「しっかり噛める」だけじゃない。全身の健康や顔のイメージを保つためにも有効! 【横浜市中区 瀬尾デンタルクリニック】

瀬尾デンタルクリニック
瀬尾デンタルクリニック

インプラントは、見た目や噛む機能に極めて優れている。しかし、手術が必要なことから敬遠されるケースも多い。そんなインプラントのあまり知られていない有効性や全身の健康との関わり、手術の痛みや麻酔などについて、20年近く多数の症例を手掛けてきた「瀬尾デンタルクリニック」の瀬尾徹院長にお話を伺った。

Doctor’s Profile
瀬尾 徹
瀬尾デンタルクリニック 院長

鶴見大学歯学部を卒業後、横浜「関内」駅近くに「瀬尾デンタルクリニック」開院。院長として、多くのインプラント治療を行ってきている。所属学会は、日本歯科審美学会、日本口腔インプラント学会。

顎の骨を痩せさせないためにも、インプラントは有効

顎の骨を痩せさせないためにも、インプラントは有効

インプラントは「噛む」という点でとても優秀ですが、ほかに見逃しているメリットはありますか?

顎の骨が痩せないということも大きなメリットです。骨は吸収と再構築を繰り返している組織ですが、負荷がかかることで再構築が促進されます。ですから歯を失って歯の根から顎の骨に負荷が伝わらなくなると、その部分の顎の骨が痩せてしまうのです。

歯を失うと、顔が老けたりアンバランスになるように感じるのは、顎の骨が痩せてしまうからなんですね。

ブリッジや入れ歯で補っても、根がないので失った歯を支えていた部分の顎は痩せていきます。インプラントは人工の根を埋め込むことでしっかり「噛む」ことができます。その人工の根を通じて「噛む」際に顎の骨に負荷がかかるため骨が痩せずに済むわけです。

骨を痩せさせないためには、早めにインプラント治療を受けることが重要ですか?

歯を失ってしまったら、できるだけ早く治療を受けることが理想ですね。顎の骨が痩せてしまって骨の量が十分ではないとインプラント手術の前に骨の量を増やす治療が必要になります。また、つくった骨は天然のものに比べて弱いので、骨が痩せてしまう前に治療を開始することをおすすめしています。

顎の骨を痩せさせないためにも、インプラントは有効

費用や時間の面で、すぐには難しい場合はどうしたらいいでしょうか?

将来的にインプラントを考えているというケースでは、歯の根を残して定期的にメンテナンスしながら、時期を待つといった治療方針をご提案することもあります。根を残すことで負荷がかかり続け、しっかりした土台を残すことができます。

根を残せないケースというのもありますか?

虫歯が原因の場合には、あらゆる手を尽くして残すことを考えます。歯周病の場合には早めに抜く必要がある場合もあります。歯周病では、1本抜く必要がある歯があれば、周囲に予備軍の危ない歯が最低3~4本あります。歯1本ずつではなく、口の中全体、28本のバランスをフルマウスで診断し、将来の状態を考えながら治療していくことが重要です。

全体のバランスや将来予測によって治療内容も変わるのですか?

ダメになった歯1本だけをみるのではなく、全体をきちんとみて将来を考えることで負担を減らすことを心がけています。トータルな治療で一番早く、来院回数が少なく、楽に治療を受けていただけるプランをご提示するようにしています。

顎の骨を痩せさせないためにも、インプラントは有効

健康に大きく関わり、生涯使い続けるものだからこそ信頼性が高く安心できるものを

健康に大きく関わり、生涯使い続けるものだからこそ信頼性が高く安心できるものを

顎に人工の根を埋め込むわけですから、安全性が気になります。

信頼できるメーカーのインプラントは、素材的には一生持ちます。実績があって長く提供しているメーカーのものであれば、将来も部品の供給を安定して受けられる可能性が高いわけですから安心感があります。
また、世界的に使われていますから、海外で歯科治療を受ける際にも現地の歯科医師が仕様をきちんと確認できます。新規参入したメーカーにもよいものはありますが、当院では将来を考えた信頼性の高さを重視しています。

インプラントにもいろいろなものがあるのですか?

当院では品質の高いチタンでできたもの、そしてチタンにハイドロキシアパタイトをコーティングして骨により定着しやすくしたものを使っています。安いインプラントの中には、チタンとうたっていながらほかの金属がほんの少し含まれていて、それでアレルギーを発症したというケースが報告されているなど信頼性に疑問のあるものも存在します。こうしたリスクを理解することも大切です。

インプラントは生涯、使い続けるものなのですね。

インプラントは自分の一部になって、それからの人生ずっと食事や会話という生活を支えてくれるものです。自費治療ですし、手術も必要なので、最初はハードルが高いと感じるかもしれません。ただ、これからの人生の長さという観点からコストパフォーマンスを考えると、適切だと思う方が増えてきています。歯のあるなしは、トラブルや健康への影響などお金以上に大変なことがありますし、健康寿命にも歯のあるなしは大きく関わっています。

歯は健康寿命も左右するのですか?

健康的な食生活のために歯は不可欠ですし、噛むことは脳への血流を増やします。逆に歯周病は肥満や糖尿病などと深く関係しており、相互に影響し合いながらお互いを悪化させます。定期的な歯のメンテナンスを受けていると、生涯医療費が平均よりも安くなるという調査結果が、トヨタ関連部品健康保険組合の組合員5万2,600人を対象に行った調査でわかっています。

口内の健康だけでなく全身の健康に関わってくるわけですね。

全身の健康を左右するので、しっかり噛める状態にすることが重要なんです。それに、全身の状態をみることは歯科診療をする上でも重要です。高血圧、糖尿病などの有無だけでなく、どうコントロールされているかもみるようにしています。また、骨粗鬆症の方は特に注意が必要です。

骨粗鬆症ではインプラント治療が難しいのですか?

骨粗鬆症や腫瘍治療に使われるBP(ビスホスホネート)製剤を使用していると、インプラント治療に限らず、歯科治療によって骨の炎症や顎骨壊死を起こす危険性があります。これは骨折予防で服用していることがありますし、多くの錠剤、ゼリー、注射・点滴薬などがあるため注意が必要です。使用している場合には、処方した整形外科医や内科医と連携しながら慎重に治療を進めていきます。

健康に大きく関わり、生涯使い続けるものだからこそ信頼性が高く安心できるものを

不安や疑問に答えてくれて長く通える歯科医院を見つけるのが重要!

インプラント治療を受けるのはどんな方が多いのでしょうか?

かかりつけの歯科院として通院している方、トラブルがあって来院される方が圧倒的に多いですね。当院は平日20時、21時までやっていて、土曜日も夕方まで診療しているためビジネスパーソンの来院が多く、年齢的には40歳、50歳代が中心でしょうか。インプラントという選択肢をはじめは考えていない方が、メリットやデメリットを理解した上で受けられるケースがほとんどです。

不安や疑問に答えてくれて長く通える歯科医院を見つけるのが重要!

最初からインプラントを、という方はむしろ少ないのでしょうか。

はじめからインプラントを希望して来院されるのは、当院でインプラント治療を受けた方のご家族やご友人ですね。身近で信頼できる方の「楽だった」「痛くなかった」「ほとんど腫れなかった」「快適に食事や会話ができる」といった言葉で来ていただけるのはとてもうれしいですね。

手術と聞くと、痛いのではと不安があります。

治療から「痛み」をできる限りなくすということは当院で重視しているポイントです。痛点の少ないところに注射する、薬剤をゆっくり注入することで圧迫痛をなくすなどの基本ももちろんですが、患者さんのお体全体を確認することも重要です。
手足の先は特に微妙な感覚の反応が出やすい部分なので、見逃さないようにしています。歯科治療に恐怖感を持っている方が紹介でいらして、最終的にインプラント治療を受けて口内の状態を改善できたケースもあります。

不安や疑問に答えてくれて長く通える歯科医院を見つけるのが重要!

麻酔が効かなかったり、気分が悪くなったり、というのも心配です。

麻酔で嫌な思いをされないよう、きめ細かく配慮し、安全性を高めています。ベテランの歯科麻酔医の先生と連携しているため、基礎疾患があるなどリスクの高い手術では、歯科麻酔医の先生に来ていただくこともあります。

インプラント治療にはどのくらいの期間がかかりますか?

最短で1カ月半、長くても半年程度でしょうか。インプラントが骨に定着する間にほかの歯科治療をしておくなど、時間を有効に使っていただけるよう治療プランを立てるようにしています。手術時間自体は、20分程度です。

インプラント治療で失敗しないために、どのような医院を選んだらいいですか?

インプラントは精密な治療が必要ですから、CT検査は不可欠です。失敗したという方にお話を伺ってみると、CT撮影を行っていないケースが多いんですよ。当院では精度の高いCTを導入して、精密な検査を行うことでリスクを軽減させています。
また、以前は不可能といわれた方のインプラント治療もできるようになっていますから、セカンドオピニオンで話を聞いてみるのも重要です。質問にわかりやすく答えてくれて、信頼できる歯科医師を探してください。

不安や疑問に答えてくれて長く通える歯科医院を見つけるのが重要!

最後にMedical DOCの読者にメッセージをお願いします。

歯を失ってブリッジや入れ歯で補っている口内は、お神輿の担ぎ手が減っている状態です。同じ重みが残りの担ぎ手にかかってくるため負担が大きく、虫歯や歯周病などが悪化するリスクが高くなりますし、健康への悪影響も懸念されます。インプラントは担ぎ手を減らさないようにする治療法ですから、しっかり噛めるだけでなく、残された歯や歯周組織への負担も増えません。現在の状態だけでなく、歯科医師には将来も予測した適切な治療プランを立ててもらうようにしましょう。

編集部まとめ

顔貌の印象、疾患と口内の健康の関係、噛むことと健康寿命などの面からもインプラントの有効性を理解できました。また、格安なインプラントの危険性やCT撮影の重要性もよくわかりました。インプラントは自分の体の中で一生働いてくれるものだから、定期的なメンテナンスも不可欠。後悔しないためにも、長く通えて信頼できる歯科医院を見つけることが重要ですね。

医院情報

瀬尾デンタルクリニック

瀬尾デンタルクリニック
所在地 〒231-0015
神奈川県横浜市中区尾上町5-76
明治屋ビル2F
アクセス JR根岸線・横浜市営地下鉄ブルーライン 関内駅 徒歩4分
みなとみらい線 馬車道駅 徒歩7分
診療内容 歯科一般 インプラント 入れ歯 審美治療 他