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マウスピース型矯正装置「インビザライン」で、きれいな歯並びと健康を手に入れる【京都市山科区 さくらぎファミリー歯科】

 更新日:2024/08/05

マウスピース型矯正装置「インビザライン」で、きれいな歯並びと健康を手に入れる
マウスピース型矯正装置「インビザライン」で、きれいな歯並びと健康を手に入れる

歯並びの悩みを抱えながらも、従来のワイヤー矯正には躊躇していた人も多いのではないだろうか。しかし近年、透明で目立ちにくいマウスピース型矯正装置の選択肢が増え、矯正治療を希望する人が増えている。インビザライン認定ドクターであり、勤務医時代から数百件もの症例に関わってきた「さくらぎファミリー歯科」の院長・櫻木慎也先生に、マウスピース型矯正装置のメリットや注意点、実際の治療の流れなどについてお話を伺った。

Doctor’s Profile
櫻木 慎也
さくらぎファミリー歯科 院長

広島大学歯学部卒業後、京都府立医科大学附属病院へ入局。大阪の歯科医院勤務を経て、2021年7月に「さくらぎファミリー歯科」を開院。一般歯科からインプラント、審美、矯正に至るまで幅広い治療に対応している。おおやけこども園 / 岩屋こども園アカンパニ連携歯科医院。インビザライン認定ドクター。
所属は日本歯周病学会、日本先進医療機関JIADS(The Japan Institute for Advanced Dental Studies)ほか多数

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マウスピース型矯正治療とワイヤー矯正の違い

歯並びが悪いと、どのような不具合が生じるのでしょうか?

口元は対面する人の印象に大きな影響を及ぼします。歯並びを気にしている方から、「人前で思いっ切り笑えない」というお話もよく伺います。しかし、これはご本人にとってつらいことです。整った歯並びであれば、本来の自分を表現して明るくコミュニケーションを取ることができるでしょう。
歯並びは、見た目だけではなく健康面にも影響が及びます。歯列がきれいに整っていると歯ブラシが隅々まで行き届き、手入れがしやすくなります。清掃しやすいお口をつくることは、むし歯や歯周病のリスクを下げて健康を守ることにつながるのです。

マウスピース型矯正治療とワイヤー矯正の違い

歯を抜かなくても矯正はできますか?

抜歯するかどうかは歯並びの状態によります。歯を並べるスペースが必要な場合は抜歯をするのですが、叢生(デコボコの歯並び)の程度によっては、歯を抜かずに矯正できるケースもたくさんあります。
まずは歯並びの状態を確認し、患者さんが望むゴールと検査結果をもとに判断することになりますので、歯科医院に相談されることをおすすめします。

マウスピース型矯正治療は、ワイヤー矯正と比べて歯並びが元に戻りやすいということはありますか? 費用の点では違いがあるのでしょうか?

矯正方法によって、歯並びの戻りやすさに違いはありません。どちらも治療修了後はリテーナーによる固定が必要です。治療によって歯列が整ったとしても、その後の固定をしっかりしないと戻りやすくなってしまいます。
マウスピースとワイヤーでは、費用の点でほとんど変わりませんが、マウスピース型矯正治療には5年保証が付いている点が大きな違いです。

マウスピース型矯正治療とワイヤー矯正の違い

マウスピース型矯正治療が向いているケース、ワイヤー矯正が向いているケースについて教えてください

一般的に、抜歯をともなう場合はワイヤーがよいといわれています。叢生がひどい場合は抜歯して歯を並べるスペースをつくるため、ワイヤー矯正が選ばれることが多いです。
一方、抜歯が必要ない場合はマウスピースが向いているといえます。
最近ではマウスピース型矯正治療で対応できる症例が増えており、以前よりも可能性は広がっています。遠心移動によって歯を奥歯のほうに動かしたり、歯の表面を少し削ってすき間をつくったり、スペースを広げる処置も行われています。

マウスピース型矯正治療の流れと注意点

マウスピース型矯正治療の流れと注意点

マウスピース型矯正治療の治療期間はどのくらいですか? また、矯正中はどのくらいの頻度で通院する必要がありますか?

叢生の具合にもよりますが、だいたい2年くらいです。短いケースでは半年ほどですね。
矯正中は1カ月に1回通院していただき、歯の状態を見ながら治療を進めていきます。

貴院のマウスピース型矯正治療の流れについて教えてください

まずはレントゲンを撮って口腔内の状態を確認し、むし歯や歯周病があれば治療をしてから矯正を進めていきます。患者さんがどこを治したいのか希望を伺い、最初にしっかりカウンセリングをして、目指すゴールを設定します。
実際に治療をすることが決定したら、口腔内写真、レントゲン、CTなどでさまざまな資料を取り、患者さんのマウスピースを作製します。詳細の検査の翌月には、マウスピースの装着がスタートします。矯正期間は月1回のチェック、処置と同時にクリーニングも行い、口腔環境を清潔に保ちながら歯列を整えていきます。

マウスピース型矯正治療に失敗してしまうことはありますか? 患者さんが矯正中に気をつけるべき点があれば教えてください

失敗するとしたら、一番のケースはマウスピースの装着時間が守られないことです。矯正中はマウスピースを1日22時間、少なくとも20時間以上装着する必要があります。マウスピースを交換しながら歯を少しずつ動かしていきますので、外している時間が長いと計画通りに歯列が整わなくなってしまいます。
ほかには、歯に無理な動きをさせてしまって失敗するケースもあります。これは、事前にCTなどでしっかり資料を取ってシミュレーションをすれば、十分防げることです。
また、歯肉炎や歯周病があるとうまくいかないため、徹底した歯周病管理も欠かせません。歯科医院でのメンテナンスだけではなく、やはり患者さんのホームケアが肝心です。マウスピースは取り外して歯ブラシができますので、日々のケアを大事にしてください。

マウスピース型矯正治療の流れと注意点

充実した設備で行う「インビザライン」

充実した設備で行う「インビザライン」

貴院では、マウスピース型矯正治療のメーカーの中で、米国アライン・テクノロジー社の「インビザライン(※1)」を採用されています。なぜこちらを選ばれたのでしょうか?

数あるマウスピース型矯正治療の中でも一番歴史があって症例数が多く、社会的な信頼性があることが選んだ理由です。インビザラインでは、専用の口腔内スキャナーを使って精密なマウスピースを作製でき、治療計画は3D画像・動画で確認できます。歯を動かしていく機能が豊富な点も、インビザラインを採用している理由の一つです。
(※1) 未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

院内設備についてご説明いただけますか?

インビザライン専用の3Dスキャナーを使用しています。口腔内をスキャンすることにより、型取りの不快感がなく、短時間で精度の高い歯型がコンピューターで再現されます。これによって、患者さんに合った精密なマウスピースを作製できます。
ほかにもCTやマイクロスコープなど必要な最新機器をそろえ、質の高い治療を受けていただける環境を整えています。

充実した設備で行う「インビザライン」

貴院で矯正するときの費用について教えてください

全顎矯正(5年保証付き)で88万円(税込)。前歯だけのプランは44万円(税込)です。
アプラス「デンタルローン」を導入しており、分割払いが可能です。カード払いにも対応しています。

ゴールを共有し、望む結果に導く

矯正後のアフターケアはどのようにされていますか?

矯正治療修了後は、元に戻るのを防ぐためにリテーナーをしばらく装着します。リテーナーをしていないと、矯正した歯が少し戻ってしまうことがあります。
ただし、もし元に戻ってしまっても、5年保証があるため期間内は何度でもやり直しができます。再度スキャンしてマウスピースを作製することも可能です。ワイヤー矯正の場合は装置を外してしまうとやり直しができませんが、長期の保証があるのはマウスピース型矯正治療の利点だと思います。

ゴールを共有し、望む結果に導く

矯正治療をする上で、先生が大切にしていることを教えてください

治療を始める前に患者さんとゴールをしっかり共有して、リスクもちゃんと説明した上でスタートすることです。
矯正をすると「ブラックトライアングル」といわれる歯と歯の間にすき間が空いたり、歯ぐきが下がったり、まれに歯の神経がダメージを受けることがあります。こうしたリスクについて、最初にきちんと伝えるようにしています。

ゴールを共有し、望む結果に導く

矯正治療は長い期間にわたるため、患者さんは医院全体の雰囲気も気になると思います。先生が心がけていることや、「さくらぎファミリー歯科」の特徴について教えていただけますか?

リラックスした雰囲気で治療を受けていただけるよう心がけています。私をはじめスタッフ一同、患者さんとしっかり話をしてコミュニケーションを取るよう徹底しています。何でも気軽にご相談ください。
当院では一般歯科をはじめ、幅広い診療をしておりますので、マウスピース型矯正治療中にむし歯や歯周病などトラブルが起こったとしても、すぐに治療が可能です。歯をきれいに保てるよう、歯科衛生士が丁寧にメンテナンスも行い、患者さんが安心して通院できるようサポートしています。
また、当院の特徴となっているのが、専用のラボと提携です。私の弟が技工士をしておりますので、スムーズな連携が可能です。審美性に優れた質の高い補綴物を安価で提供できることが、他院にはない強みだと思います。詳しくは当院のHPをご覧いただけると幸いです。

最後に、マウスピース型矯正治療を考えている方に向けてメッセージをお願いします

矯正というのは、マイナスを埋めるというよりも、口腔環境をプラスの方向に導いていく治療です。長い目で見て、人生の質を上げることになると思います。歯並びに悩みをお持ちの方、マウスピース型矯正治療に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

編集部まとめ

マウスピース型矯正治療は安心して通える医院で歯並びに悩みを抱えている人にとって、インビザラインは可能性を広げてくれる治療法だと感じました。歯並びで気になる箇所も、望んでいることも人によって違うので、患者さんと歯科医師との意思疎通は大切です。櫻木先生のように一人ひとりと向き合い、お口のトラブルにも幅広く対応し、充実した設備がある歯科医院は安心だと思いました。

さくらぎファミリー歯科

医院名

さくらぎファミリー歯科

診療内容

矯正治療 小児矯正 歯科一般 予防治療など

所在地

京都府京都市山科区西野山中臣町41-1

アクセス

京都市地下鉄東西線「椥辻」駅より徒歩15分

この記事の監修歯科医師