰め物・被せ物を取り付ける場合には、銀歯を取り付ける場合よりも削除量(歯を削る量)がやや多くなります。薄く加工したセラミックは割れやすいため、ある程度の厚みを持たせる必要があります。

削除量が少し増えてしまうんですね。きちんと厚みを確保しても、割れてしまうことはあるのでしょうか?

残念ながら、十分に厚みのあるセラミックであっても、強い衝撃を受けたときには割れてしまうことがあります。ただ、「割れることがある」というのは天然歯にもいえることです。銀歯の割れにくさが突出しているのであって、過度に心配する必要はありません。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある人でも、審美治療は受けられるのでしょうか?

ジルコニアメタルセラミックなど耐久性の高いタイプのセラミックを選ぶ、ナイトガードスポーツマウスピースを使用するといったことで、基本的に問題なく受けられます。

それ以外に、セラミックのデメリットはありますか?

やはり、自費診療であるため高額になってしまうということです。銀歯の寿命が5年程度であるのに対し、セラミックは適切に扱えば10年、20年と使用することが可能ですが、それでもお金のかかる治療であることには違いありません。

となると、やっぱりハードルが上がってしまう気がします…

詰め物や被せ物のことを、普通の買い物と同じように考えてはいけません。常に口の中にあり毎日使い、喋るときには人に見られ、健康に深く関わるものです。審美面・機能面・健康面に大きく貢献することを考えると、審美治療にはそれだけの価値が十分にあると思います。

確かに、むし歯になれば歯を失う可能性があり、歯を失ったときは入れ歯やインプラントが必要になります

歯周病と糖尿病も、互いに悪化させ合う関係であることがわかっています。むし歯や歯周病になるということは、その先にある歯科治療、場合によっては全身疾患の治療が必要になるリスクが高くなるということであり、生涯にかかる医療費もその分高くなってしまうことが懸念されます。
最初に費用はかかってしまいますが、セラミックを使った治療は検討に値すると思います。もちろん、歯の自然な美しさが保たれるという点も、心を明るくしてくれたり、行動を積極的にしてくれたりといった好影響をもたらします。

セラミックの詰め物・被せ物を長持ちさせるために、患者さんはどのようなことに気をつけるべきでしょうか?

定期的に歯科検診やクリーニングを受け、そこで指導されたセルフケアをご自宅で実践しましょう。セラミックや他の人工歯も、天然歯と同じように丁寧に扱うことが、長持ちさせるために大切になります。

耐久性、健康への好影響を思えばセラミックは決して高価ではない

顔貌とのバランスを考えた設計がさらなる自然な美しさを演出

顔貌とのバランスを考えた設計がさらなる自然な美しさを演出

近年は多くの歯科医院が審美治療に対応しています。歯科医院を選ぶにあたり、注目すべきはどのようなところでしょうか?

まず、多種の材料を用意しているという点です。セラミックには、透明感が高く前歯に適したもの、強度が高く奥歯に適したものなど、いくつかの種類があります。適材適所の対応によって、より美しく、より長持ちする治療が可能になります。

患者側としては、やはり歯科医院ごとの費用の差も気になるところです

審美治療の費用は、セラミックの“材料費”だけではありません。お悩みやご希望をお伺いするカウンセリング、検査、顔貌を考慮したデザインの調整など、費用にはさまざまな工程の価値が反映されています。
そういった意味では、審美治療だけでなく、一般歯科、予防治療をはじめとする歯科治療全般の実績が豊富な歯科医院の方が安心です。口元の美しさを追求したい場合には、歯並びを治してから審美治療を行う、ホワイトニングをしてから審美治療を行うといったことも考えられます。

もし歯を失ってしまったときも、入れ歯・ブリッジに加えてインプラントにも対応している歯科医院であれば、治療の幅が広がりますね

歯科医院を変えずに済むということは、それだけ患者さんのことを知った歯科医師が最後まで治療を担当できるということです。より質の高い治療が期待できますし、治療後に万が一トラブルが生じたときも迅速な対応が受けられます。

ところで、先ほど、「顔貌を考慮したデザインの調整」という言葉が出ましたが、これはどのようなものでしょうか?

当院が審美治療のデザイン面で特に大切にしていることです。お顔や唇の大きさや形、パーツの位置などを考慮して、セラミックの色だけでなく、大きさ、形を決めます。その人の印象を左右するものですから、元々の天然歯以上のバランスのよさを再現する気持ちで、入念に設計・調整を行います。

そこまでこだわっていただけるなら、治療に楽しみも生まれそうです

おっしゃる通り当院では、ご相談いただく患者さんに、噛めるお口・きれいなお口になれることを楽しみにしてもらえる治療を提供していきたいと考えております。そのため、些細なこともご相談いただければと思います。

では、貴院の審美治療の費用について教えてください

以下、すべて税込価格です。
まず詰め物(インレー)ですが、美しさに長けた「オールセラミック」が56,650円、強度の高い「ジルコニアインレー」が67,980円、目立ちますが生体親和性が高く金属アレルギーのリスクも低い「ゴールドインレー」が小臼歯74,800円・大臼歯113,300円となっています。

被せ物(クラウン)はいかがでしょうか?

スタンダードなジルコニアセラミッククラウンが143,000円、内側に金属フレームを使用した「メタルセラミッククラウン」が小臼歯165,000円・大臼歯193,600円、コスパの高い「ジルコニアグラデーションクラウン」が85,800円、ジルコニアのみでつくる「フルジルコニアクラウン」が69,300円となっています。

顔貌とのバランスを考えた設計がさらなる自然な美しさを演出

前歯に合う被せ物もあると伺っています

はい、着色しにくく自然な美しさを再現できる「ジルコニアセラミック冠」が143,000円、内側に金属フレームを使用した「メタルセラミック冠」が172,700円、色を調整しやすい「グラデーションマルチレイヤージルコニア冠」が85,800円となっています。

最後に、読者の方にメッセージをお願いします

当院は、ご家族で通いやすい環境づくりに力を入れた歯科医院です。性別はもちろん、年齢、お悩み・ご希望の種類に関係なく、安心してご相談ください。広めのキッズスペース、おむつ交換台などもご用意しておりますので、小さなお子さんをお連れの方でも気軽に通っていただけます。

編集部まとめ

だんだんと身近な選択肢となってきた審美治療について、詳しくお話を聞けました。特に印象に残っているのが「元々の天然歯以上のバランスのよさを再現する気持ちで、入念に設計・調整を行います」という水上先生の言葉です。適切に扱えば10年、20年と使えるセラミックだからこそ、信頼できる歯科医院に任せたいですね。同院では週に一度は女性歯科医師も勤務されているとのことですので、むし歯をきれいに治したいという方、現在使用している銀歯が気になるという方は、相談してみてはいかがでしょうか。

ひだまりスマイル歯科

医院名

ひだまりスマイル歯科

診療内容

セラミック治療 ホワイトニング 歯科一般 など

所在地

北海道札幌市清田区平岡7条2丁目2-1
東光ストア平岡店2F

アクセス

札幌市営地下鉄東西線「大谷地」駅より車で5分

この記事の監修歯科医師