胃がん検診は胃カメラとバリウムどちらが推奨?見逃しを防ぐ受け方と費用【医師解説】

胃がん検診には、胃カメラやバリウム検査などの方法がありますが、初めて受ける人はどれを選択したらいいのか迷うかもしれません。胃がん検診を受ける際の注意点について「渕上医院」の渕上先生に解説していただきました。

監修医師:
渕上 彰(渕上医院)
編集部
結局、胃がん検診では胃カメラとバリウム検査、どちらを受ければいいのでしょうか?
渕上先生
現在では、胃カメラの方が検査の精度が高いため推奨されています。また、バリウム検査で異常を指摘された場合には、改めて胃カメラをする必要があるので、「それなら最初から胃カメラを受けた方がいいのではないか」と考えられています。
編集部
胃カメラを受ければ、必ずがんを見つけることができるのですか?
渕上先生
胃がんには様々な形があり、なかには小さくて平らなタイプもあり、そのような場合には胃カメラでも発見が難しいことがあります。また、検査後、急速に成長するがんもあり、そのような場合にはどうしても見逃してしまうリスクがあります。そのため、定期的にがん検診を受けて漏れのないようにすることが必要です。
編集部
胃がん検診の費用はどれくらいでしょうか?
渕上先生
胃がん検診は市区町村による住民健診、職場での検診などによって受けることができ、どこで受けるかによって金額に差はあります。およその目安は、胃カメラが1500円、バリウム検査が1000円程度です。保険診療で受ける場合、胃カメラは4000円程度になるので、がん検診で受ける方が安価で済みます。ぜひ、定期的に胃カメラを受け、がんの早期発見に努めてほしいと思います。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
渕上先生
胃カメラを受けたことがない人は、どうしても恐怖心を覚えてしまうかもしれません。しかし、検査は5分程度、長くても10分程度で終了します。ぜひ一度、ご自分の胃がどのような状態か確認するために、胃がんの検診を受けていただきたいと思います。特に「胃潰瘍の既往がある」「日常的に胃薬を飲んでいる」「血縁関連で胃がんを発症した人がいる」という場合には、年1回胃がん検診を受けてほしいと思います。
※この記事はメディカルドックにて<「胃がん検診」では何をする? 胃カメラとバリウム検査どっちがいい? 医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。




