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日中の眠気は『寝不足』のサイン? 自分に合う睡眠時間の基準とは?【医師監修】

 公開日:2026/04/15
日中の眠気は『寝不足』のサイン? 自分に合う睡眠時間の基準とは?【医師監修】

寝不足を防ぐためには、自分に必要な睡眠時間を知り、それを確保することが重要です。適切な睡眠時間は年齢や個人差によって異なるため、一律に考えるのではなく、自分の身体の状態を基準にすることが大切です。公的機関が示すガイドラインも参考にしながら、日々の睡眠を見直していきましょう。ここでは、睡眠時間の基準について解説します。

後平 泰信

監修医師
後平 泰信(医療法人徳洲会札幌もいわ徳洲会病院)

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2009年に旭川医科大学医学部を卒業。循環器内科のスペシャリストとして、長年、札幌東徳洲会病院を中心に救急医療や心疾患の治療に従事。2023年には睡眠・無呼吸・遠隔医療センター長を歴任し、最新技術を用いた診療体制の構築に尽力。2024年より病院長に就任し、2025年10月の「札幌もいわ徳洲会病院」への名称変更。日本循環器学会 認定循環器専門医。日本睡眠学会 総合専門医・指導医。日本スポーツ協会公認 スポーツドクター。日本内科学会 認定内科医。

適切な睡眠時間の基準

寝不足を防ぐためには、自分に必要な睡眠時間を知り、それを確保することが重要です。しかし、適切な睡眠時間は年齢や個人差によって異なります。ここでは、睡眠時間の基準について解説します。

年齢別の推奨睡眠時間

厚生労働省の『健康づくりのための睡眠ガイド2023』では、成人(日本の成人の場合)は1日6時間以上の睡眠時間を確保することが推奨されています。一方、高齢者については、長く眠ろうとして寝床で過ごす時間が長くなると、かえって睡眠の質が下がるため、寝床での時間は8時間未満にとどめることが推奨されています。

一方、未成年の場合は、成長や発達のためにより多くの睡眠が必要です。新生児は14〜17時間、乳児は12〜15時間、幼児は11〜14時間、学童期は9〜11時間、思春期は8〜10時間が推奨されています。これらの数値はあくまで目安であり、個人の体質や生活環境によって必要な睡眠時間は異なります。

自分に合った睡眠時間の見つけ方

推奨される睡眠時間は参考になりますが、実際には自分自身の身体の感覚を基に判断することが大切です。朝起きたときに疲れが取れている、日中に強い眠気を感じない、集中力が持続するといった状態であれば、適切な睡眠時間が確保できていると考えられます。

逆に、十分な時間眠っているはずなのに疲れが取れない、日中に眠気が強い場合は、睡眠の質に問題がある可能性があります。睡眠時無呼吸症候群やレストレスレッグス症候群といった睡眠障害が隠れている場合もあるため、気になる症状がある場合は医療機関での相談をおすすめします。

まとめ

寝不足は、単なる疲労感にとどまらず、身体的・精神的な健康に広範な影響を及ぼします。症状を放置せず、生活習慣の見直しや睡眠環境の改善を通じて、質の高い睡眠を確保することが重要です。自分に適した睡眠時間を見つけ、規則正しい生活リズムを保つことで、日常のパフォーマンスも向上します。症状が続く場合や、睡眠に関する悩みがある場合は、医療機関や専門家への相談を検討し、健やかな睡眠習慣を取り戻しましょう。

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