痛い?怖い?内視鏡検査の必要性が発生したら【品川区 荏原内科・外科クリニック】 2020/01/07

荏原内科・外科クリニック
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お腹の調子が悪い、胸焼けがするなど、気になる症状で病院に行ったら、「内視鏡検査」を勧められた、というケースも、今や珍しいことではありません。しかし、内視鏡検査と一口に言っても、さまざまな手法があることから、いまいちピンと来ない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
身体の内部をしっかり確認することは、健康への不安を解消するために重要な意味を持ちます。つまり内視鏡検査は、不安解消に向けたステップのひとつ。そこで今回は、内視鏡検査について、【医療法人社団健有会 荏原内科・外科クリニック 院長・小林 秀規先生】に内視鏡検査に詳しく伺いました。

 

Doctor’s Profile
小林 秀規
医療法人社団健有会 荏原内科・外科クリニック 院長

医学部を卒業後の1982年より入局した東京女子医科大学病院消化器病センター外科や都立荏原病院では癌治療を中心に外科医としての知見を広める。大学病院のような大きな病院としてのメリットもあるため荏原病院の非常勤勤務医を行いながら、より患者さまに寄り添った治療を行いたいと理想の地域医療を実現するために2006年荏原内科・外科クリニックを開院。日本外科学会や日本消化器外科学会、日本消化器内視鏡学会など多数の学会にも参加し、全力で医療を提供できるよう積極的に知見を深めている。

まず、内視鏡検査とはどのような検査なのか、詳しく説明します。
内視鏡検査は「胃カメラ検査」と言われることもありますが、厳密に言うと“胃カメラ”とは、チューブ状の管の先端に搭載されたフィルムカメラで胃の中を撮影するもので、従来の医療現場で多く活用されていました。しかし、医療の目まぐるしい進化が目立つ現代では、TVモニターに映し出して観察する「内視鏡検査」が活用されるケースが増えてきました。内視鏡検査は、普段は見ることができない体の中の様子を内視鏡の先端部分に搭載された小型映像素子(CCDなど)で画面を通じて、医師が直接目で確認することができます。そのため、より精密に、体の中の異常を診断しやすくなっているのが特徴的です。

内視鏡検査とはどのような検査?

また実際の検査方法としては、大きくわけて以下の2種類をあげることができます。

 

  • 上部消化管内視鏡検査:口または鼻から内視鏡を挿入して食道・胃・十二指腸などを検査する
  • 大腸内視鏡検査:肛門から内視鏡を挿入する

 

上記2つを医師の診断のもとで行うのですが、どの病院でも内視鏡検査が受けられるか、というとそうではありません。検査中に呼吸や脈拍などを確認する必要があることから、実際にはすべての病院で検査を行っているわけではないのです。そのため医療機関を選択する際には、以下のポイントを見定める必要があるといえるでしょう。

  • 検査自体を行っているか
  • 内視鏡検査を得意としているか

 

さらに病院を選ぶポイントについて、小林先生の見解もお伺いしました。

自宅や勤め先からの通いやすさも大事ですが、やはり大きな病気が見つかる可能性もありますので、豊富な知識と経験を持った医師が在籍しているクリニックを選ぶようにしてください。
また、健康診断で多い胃X線検査ですが、早期の癌が見つからない可能性もありますので、設備が整っており細部まで診てくれる内視鏡検査を実施できる医師が常勤するクリニックを選ぶのがポイントです。
最近では、内視鏡検査の必要性を知り自分の親のためにネットで当医院を探して親子で来院される方も増えていますよ。

内視鏡検査とはどのような検査?

小林先生のご意見によると、内視鏡検査を行う病院選びでもっとも重要視すべきポイントは、設備が整っているかどうか。この点をクリアにするためにも、事前にしっかりと下調べすることが大切といえるでしょう。
病院というと、つい自宅からの距離や通いやすさなどを考えてしまいますが、より満足のいく検査を行うためには、やはり設備の充実度も大切なポイントになることでしょう。

内視鏡検査を受ける流れについて

それでは次に、内視鏡検査はどのような流れで行われるのか、小林先生に注意点も含めてお話を伺いました。

【小林先生からの注意点】
胃内視鏡検査を受ける方は、なるべく早い時間帯(21時頃まで)に消化の良いものを中心に召し上がってください。
そして前日は、なるべく早めに就寝するように心がけてください。

内視鏡検査を受ける流れについて

 

内視鏡検査 当日~ご来院前~

【小林先生からの注意点】
検査当日は、食事、水分、たばこ、薬などは控えるようにしましょう。 大腸内視鏡検査を受ける方は着替えやすい服装を心がけてください。
 

内視鏡検査 当日~病院での準備~

大腸内視鏡検査の場合、ご自宅で下剤を飲んでいただきます。(※クリニックによっては、自宅で一部、もしくはすべて飲んでくるケースもあります)
この際、下剤を数回に分けて2リットル程度飲みます。そして、何度かトイレに行った上で、液体のような便になったら準備完了です。
 
また胃内視鏡検査の場合は、病院で発泡剤を飲み、胃の中をきれいにしてから検査を行います。女性であれば、口紅を落とすことも忘れないようにしてください。

内視鏡検査を受ける流れについて

 

内視鏡検査 当日~検査中~

検査前は、検査台に横になりリラックスし、いよいよ内視鏡の挿入となるのです。
検査では医師が数十分程度、モニターに映る胃腸内を観察します。検査が終了したら身支度を整え、撮影した画面を医師と見ながら検査結果を聞いて終了となります。

 

内視鏡検査 当日~帰宅~

【小林先生からの注意点】
眠気が残ってしまい、判断力の低下から交通事故に合うリスクも考えられます。そのため、車やバイクでの通院は避けるようにしましょう。

内視鏡検査を受ける間隔と推奨年齢について

内視鏡検査の推奨年齢と間隔は、胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査によって異なります。
例として、地方自治体による補助金対象の年齢と間隔についてご紹介します。
 
胃内視鏡検査:対策型胃癌検診で50歳以上が対象。2年に1回の間隔を推奨
大腸内視鏡検査:40歳以上が対象。1年に1回の間隔を推奨

 
いずれにせよ、推奨年齢や間隔に限らず、不調を感じるような気になる点があった場合には、受診することがいいでしょう。
 

内視鏡検査の費用について

初めて内視鏡検査を受ける方が疑問に思う点と考えると、「費用面」への関心も見逃せません。では、結論から申し上げましょう。内視鏡検査の費用は、健康保険が適用となることから、高額な料金にはなることは考えられません。

しかし、胃腸内部を見るだけの検査か、それとも組織を採取して顕微鏡で調べる生検も行う検査なのかなど、検査内容はもちろん、保険の負担割合によっても費用感は異なります。
参考までに【荏原内科・外科クリニック】で内視鏡検査を行った場合の料金を紹介します。

※投薬料などは含まれません。

【食道・胃内視鏡検査】
1割負担→1,170円
2割負担→2,330円
3割負担→3,500円

【大腸内視鏡検査】
1割負担→2,010円
2割負担→4,030円
3割負担→6,040円

上記料金は検査代のみとなります。

その他に、初・再診料、医学管理料等、生検料、感染症検査料
大腸内視鏡検査食料金(自費)1,100円、大腸内視鏡検査パンツ料金(自費)250円がかかります。
掲載日現在の情報となります。
詳しくはお電話にてお問い合わせください。

内視鏡検査はどのような症状を感じた際に、受けるべき?

内視鏡検査について詳しく知れたところで、もっと深い実態に迫ってみましょう。それは、「どのような症状を感じたときに、検査を受けるべきなのか?」という点。
検査を推奨する症状について、小林先生にお伺いしたところ、次のようなポイントに心当たりがある際には検査を勧めるとのことでしたのでした。

  • 胃が痛い
  • 家族に胃癌や大腸癌の患者がいる
  • 癌の初期症状は無症状という話を聞いたので念のため検査したい

上記に該当する方は早めに検査を受けたほうが良いでしょう。また、小林先生は次のようなこともおっしゃっています。

内視鏡検査はどのような症状を感じた際に、受けるべき?

内視鏡検査は、胃癌や大腸癌の早期発見予防に繋がります。なかでも近年はピロリ菌由来の胃癌が多いのですが、内視鏡検査をすることでピロリ菌の陽性や陰性もわかるという点は注目すべきポイントです。
そして、そのピロリ菌も薬で除菌できるため、その後の胃癌リスクは大幅に減少することでしょう。

内視鏡検査でピロリ菌の陽性や陰性が分かり、また薬で取り除くことができるというのは嬉しい驚きです。

 

とくに癌は、自覚症状がなくても体の中で悪化していることも多くあると言います。また癌に限らずとも、体の異常を解決するためには、早期に発見して適切な治療を行うことが大切です。胃腸や消化器をはじめ、癌は症状がかなり進行しないと無自覚のケースも少なくはありません。
また特有の症状がなく痛みなどの自覚症状が現れてきた頃にはかなり進行しているというケースがほとんどですので、無症状のうちから定期的に検査を受け異常をできるだけ早めに発見することが必要なのではないでしょうか。

 

もっと聞きたい、内視鏡検査の痛みや時間

ここまでで、内視鏡検査は病気の早期発見に繋がる、ということはご理解いただけた事でしょう。
では次に、検査中の痛みについて、多くの方が不安や疑問を感じることがあると思いますので、そちらも解説していきます。
 
まず念頭においていただきたいことは、「痛みの感じ方は千差万別であり、人それぞれ感じ方が異なってくる」という点です。
 
内視鏡は口や鼻や肛門から入れるので、異物感は当然あると思います。しかし、検査時には挿入口に部分麻酔を行うため、痛みを伴うことはほとんどないといいます。
またうっすら眠るくらいの鎮静剤や、局部麻酔を使って検査を行うこともあるようですよ。これらの点から考えても、痛みについては、不安を持ちすぎなくても大丈夫だと考えられます。
ではここで、荏原内科・外科クリニックでは、痛みに不安を感じる方へどのような回答しているのか、小林先生のお話も伺いましょう。

 

痛みにはもちろん個人差はありますが、当院では局部麻酔を行いますので、「ほぼ痛みを感じることなく検査を受けることができます」、とお伝えしています。人によって検査中に寝てしまう方もいるほど、終始リラックスした状態で検査をうけていただいていますよ。

局部麻酔を使用してほぼ痛みを感じることなく検査を受けることができるのは、とてもありがたいことですね。
最近では、鉛筆ほどの太さの細い内視鏡も施設によっては用意されているので、体への負担や恐怖心も軽減されているようです。
 
あまり不安を持ちすぎると緊張して色々なことに敏感に反応してしまうので、リラックスして検査を受けるように心がけることも大切ですね。

 

もっと聞きたい、内視鏡検査の痛みや時間
 

内視鏡検査の時間

ここまで内視鏡の痛みについて解説しましたが、次は実際の検査時間はどのくらいに及ぶのか、という点についても小林先生にお伺いしてみましょう。

検査自体は、5分から10分の短い時間で済みます。ただし、検査時間が短いからと検査後に忙しく予定を入れて動き回るのはよくありません。検査後は、なるべく予定を入れず安静にすることをおすすめします。

初めて検査を受ける方の中には、少なからずもっと長い検査時間を想定していた方もいらっしゃることでしょう。
その点、小林先生のおっしゃるように、5分から10分程度であれば、検査に伴う緊張の時間も短いと言えますね。またその後は医師から説明を聞いて終了となりますので、仕事などでなかなか時間が作れない方も安心して検査を受けることができるのではないでしょうか?

内視鏡検査は早めに受けることが大切

内視鏡検査は激しい痛みもなく、少ない時間で精密な検査が受けられるということが、よくわかりましたね。だからこそ、現在体調に少しでも違和感や気になる症状がある方は、早期発見のためにもなるべく早めに検査を受けることをおすすめします。

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診療内容 内科・外科・胃腸科・肛門科