「メッケル憩室がん」は内視鏡で見つかる?検査から手術まで医師が解説!
公開日:2026/03/01

シンガーソングライターのKANさんが患った病気として有名になったメッケル憩室がんは、小腸にまれにできるメッケル憩室と呼ばれる突出部にできたがんのことです。
メッケル憩室自体が珍しく、通常は生まれつきのものです。さらに小腸がんも胃がんほど多くの症例があるわけではありません。そのためメッケル憩室がんは症例が少なく特にまれながんと認識されています。
メッケル憩室がんとはどういった症状が出るのでしょうか。ここでは、メッケル憩室がんの検査法・治療法について詳しく解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「メッケル憩室がん」を疑う症状・生存率はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
甲斐沼 孟(上場企業産業医)
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大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。大阪急性期・総合医療センター外科後期臨床研修医、大阪労災病院心臓血管外科後期臨床研修医、国立病院機構大阪医療センター心臓血管外科医員、大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、大手前病院救急科医長。上場企業産業医。日本外科学会専門医、日本病院総合診療医学会認定医など。著書は「都市部二次救急1病院における高齢者救急医療の現状と今後の展望」「高齢化社会における大阪市中心部の二次救急1病院での救急医療の現状」「播種性血管内凝固症候群を合併した急性壊死性胆嚢炎に対してrTM投与および腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行し良好な経過を得た一例」など。
メッケル憩室がんの検査や治療方法

どのような検査が行われますか?
メッケル憩室がんの診断では、いくつかの検査が行われます。
内視鏡検査では、 上部消化管内視鏡や大腸内視鏡を使用することが多いです。これによって患部であるメッケル憩室を直接見ます。内視鏡検査で、カメラを備えた細い管を体の中に挿入して組織や腫瘤を確認します。メッケル憩室内の腫瘍や異常な組織を採取して、病理検査に出すことも有効です。
CTスキャンやMRIなどの画像検査では、メッケル憩室の形態・腫瘍の位置・周囲の組織の様子などを確認できます。バリウムを飲んで小腸を見る小腸造影検査では、X線撮影をすることで、小腸内の状態を観察します。
内視鏡検査では、 上部消化管内視鏡や大腸内視鏡を使用することが多いです。これによって患部であるメッケル憩室を直接見ます。内視鏡検査で、カメラを備えた細い管を体の中に挿入して組織や腫瘤を確認します。メッケル憩室内の腫瘍や異常な組織を採取して、病理検査に出すことも有効です。
CTスキャンやMRIなどの画像検査では、メッケル憩室の形態・腫瘍の位置・周囲の組織の様子などを確認できます。バリウムを飲んで小腸を見る小腸造影検査では、X線撮影をすることで、小腸内の状態を観察します。
治療方法を教えてください。
メッケル憩室がんの治療方法は、がんのステージ・患者の健康状態などを加味して決定されます。
メッケル憩室がんの主な治療方法は外科手術です。手術でメッケル憩室内の腫瘍や組織を摘出します。摘出手術後は、化学療法でがんの再発を防ぐ方法がとられます。化学療法では抗がん剤を使用して、がん細胞を攻撃しますが、メッケル憩室がんに対しては、症例が少ないことから特定の標準的な化学療法プロトコルは確立されていない可能性は大きいです。
手術後の予防的な処理として放射線療法も候補に入れられます。X線などの高エネルギーの放射線を患部にあてて行われるのは、がん細胞を破壊するためです。メッケル憩室がんでは、合併症の対処のために対症療法も行われることがあります。
メッケル憩室がんの主な治療方法は外科手術です。手術でメッケル憩室内の腫瘍や組織を摘出します。摘出手術後は、化学療法でがんの再発を防ぐ方法がとられます。化学療法では抗がん剤を使用して、がん細胞を攻撃しますが、メッケル憩室がんに対しては、症例が少ないことから特定の標準的な化学療法プロトコルは確立されていない可能性は大きいです。
手術後の予防的な処理として放射線療法も候補に入れられます。X線などの高エネルギーの放射線を患部にあてて行われるのは、がん細胞を破壊するためです。メッケル憩室がんでは、合併症の対処のために対症療法も行われることがあります。
どのような手術が行われますか?
メッケル憩室がんの手術は、進行度によって複数の方法がとられます。最も考えられるのがメッケル憩室内の腫瘍や異常な組織を摘出する切除術です。症状の進行度合いに応じて、メッケル憩室の一部または全体を摘出します。手術の方法としては、開腹手術と腹腔鏡手術があります。
メッケル憩室がんの転移がリンパ節に広がっている場合に選ばれるのがリンパ節郭清術です。これは、がんの患部だけでなく、リンパ節まで摘出します。もしメッケル憩室がんが、さらに広い範囲の組織に浸潤している場合には、それに応じて周りの腸管や臓器の一部を切除する可能性もあります。
メッケル憩室がんの転移がリンパ節に広がっている場合に選ばれるのがリンパ節郭清術です。これは、がんの患部だけでなく、リンパ節まで摘出します。もしメッケル憩室がんが、さらに広い範囲の組織に浸潤している場合には、それに応じて周りの腸管や臓器の一部を切除する可能性もあります。
編集部まとめ

今回取り上げたメッケル憩室がんは、まれな部位にまれに発症するがんであることから初期の発見がしにくい状況にあります。そのため定期的で適切な検査が必要です。一般的でない分、個別の症例に関しては、かかりつけ医と相談して総合的な判断を受けることが大切です。