目次 -INDEX-

前方牽引装置とは

 更新日:2023/03/27

前方牽引装置とは

前方牽引装置とは、子どもの受け口の原因となる上顎の劣成長を解消するための装置です。成長期に合わせて使用することで、効果的に上顎の成長を促すことができます。頭部にフェイシャルマスクを着け、フックを矯正用のゴムで牽引することで前方に力をかけます。
1日で14時間以上装着することを推奨され、乳歯列期に装着するタイプは着脱が可能ですが、混合歯列期に装着するタイプは取り外しができません。

メリット

・上顎を前方に牽引し、反対咬合を解決できる

デメリット/副作用

・歯が磨きにくい部分があるので、歯周病やむし歯に注意しなければならない
・装置の使い始めは、しゃべりにくかったり、食べ物や飲み物を飲み込みにくいことがある
・装置を変形させないよう注意する必要がある
・見た目に違和感がある
・毎日行わないと効果が出ない
・上顎が劣成長である原因を解決しないと後戻りしてしまう

治療期間

治療完了は装着から1〜2年間で、7〜15歳くらいの間に装着することが推奨されています。

費用相場

自費診療では5〜30万円と、医院によって違いがあります。歯列矯正は自由診療ですが、先天性疾患を伴う不正咬合は保険適用となる場合があります。

注意点

治療期間や費用は、治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修歯科医師