白内障手術で「多焦点眼内レンズ」を選べば眼鏡は不要?術後の生活と病院選び【医師解説】

多焦点眼内レンズは、白内障手術の際に挿入されるレンズの一種で、遠近両方の視力を補正することが可能です。そこで今回は多焦点眼内レンズで術後の生活について、医師の中原将光先生(中原眼科)に話を聞きました。

監修医師:
中原 将光(中原眼科)
編集部
術後についても教えてください。
中原先生
個人差がありますが、多くの人は手術翌日から日常生活に戻ることができます。ただし、完全な視力の安定には数週間かかることがあります。
編集部
手術後、眼鏡は全く不要になりますか?
中原先生
単焦点眼内レンズと比べると、眼鏡への依存は大幅に減らすことができますが、細かい文字を読む際など、特定の状況では眼鏡が必要になる場合もあります。選ばれるレンズの性能にも大きな差がありますので、広い選択肢から選ぶことが重要です。
編集部
手術を検討する際、どのような点に注意すべきですか?
中原先生
手術、そしてそれぞれの眼内レンズのメリットとデメリットを十分に理解し、自分の生活スタイルやニーズに合っているかを考慮することが重要です。専門医としっかり相談し、納得した上で決断してください。
編集部
最後に、メディカルドック読者へのメッセージがあればお願いします。
中原先生
多焦点眼内レンズは単焦点眼内レンズに比べ、より精度の高い手術が必要とされます。そのため、医師の経験数と技術力、医療設備の差が顕著に出る手術になりますので、病院選びがとても重要になってきます。また単焦点眼内レンズでも多焦点眼内レンズでも、入れてみて自分に合っていない場合が稀にあります。そういった時に入れて終わりではなく、入れ替えなどの対応ができる技術があるかどうかを確認してからクリニックを選びましょう。また、これらの手術はあくまで白内障治療が目的であり、レンズの選択はその一環であることを踏まえた上で、より自分に合ったレンズを選びましょう。
※この記事はメディカルドックにて<「白内障手術」の多焦点眼内レンズを入れるデメリットをご存じですか? メリットだけで選ばない!【医師解説】>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。




