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何を摂取すると難病「サルコイドーシス」が悪化? 気になる余命も医師が解説!

 公開日:2026/02/07
何を摂取すると難病「サルコイドーシス」が悪化? 気になる余命も医師が解説!

サルコイドーシスは、多臓器に病変をつくる原因不明の全身性炎症性の病気です。

肉芽腫と呼ばれるしこりを多臓器に形成して多様な症状を引き起こしますが、原因が特定されないので治療法がしっかりと確立していません。

どのような病気なのか今一つわかりにくい方もいると思いますので、今回はサルコイドーシスについてご紹介いたします。

※この記事はメディカルドックにて『「サルコイドーシス」の症状・原因・診断基準はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

矢富 正徳

監修医師
矢富 正徳(医師)

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東京医科大学病院
保有免許・資格
日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
日本耳鼻咽喉科学会認定指導医
日本睡眠学会認定睡眠専門医
日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
難病指定医
身体障害者福祉法第15条指定医

サルコイドーシスの余命と日常生活での注意点

問診を受ける女性

サルコイドーシスと診断された場合の余命を教えてください。

先述しましたが、サルコイドーシスのほとんどが自然治癒または慢性化であり、死亡例が少ないことがわかっています。
全身のさまざまな臓器に病変が出て、症状も多様なので、診断されたとしても経過もそれぞれ違います。つまり、個々で経過が異なるので他の患者の経過・余命が自身に当てはまるのはまれです。予後・余命などが気になる場合には、主治医に確認するとよいでしょう。

サルコイドーシスは遺伝するのでしょうか?

同じ家族内で発症した症例は、ごく少数ですが報告されています。しかし、ほとんどの症例は血縁内に同じサルコイドーシスが発症した方はいないことがわかっています。
サルコイドーシスは原因不明の疾患で、人によって病変のある臓器・症状もさまざまです。家族内で発症したとしても、両者の関連性を証明できる根拠に乏しく、明確ではありません。家族内での発症はあるものの、遺伝性をはっきりと示すような根拠はないのが現状です。従って、一般的には遺伝性ではないと考えられています。

日常生活での注意点はありますか?

サルコイドーシスと診断された場合は、日常生活において注意すべき点があります。多臓器に炎症反応がある病気なので、激しい運動・重労働・過労は避けましょう。
また、ビタミンDが病状を悪化させる報告があるため、魚類・全卵(生)・キノコ類などビタミンDを多く含む食品を避けた方がよいでしょう。日光はビタミンDの生成を促しますので、日光浴もなるべく避けてください。
そして、サルコイドーシスに罹患している女性患者は、出産後に病状が悪化するケースもありますので注意が必要です。治療中でステロイド・免疫抑制剤を使用している際には、妊娠してよいか主治医に相談することをおすすめします。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

サルコイドーシスは、肉芽腫を形成する病気ですが、できた腫瘤は悪性のものではありません。多臓器に病変を起こしますが、経過はよく自然治癒するケースも多いのが特徴です。しかし、一部では難治化してしまうケースもあり、的確な診断と適切な治療が必要です。
多臓器に病変があると、その臓器ごとにさまざまな症状が出ます。早期診断が今度の経過に影響しますので、気になる症状がある場合には早めに受診をして診断を受けるようにしてください。

編集部まとめ

案内する看護師
原因不明の多臓器疾患であるサルコイドーシスについてご紹介しました。

「原因不明」「多臓器」と聞くと、悪性の病気を想像してしまう方もいるかもしれません。

しかし、この記事を最後まで読んでいただいて、自然治癒する症例の多い怖くない病気であることがおわかりいただけたと思います。

原因不明で1人1人発症パターンも異なるので予防などは難しいですが、気になる症状がある場合には早めに受診して、専門医の診断を受けましょう。

この記事の監修医師

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