歯科医師が語る！歯列矯正失敗の原因と対策【江戸川区 アルファー歯科】

・噛み合わせが悪くなり、頭痛や肩こりなどが起こる
噛み合わせが悪くなり、うまく噛めなくなる場合があります。そのまま放置すると、頭痛や肩こりが起きたり、あごの関節に負担がかかったりするのです。このような全身の症状に悩まされると、生活に支障をきたしかねません。

・治療期間が長すぎる、いつまで経っても終わらない
矯正治療がいつまで経っても終わらないケースもあります。通院が長引くと、医療費や交通費が高くなり、金銭的な損害を受けかねません。また、治療前のカウンセリングでは、「1年で改善が期待できる」と言われたところ、2年が経過しても治療が終わらない場合も考えられるでしょう。
※症例により動きにくい方も多くいますので一概に失敗とは言えない場合がございます。

・治療後に元の位置に戻る
矯正治療によって、一度は歯並びが整っても、しばらくして元の位置に戻ってしまうケースがあります。再度の矯正治療が必要になれば、金銭的・時間的な損害につながるでしょう。治療終了時は矯正に成功したと思ってしまうため、元に位置に戻ることで大きな精神的ショックを受ける可能性も考えられます。

【原因】歯科医師の技術不足、取り扱いの問題

歯列矯正で用いる表側矯正、裏側矯正、マウスピース型矯正は、いずれもコンピューターによるデジタル解析で治療方法を決定するため、失敗のリスクを抑えることができます。しかし、コンピューターがデジタルでも治らない治療計画・治療方法を導き出すケースもあるため、医師の診断力が重要です。

以上を踏まえ、歯列矯正が失敗する原因について、追究していきましょう。

・原因は技術不足
適切に治療計画を立てられても、矯正装置を正しく装着できていないと、矯正に失敗してしまう可能性が考えられます。このように、歯科医師の技術不足が原因で、歯列矯正が失敗するケースもあるのです。すべての歯科医師が十分な技術を持っているわけではないため、治療を受ける歯科医院は慎重に選びましょう。

・マウスピース型矯正装置の場合は指示通りに取り扱わなかった
マウスピース型矯正装置は、自分で自由に脱着できるメリットがありますが、決められた時間どおり装着しなければ、計画通りに矯正できません。指示に従わず装着しなかったり、適切に取り扱わなかったりすると、歯列矯正が失敗する可能性が高まるでしょう。なお、この場合では、歯科医院ではなく患者側に失敗の原因があると考えられます。

・抜歯が必要なケースであるにもかかわらず、抜歯せずに矯正した
歯列矯正では、歯を動かすためのスペースが必要となるため、場合によっては抜歯してから矯正を開始します。抜歯が必要な症例であるにもかかわらず、無理に非抜歯で進めて矯正に失敗するケースもあるのです。
これは、非抜歯矯正による宣伝効果を優先した歯科医師の判断ミスが原因と考えられます。

このように、失敗事例も少なくない歯列矯正。実際の医療現場では、どのように把握されているのでしょうか? 廣光先生に歯列矯正の失敗について、次のようなお話を伺いました。