目次 -INDEX-

  1. Medical DOC TOP
  2. 配信コンテンツ
  3. 鼠径ヘルニア(脱腸)の原因となる「日常の動作」とは?発症リスクと放置の危険性【医師解説】

鼠径ヘルニア(脱腸)の原因となる「日常の動作」とは?発症リスクと放置の危険性【医師解説】

 公開日:2026/05/02
鼠径ヘルニアって? 原因は?

鼠径ヘルニアは成人男性に多く見られる疾患です。今回は、神戸日帰り外科そけいヘルニアかずクリニックの藤木和也先生に、鼠径ヘルニアとはどのような病気なのかや、原因などについて詳しく解説していただきました。

藤木 和也

監修医師
藤木 和也(神戸日帰り外科そけいヘルニアかずクリニック)

プロフィールをもっと見る
島根大学医学部医学科卒業。その後、徳島県立中央病院や明石医療センター、Gi外科クリニックなどで経験を積む。2023年8月より京都そけいヘルニア日帰り手術Gi外科クリニック 院長、2025年2月より神戸日帰り外科そけいヘルニアかずクリニック 院長となる。日本外科学会専門医、日本消化器外科学会専門医・消化器がん外科治療認定医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本ヘルニア学会鼠径部ヘルニア修得医。

編集部編集部

鼠径ヘルニアとはどのような病気ですか?

藤木 和也先生藤木先生

鼠径ヘルニアは、腹部の臓器が鼠径部の筋肉の隙間から脱出した状態を指します。一般的には「脱腸」とも呼ばれ、成人男性に多く見られる疾患ですが、一部女性に多い「大腿ヘルニア」という疾患もあります。

編集部編集部

なぜそういった状態になるのですか?

藤木 和也先生藤木先生

加齢や筋力の低下、重いものを持ち上げるなどの腹圧の上昇が主な原因とされています。これらの要因が鼠径部の組織の脆弱化を引き起こし、ヘルニアの発生につながるのです。ほかにも慢性的な咳、便秘・排尿障害など、頻回に腹圧がかかる状況も鼠径ヘルニアのリスクを高めると言われています。

編集部編集部

鼠径ヘルニアの症状について教えてください。

藤木 和也先生藤木先生

鼠径部に柔らかい膨らみが現れ、立ち上がったり、咳をしたりすると大きくなる傾向があります。初期段階では痛みを伴わないことが多いのですが、進行すると不快感や痛みを覚えることが多いです。放置しているうちに突然、膨らみが戻らなくなる「嵌頓(かんとん)」状態となり緊急手術が必要となる場合もあります。

※この記事はメディカルドックにて<鼠径ヘルニア(脱腸)の治し方を医師が解説 「腹腔鏡手術」「鼠径部切開法」の違いとは?>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修医師