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費用・期間ともに負担の少ないAll-On-4 ならインプラントがぐっと身近に【東京都板橋区 南ときわ台歯科】

 更新日:2023/03/27
南ときわ台歯科
南ときわ台歯科

インプラントで美しい自然な歯を取り戻したい。でも費用の面でも期間の面でも負担が気になる。そんな迷っている方々にぜひインプラントの実例を伝えたいと語るのが、南ときわ台歯科の広野理事長だ。早くからインプラント診療に携わってきた広野理事長にAll-On-4などの新たなインプラント治療などについてお話を伺ってみた。


Doctor’s Profile
広野 敬
医療法人社団敬和会 南ときわ台歯科 理事長

1985年文京区で広野歯科クリニックを開業し、現在医療法人社団敬和会理事長、広野歯科クリニック院長。日本にインプラントが導入され始めた1980年代からインプラント診療に取り組み、2001年より公益社団法人日本口腔インプラント学会認定専門医。「for the patient」を基本理念に掲げ、40年近い経験と今も研究を怠らない姿勢で多くの患者に良質な歯科診療を提供している。

技術と経験、適切な手順があればインプラントは決して危険な診療ではない

まず、先生のお考えになるインプラントのメリットについて教えていただけますか?

インプラントとは、虫歯や歯周病で失った歯のかわりに、インプラントを埋入し、顎の骨としっかりと固定し、その上にさし歯を装着する方法です。
インプラントにはチタンという顎の骨にしっかりと結合する素材が使われているため、ブリッジのように健康な天然の歯を削らずに済みますし、入れ歯のように不安定にならずしっかり噛むことができます。これがインプラントの大きなメリットです。
技術と経験、適切な手順があればインプラントは決して危険な診療ではない

広野理事長は早い段階からインプラントに取り組まれていたそうですね。

大学を卒業した頃から取り組んでいますので、40年近くになります。2001年には日本口腔インプラント学会の認定専門医を取得したのですが、これは1年間にわたり厚生省(当時)の認めた施設で講義や実習を受け、術後5年の症例を10ケース発表するなどして取得するもので、現在も認定専門医は全国に600人ほどしかいないといわれています。
インプラントにネガティブなイメージを持っている方もいるようですが。

インプラントには一時期悪いイメージもありましたが、きちっとした診査・診断・知識・技術があれば決して危険な診療ではありません。
むしろ、多くの方に自然に噛めて、見た目にも美しくなるという喜びを提供できるものです。以前よりは、そのあたりの認知も広まってきましたが、もっと皆さん誰もが気軽に受けられる治療にしたいと思い、現在も研鑽を続けています。
かなり高齢の方でもインプラントは可能なのでしょうか。

当院でインプラントをされた最高齢の方は80代後半の女性です。すでに他院で5本ほどインプラントを入れられていて、前歯だけブリッジをなさっていたのですが、そこがぐらついたということで、当院で新たに2本のインプラントを施術しました。
通常のインプラントは抜歯して3~4カ月待ち、骨が減っていれば骨を増やして、それから人工の歯根を埋め込んで、また少し待って…と、その間1年近く歯がない状態が続きます。しかし、その方の場合は歯の骨の状態がよかったので、歯を抜くと同時にインプラントを埋め込み、当日そのインプラントを土台に仮歯をつくって入れる事ができました。
実は、インプラントは歯を抜いたその日に入れるのが一番痛くないんです。痛みも腫れも少なく、治りも早い。仮歯ではありますが、その日に歯を入れて帰れるので、大変喜んでおられました。付き添いの娘さんもびっくりされていましたね。

技術と経験、適切な手順があればインプラントは決して危険な診療ではない
アフターケアについてはいかがですか。

インプラント周囲炎といって、しっかりとメンテナンスをしないと炎症を起こす場合もあるので、年に一度は検診に来ていただいています。
また、当院ではインプラントの仮歯を装着したあとも保管しています。何か不具合があったときには新しいさし歯ができるまで仮歯として再利用できますのでそれは皆さん「助かった」と言ってくださいますね。
さらに、当院は定められた資格条件に基づいて、ガイドデントアソシエイツというインプラント保証機関の認定を受けております。これは、万が一さし歯の部分が破損した場合は、1年以内なら無償で交換、10年以内に不具合があった場合には割安で再治療を受けられるというものです。保険料はかかりますが、そうした保証機関の認定も受けているクリニックであるということで、安心して施術を受けていただいています。

3Dデータによるガイドシステム、静脈内鎮静法、All-On-4など最近のインプラント事情

3Dデータを使用するガイドシステムも取り入れられているそうですね。

インプラントガイドシステムとは、CTスキャンで撮影した3Dデータをコンピューターに取り込み、インプラント手術のシミュレーションを行い、そこで作成した治療計画通りに正確に手術を行うシステムです。インプラントを正確な位置・角度・深さで埋め込めるので、安全で時間的にも無駄のない施術ができます。
また、シミュレーションを患者さんに見せながら説明できるので、その点でも安心していただいています。当院ではかなり早い段階からこのようなガイドシステムを取り入れたインプラント施術を行っています。現在は3つ目のメーカーのシステムを使用しているのですが、最初のシステムを導入したときは日本では2台目だったんです。最初のシステムは機械自体も大きく、術前の準備も大変だったのですが、どんどん改良されていますね。
このシステムのもうひとつの利点は、術中に即座に修正ができることです。まれにですが、歯肉を開いて骨を見ると、データとずれがある場合があるんですね。そうした際にも即座にポジションを修正できるんですが、現在では、より簡便で精度の高いシステムを使っています。
3Dデータによるガイドシステム、静脈内鎮静法、All-On-4など最近のインプラント事情

静脈内鎮静法も取り入れてらっしゃるそうですね。

麻酔医に来てもらい、静脈内鎮静法を行っています。手術中は継続して口を開けていただくこともありますが、これは最初の5分ほどしか明確な記憶が残らないので、とても楽なんです。全身麻酔と違い、意思の疎通はできるのですが、夢うつつのうちに終わってしまいます。
もちろん、全身麻酔と違い入院の必要もありません。別途費用はかかりますが、血圧や血中濃度の管理などもできるので、高齢の方には特におすすめです。

3Dデータによるガイドシステム、静脈内鎮静法、All-On-4など最近のインプラント事情
All-On-4(オールオンフォー)というインプラントについても教えていただけますか。

All-On-4(オールオンフォーはポルトガルのコロ先生が確立したインプラントで、総入れ歯又は歯がほとんど欠損してしまったり、歯があってもぐらぐらでちゃんと噛めない方のためのインプラントです。これは、歯が残っていても抜歯した当日に全て処置できます。
これは4本のインプラントで12本のさし歯をはめ込む方法で、イスの原理を用いたものです。イスの脚は4本で安定します。これを応用して、4本のインプラントをイスの脚のようにバランスよく配置し、そこに12本の歯をかぶせていくんです。ほとんどの歯を欠損していたのに、その日のうちに12本の歯を入れられるので、皆さん大変喜ばれますね。
また、4本で済むぶん当然費用も抑えられます。しかも静脈内鎮静法を用いれば本当に眠っている間に歯がよみがえったような感覚になるようですよ。

負担少なくインプラントを入れたいなら歯の骨が残っている今のうちに

負担少なくインプラントを入れたいなら歯の骨が残っている今のうちに
先生のお話で、インプラントが身近になってきたことが実感できたのですが、抜歯したその日にインプラントを入れるにはやはり条件が必要なのでしょうか。

抜歯して時間を置くと、その間に骨が痩せるので、その分さし歯も長くなってしまうんです。その点、抜歯してすぐにインプラントを埋め込んで仮歯を入れると、ほかの歯と高さが揃うので仕上がりもすごくきれいなんです。ですから、抜歯したその日に埋め込むのが一番いい方法だと思います。
ただし、そのためにはある程度骨が残っていないといけないので、入れ歯やブリッジはいやだと思われるなら、できるだけ早くインプラントにすることをおすすめします。
昔はなるべく歯を抜かずに使えるところまで使ってという考え方があったのですが、虫歯や歯周病の歯をいつまでもそのままにしていたら、どんどん骨が劣化して条件が悪くなってしまいます。すると、骨をつくるところから始めないといけなくなるので、費用も時間もかかるし、痛みも強くなるんです。ですから、いずれ抜かなきゃいけない歯があるのなら、早く抜いてインプラントにしたほうがいいと思います。これはぜひ皆さんに知っていただきたいことです。

最後に読者へのメッセージをお願いいたします。

インプラントに怖い・痛い・感染するのではなど、心配を抱えている方もいらっしゃるかと思います。ですが、きちっと手順を踏んで、経験ある歯科医院で施術を受ければ、「そんなに大変なことではないですよ」とお伝えしたいですね。
静脈内鎮静法で抜歯と同時にインプラントと仮歯を入れた方は、むしろあまりにも簡単に歯が取り戻せたので、うっかりその日のうちに硬いものを食べそうなくらいあっけらかんとされるので、注意事項を繰り返したほどなんですよ(笑)。
今やインプラント治療は、本当に身近に受けられる歯科診療になっています。当院では長年の知識と経験に基づいて、できるだけ負担のないインプラント施術を行っていますので、ぜひ一度ご相談にいらしてくださいね。
負担少なくインプラントを入れたいなら歯の骨が残っている今のうちに

編集部まとめ

広野理事長は40年近い知識と経験に裏打ちされた、いわばインプラントの職人。大変わかりやすく穏やかに、抜歯したその日に埋め込めるインプラント・欠損が多くても4本で済むAll-On-4など、従来のインプラントのイメージが変わるお話をしてくださいました。インプラントをお考えならぜひ南ときわ台歯科へ。長年の実績のあるクリニックなら安心して大切なお口の健康をまかせられるのではないでしょうか。

医院情報

南ときわ台歯科

南ときわ台歯科
所在地 〒174-0072
東京都板橋区南ときわ台1-34-1
アクセス 東武東上線 ときわ台駅 徒歩3分
診療内容 一般歯科 インプラント ホワイトニング 入れ歯

この記事の監修歯科医師