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ICLとレーシックはどう選ぶ?近視の程度で変わる適応基準とクリニック選びのポイント【医師解説】

 公開日:2026/05/10
ICLとレーシック、選ぶポイントは?

ICL(眼内コンタクトレンズ)は、近視や遠視、乱視を矯正するための方法です。ICLとレーシックどちらを選ぶかのポイントはあるのでしょうか? 今回は、ICLとレーシックを選ぶポイントについて、中原眼科の中原将光先生に話を聞きました。

中原 将光

監修医師
中原 将光(中原眼科)

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浜松医科大学を卒業後、東京医科歯科大学病院(現・東京科学大学病院)眼科、横浜市立大学附属市民総合医療センターなどで研鑽を積む。その後、国際親善総合病院眼科、神奈川県立足柄上病院にて部長を歴任。フリーランスの眼科手術専門医として多数の手術経験を重ねる。現在は中原眼科院長。日本眼科学会認定眼科専門医、ICL(有水晶体後房型レンズ)認定医。

編集部編集部

ICL手術はどこで受けても得られる効果は同じですか?

中原 将光先生中原先生

医療機関によって設備や医師の技術に差があり、手術の結果や効果も異なる可能性があります。より安全な手術と高い効果を得るためには、経験豊富な医師を選ぶことが大切です。ICL手術で使用する手術機器は白内障手術で使用するものと同じですので、よりよい手術機械を導入している医療施設の方がよいと言えます。またICLを受けられるほとんどの人が、強度の近視です。強度の近視の人は網膜剥離や白内障の発症リスクが数倍から十倍以上と言われていますので、それらの疾患に対応できる施設であればより安心です。

編集部編集部

ICLとレーシックで迷っている人はどうしたらよいでしょうか?

中原 将光先生中原先生

日本眼科学会が屈折矯正手術のガイドラインを定めています。以前は「軽度〜中等度の近視(-6D以下)はレーシック手術、強度の近視(-6D以上)はICL手術が好ましい」とされていましたが、2019年2月に「-3D~-6DでもICLの慎重適応」と改訂されました。このように、近視の程度によってどちらの手術適応かは分けられており、-6D以上の方は残念ながらレーシック手術は選べませんのでICL手術になってしまいますが、-3D~-6Dの近視の人は、どちらも選ぶことができます。どちらかだけに対応している医療機関だと、自院でおこなっている方法を勧める傾向にあり、本当にご自身に適した治療法かわかりにくくなる可能性があります。特にレーシック手術は大規模の医療機関でなければおこなっていないことがほとんどですので、理由なくICL手術に傾きがちです。迷っている方は、ICLとレーシックの両方を扱っているクリニックに相談することをお勧めします。

編集部編集部

最後に、メディカルドック読者へのメッセージがあればお願いします。

中原 将光先生中原先生

ICLもレーシックも外科手術であり、メリットだけでなくリスクやデメリットがあります。手術を検討する際は、よい点だけでなくリスクも丁寧に説明してくれる施設を選ぶことが大切です。また、手術そのものについてももちろんですが、たとえば将来的に網膜剥離などになった場合に対応できるかどうかなども、術前に確認しておくとよいでしょう。

※この記事はメディカルドックにて<「ICL(眼内コンタクトレンズ)」と「レーシック」の違いを医師が解説 選ぶポイントとは?>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

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