患者の負担を軽減する、インビザラインによる部分矯正とは【東京都江戸川区 医療法人社団エースアルファー歯科】
廣光 敦
医療法人社団エースアルファー歯科 院長
1964年東京生まれ。1990年城西歯科大学卒業。大手医療法人など6カ所で勤務した後、アルファー歯科を開院。より正確な治療をするために機器の充実を図るとともに、診察室に好きな絵を飾る工夫を凝らす一面も。
医学博士、日本成人矯正歯科学会会員。インビザライン専門医、インディアナ大学客員講師。
矯正をためらっていた人への朗報。部分矯正という選択
自分の歯並びが気になっている人は多いと思いますが、矯正をするのはためらいがちなように感じます。どんなことがハードルになっていると思われますか?
どのような状態であれば、部分矯正が受けられるのですか?
でも、口元が変わると顔の印象が大きく変わるので、部分矯正しただけでも別人のようになる人もいますよ。もちろん口の中の状態をきちんと見て、しっかり噛むためには全体矯正したほうがいいような場合は全体矯正をおすすめすることもあります。患者さんにはしっかりご説明しますので、その上でご判断いただければと思っています。あくまで治療をスタートするかどうかは患者さんのご意思ですので、無理に強要をするようなことは一切しておりません。
インビザライン(マウスピース型矯正装置)による部分矯正とは
こちらでは、インビザライン(マウスピース型矯正装置)で部分矯正をしているそうですね。
マウスピースを使用する際の注意点は何かありますか?
全体矯正のように、口の中に矯正装置をつけたままそれを2年間頑張るとなるとなかなか大変ですよね。でも部分治療であれば、期間は半年程度で短いため、途中で脱落してしまう方はほとんどいません。また、インビザラインの場合は、マウスピースの個数が14個と決まっているので、それが終われば治療は終了となります。それに納得してくださった方が矯正を始めています。
部分矯正は、症例数の多い経験豊富な歯科医探しから
貴院で部分矯正の治療を受けるときの流れを教えてください。
まず、歯並びについて悩んでいることや、矯正にあたっての不安などをお聞きします。そして、歯の状態を診せていただいてから、歯並びの問題点を把握し、治療方針や期間、価格などをご説明します。ここで不安や疑問がありましたら、どんなことでも質問していただきたいと思います。
そして次に、X線撮影や口腔内や顔貌の写真撮影、iTero(アイテロ)というシステムを用いた3Dスキャンなどの精密検査を行います。
いまiTeroとおっしゃいましたが、それはどういったシステムですか?
それからマウスピースをつけていくことになるんですね。
そうですね、歯を動かすのにかかったのと同じ期間、もしくはそれ以上はつけていただいたほうがいいと思います。夜間にマウスピースをしていただくといったこともあります。
治療にあたって先生が心がけていらっしゃるのはどういったことでしょうか?
院内は特におしゃれな内装というわけではありませんけれど、安全な治療を提供できるように歯科用CTや口腔外バキュームなどの院内感染を防ぐための設備にはお金を十分にかけてスピーディーかつ確実に治療できるようにしたいと考えています。また、診療は必ず私が毎回診るようしております。カウンセリングから診療まで一貫して自分でみないと気が済まないといったこだわりがあります。
矯正治療となると通っていただく回数も増えますし、期間も長いので、「矯正で変わっていくプロセスを一緒に喜び、楽しみながら治療する」ということも心がけています。
矯正治療を考えている方に、歯科医院選びをする際にどんなことに注意すればいいか、アドバイスをいただけますか。
なかには千、2千症例と診ている先生もいるので、そのくらいの経験値があるとちょっと違うところまでわかってくるんですよ。
先生に症例数を尋ねてみるのもいいと思います。私は大学に残っていないので認定医などの資格はとっていないのですが、その分、経験や研鑽はしっかり積んできたと自負しています。
それと、設備面の充実ですね。たとえ部分矯正と言えど、審美面のみならず、かみ合わせといった機能的な面、歯の表面的な情報だけでなく歯肉の中の歯の根っこの情報などさまざまな情報をもとに治療をすすめます。そういった多角的な情報を得るための設備というのは充実していた方が良いのではないでしょうか?
最後にこの記事を読んでいる読者の方へメッセージをお願いします。
当院でも、矯正される前と後の写真を用意しているので、それをご覧になれば矯正してみたくなるのではないでしょうか。矯正が終わると、皆さん表情が明るくなりますから、歯並びを気にされているなら試してみる価値は大いにあると思います。
編集部まとめ