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「ホジキンリンパ腫」の生存率はご存知ですか?“再発を防ぐ生活”も医師が解説!

 公開日:2026/03/02
「ホジキンリンパ腫」の生存率はご存知ですか?“再発を防ぐ生活”も医師が解説!

ホジキンリンパ腫は、リンパ節に異常な細胞が集積し、免疫系の働きを阻害することで発症する病気です。ホジキンリンパ腫は、一般的には比較的良性ながんとされ、早期発見・治療が可能であることが多いです。

今回は、ホジキンリンパ腫の予後について解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「ホジキンリンパ腫」を疑う初期症状・生存率はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

甲斐沼 孟

監修医師
甲斐沼 孟(上場企業産業医)

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大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。大阪急性期・総合医療センター外科後期臨床研修医、大阪労災病院心臓血管外科後期臨床研修医、国立病院機構大阪医療センター心臓血管外科医員、大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、大手前病院救急科医長。上場企業産業医。日本外科学会専門医、日本病院総合診療医学会認定医など。著書は「都市部二次救急1病院における高齢者救急医療の現状と今後の展望」「高齢化社会における大阪市中心部の二次救急1病院での救急医療の現状」「播種性血管内凝固症候群を合併した急性壊死性胆嚢炎に対してrTM投与および腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行し良好な経過を得た一例」など。

ホジキンリンパ腫の予後

ホジキンリンパ腫の予後

ホジキンリンパ腫の生存率はどのくらいですか?

ホジキンリンパ腫の予後は、症状のステージや状態によって異なります。

限局期の5年生存率は70~90%、進行期は40~60%とされています。
また、病勢で分類すると、低悪性度は年単位、中悪性度は月単位、高悪性度は週単位の予後があります。

しかし、低リスク群では5年無病生存率が90%以上、全生存率が95%以上、高リスク群でも5年無病生存率が80%以上、全生存率が90%以上となることが分かっています。

ホジキンリンパ腫は完治しますか?

ホジキンリンパ腫は、標準治療によって治癒する可能性がある病気です。

限局期であれば90%近く、進行期でも70%前後の患者が治癒するとされています。
初回治療期間は限局期で3か月弱〜5か月、進行期で6か月程度です。

治療中および治療後は、普段通りの生活を送ることが推奨され、再発しても有効な治療法があります。
1-2期であれば、少ない量の放射線治療により、80-90%治癒すると言われています。

ホジキンリンパ腫の治療後、健康な生活習慣はどのように保つことができますか?

まず、バランスの取れた食事を心がけましょう。
野菜、果物、全粒穀物、タンパク質など、栄養バランスが良い食品を摂取するようにしましょう。
また、加工食品や脂肪分の多い食品は控えめにしましょう。
適度な運動も健康維持に欠かせません。
過度な運動は身体に負担をかけることがあるため、医師の指導のもと、無理のない程度で行いましょう。
ストレスを軽減することも大切です。
ストレスは免疫力を低下させることがあるため、ヨガや瞑想、散歩など、自分に合った方法でリラックスすることが重要です。
定期的な検査を受けることで、がんの再発や合併症の早期発見が可能となります。
医師の指導に従って、必要な検査を受けましょう。
また、喫煙や過剰なアルコール摂取は、がんのリスクを高めるだけでなく、治療後の健康にも悪影響を及ぼします。禁煙や減酒に努めましょう。
最後に、十分な睡眠時間を確保し、健康的な睡眠を心がけましょう。
睡眠不足は免疫力を低下させ、健康に悪影響を及ぼすことがあります。
以上のように、ホジキンリンパ腫の治療後には、バランスの取れた食事や適度な運動、ストレス軽減、定期的な検査、禁煙や減酒、健康的な睡眠など、健康的な生活習慣を維持することが大切です。

ホジキンリンパ腫は遺伝しますか?

ホジキンリンパ腫は、遺伝的な原因によって引き起こされることはありません。
この病気の発症には、免疫系の異常が関与していますが、これは環境的な要因やウイルス感染などが原因とされています。
ただし、家族歴がある場合は、発症リスクが若干高くなるとされています。
しかし、遺伝子に明確な異常があるわけではなく、家族歴があっても必ずしもホジキンリンパ腫になるわけではありません。
一般的には、多くの場合、環境要因が関与して発症すると考えられています。

編集部まとめ

ホジキンリンパ腫
本記事では、ホジキンリンパ腫の症状、原因、治療法について解説しました。
この病気は、リンパ球が悪性腫瘍化して発症するものであり、治療法には化学療法や放射線療法、手術、幹細胞移植などがあります。
また、早期発見できれば比較的生存率は高いことが知られています。
ホジキンリンパ腫について正しい知識を持ち、早期発見・治療することが大切です。
本記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事の監修医師

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