あなたの健康を真剣に考える、信頼できるインプラント治療【品川区大崎 SRデンタルクリニック】
歯周病やむし歯など、さまざまな理由で歯を失ってしまった人にとって、周囲の歯に負担をかけることなく「自分の歯のように噛める」歯を入れることができるインプラントは魅力の治療法だ。しかし、手術を伴う治療やかかる費用に不安を感じ、一歩踏み出せずにいる人もいるだろう。そこで日本口腔インプラント学会専門医として、数多くの難治症例の治療に取り組んできたSRデンタルクリニックの佐藤隆太院長に、インプラント治療の「現在」を伺った。
院長:佐藤 隆太
2003年に東京歯科大学卒業後、アイ・ティー・デンタルクリニックにて勤務する傍ら東京歯科大学臨床教授 飯島俊一氏に師事。東京歯科大学大学院歯学研究科臨床検査学専攻にて博士(歯学)学位を取得し、2014年にSRデンタルクリニック開院。日本口腔インプラント学会 専門医、日本口腔検査学会 認定医、ITIフェロー、東京歯科大学口腔インプラント学講座非常勤講師、九州インプラント研究会正会員、Straumann Instructor。
治療を繰り返す「負の連鎖」の断ち切りを!
歯を失ったときに行われる入れ歯やブリッジ治療の課題点を教えてください
一般的に人間の歯は「削る」ということをした時点で寿命が短くなってしまうといわれ、さらに神経を取るとなるとさらにその寿命は短くなっていきます。
つまり一度治療した歯というのはそれだけで寿命が短くなっていますし、治療した部分は、時間が経てばさらにまた治療が必要になる場合がほとんど。入れ歯やブリッジによる治療も同様で、周りの歯を削ることが必要になりますから、その後歯を削る治療を繰り返すことで歯の形がなくなっていき、最終的に歯を抜かなくてはならない状態となってしまうことも考えられます。
インプラントにすることで、そうした課題点が解決されるのでしょうか
「長く持つ」という面でも大きなメリットがあるそうですね?
インプラント治療は、20年使用しても90%以上、25年使用しても88%という成功率を誇っています。歯科治療は一般的に10年~15年で再治療が必要になるといわれていることを考えれば、長く使える治療の筆頭だと思います。
ただし、それは正しい治療を受け、治療後も定期的な検診やメンテナンスで「いい状態」を維持するために必要な治療のタイミングを見逃さないようにすることが欠かせません。
実際、インプラント治療を希望する患者さんは増えていますか?
そうですね。当クリニックでも最近は「インプラントにしたい」という明確な目的をもって来られる方が増えてきました。
また、すでに歯を失っていているけれど、なかなか相談できずに悩まれていた方などが、自費でのクリーニング施術をきっかけに「今後はきちんと治療に取り組みたい」と通院されるようになるケースも多く見受けられます。
歯が抜けたことを「なかなか相談できない」というのは辛いですね
実際、一度歯を失い始めると、歯医者さんに行くたびに歯を抜かざるを得ない状況になってしまうケースは少なくありません。そうなると、患者さんにとって歯科医院は「=行きたくない場所」となり、どんどん足が遠のいてしまうのです。
でも、どこかでこの連鎖を断ち切ってあげる必要があると思いますし、どうして歯を抜かなくてはいけない状態になったのかを医師からきちんと説明を受けることも必要だと思います。だからこそ当クリニックでも、「歯を失った部分を治療する」だけでなく、その原因や治療後に気を付けるべき点などをできるだけ明確にお伝えすることが大切だと考えています。
「インプラント治療が受けられない人」をなくしていきたい
希望してもインプラント治療が受けられない人もいると聞きますが…
貴院では難易性の治療も対応するために、どのような環境を整えていますか?
初来院から治療に入るまでの流れを教えてください
最初はまずカウンセリングを行い、患者さんに治療方法に対するご要望や、どうして歯を失うことになったのかといった原因をお伺いします。その上で、今後、治療した場合・しなかった場合に予想される予後、治療することによってどのようなメリットがあるのかなどを1時間以上かけてしっかり説明していきます。そして、予想される治療計画からかかる費用を算出・提示し、それらにご納得いただいた上で治療する・しないの最終確認を行っています。
実際の治療はどのように行われていますか?
治療ではまず、汚れを落としながら患者さんの口腔内の様子をしっかりと確認し、インプラント治療に耐えられる健康な状態を確立することから始め、口腔内の環境が整ったところで手術となります。
骨が少ない、歯周病が進んでいるなど、患者さんの状態はさまざまですが、一人ひとりに合った治療法を提案していますし、もちろん治療をする中で見直しもしています。気になるところがあれば、患者さんがいつでも相談していただけるようになっています。
インプラント治療にかかる費用・期間はどのくらいですか?
治療の内容や入れる本数によっても大きく変わりますが、たとえば1本の歯を入れる場合はインプラントの埋入手術に27万5000円(税込)、そのほか血液検査や治療準備費用などを含まれると約32万円(税込)、治療期間は2カ月くらいかかります。
治療にかかる費用はネックになりやすい部分でもありますので、治療に入る前にしっかりと明示するようにしています。
また、治療期間に関しても、見た目的に「歯がない」時間を短くするため、手術したその日に仮歯を入れる即時荷重にも対応していますので、まずは相談していただければと思います。
治療の選択・希望を自由に意見交換できる「自由診療」の確立を!
治療や手術への不安を取り除くために取り組んでいることはありますか?
質を落とすことなく、できる限り治療、手術の時間を短くすることですね。特に手術時間は短い方が患者さんの体の負担は軽くなりますから。
手術のとき、口の中全体を治療する、10本以上の歯を入れるなど、患者さんにとって体への負担が大きく、寝ていた方が楽だと考えられる場合は、麻酔科の先生に来ていただいて静脈内鎮静といった方法を使うこともあります。
そうした場合もこれまでのインプラント治療の経験から、私がすべての治療の先導し、一人ひとりの治療法を共有・連携することで、治療方針がブレにくく、安心して治療が受けられる環境を整えています。
治療を受けられた患者さんが注意すべきことはありますか?
治療後、長く自分の歯のように使っていくためには定期的なケアが必須です。
当クリニックはインプラントの10年保証を行っていますが、その条件に3~4カ月ごとのメンテナンスを設定していますので、多くの方にしっかりと通い続けていただき「長く使える」状態を維持していただきたいと考えています。
また、クリニックで行うプロケアに加え、ご自宅で行うケアもとても大切ですので、ブラッシング指導やケア用品の選び方のアドバイスなども行っています。気になることはなんでもご質問ください。
今後、インプラント治療をお考えの方へのメッセージをお願いします
歯が抜けたまま長く放置してしまい相談しにくい、インプラントは痛い・噛めないといった噂を聞いて興味はあるけれど不安もある…といった方がいるかもしれません。
でも、インプラントに関してはたいていの症例に対応できる環境を整えていますので、まずは一度ご相談いただきたいと思っています。そして治療の際には、自分が受ける治療がどんなものなのか、その内容にも興味を持つようにしてください。
ここまで長くインプラントについてお話してきましたが、クリニックに来院されたからと行って必ずインプラントを推奨しているわけではありません。最も大切にしていることはその患者さんがインプラント治療をすることが”今”必要かどうかだと考えています。
「ここに歯が入れば、今まで通りに噛めるんでしょ?」といった気持ちでは、「長く使う」ための治療は成立しません。予後も考慮し、人生の中でどのタイミングでインプラント治療が必要かどうか見極めた上で治療を施しております。治療後、長くいい状態を維持するためにも、こちらからの治療やメンテナンスに関するアドバイスにもぜひ耳を傾けるようにしてください。