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胃がん検診はどちらを選ぶ?胃カメラとバリウム検査の特徴とメリット・デメリット【医師解説】

 公開日:2026/05/06
胃カメラとバリウム検査の違い

胃がん検診には、胃カメラやバリウム検査などの方法がありますが、初めて受ける人はどれを選択したらいいのか迷うかもしれません。胃カメラとバリウム検査の違いについて「渕上医院」の渕上先生に解説していただきました。

渕上 彰

監修医師
渕上 彰(渕上医院)

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埼玉医科大学卒業。埼玉医科大学消化器内科・肝臓内科入局。その後、大学病院にて、通常の検査及び早期がん治療を含めて年間500件ほど内視鏡検査実施の経験。早期の胃がん・食道がんや大腸がんに対する内視鏡治療に従事。牧田総合病院健診科・内視鏡センターにて胃カメラ・大腸カメラを担当。その後、現職の「渕上医院」副院長に就任。日本内科学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。

編集部編集部

胃カメラとバリウム検査は、どちらを受けるのがおすすめですか?

渕上 彰先生渕上先生

それぞれにメリットとデメリットがあるので、考慮して選択することが必要ですが、一般的には胃カメラの方が早期がんの発見に優れているため、推奨されています。胃カメラでは先端に小型カメラのついたチューブを口または鼻から挿入し、リアルタイムで消化管の内部を直接観察します。わずかな色の変化や隆起、小さな病変などを見つけることができ、がんの早期発見につなげやすくなるというメリットがあります。

編集部編集部

細部まで細かく観察できるのがメリットなのですね。

渕上 彰先生渕上先生

反対に胃カメラのデメリットは、口や鼻からカメラを挿入する際に苦痛を覚えることが挙げられます。口ではなく鼻から挿入する方が、喉の反射が少なく苦しさが軽減するとも言われていますが、苦しさを感じる程度には個人差がありますし、どちらが良いとは一概に言えません。医療機関によっては鎮静剤を注射してから検査を受けることができるので、検査の苦しさが気になる場合にはそうした医療機関で検査を受けるといいかもしれません。

編集部編集部

胃カメラによるリスクはありますか?

渕上 彰先生渕上先生

鼻や喉の麻酔薬によるアレルギー症状や誤嚥による肺炎、場合によってはカメラを挿入する際に粘膜を損傷したり出血したり、胃に穴が開いたりすることもあります。ただ、胃カメラによる偶発症、合併症の発生率は0.1%以下と報告されています。そのため、過度に心配する必要はないと思います。

編集部編集部

バリウム検査についてはいかがでしょうか?

渕上 彰先生渕上先生

バリウム検査は、X線を通しにくい性質を持つバリウムと発泡剤を飲んでからおこなう検査です。検査台の上に横たわり、色々な体勢を取ることでバリウムを胃の内部へ満遍なく薄く広げ、胃の形や表面の凹凸などをレントゲンで撮影します。

編集部編集部

バリウム検査には、どのようなメリットがあるのですか?

渕上 彰先生渕上先生

胃カメラと比べて苦痛が少なく、一般的に費用が安いというメリットもあります。しかしその反面、胃カメラよりも得られる情報量が少なく、特に早期がんにおいては見逃すリスクがあるというデメリットがあります。また、検査後にバリウムが排便できずに腸閉塞になるというリスクもあります。

※この記事はメディカルドックにて<「胃がん検診」では何をする? 胃カメラとバリウム検査どっちがいい? 医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修医師