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「糖尿病予備群」でも治療が必要? 放置するとどうなるのか医師が解説!

 公開日:2026/01/31

糖尿病は自覚症状がないまま進行し、合併症が発症してから気づくケースも少なくありません。若い人や症状が軽い場合でも、早期治療が将来の健康を守る鍵となります。治療の必要性や三大合併症、予備群の注意点を松本クリニック糖尿病・内分泌内科の松本先生にお聞きしました。

松本 和隆

監修医師
松本 和隆(松本クリニック糖尿病・内分泌内科)

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平成12年藤田保健衛生大学(現・藤田医科大学)医学部卒業、三重大学医学部附属病院第三内科研修医、桑名市民病院内科(現・桑名市総合医療センター)、三重県立総合医療センター内科、三重大学医学部附属病院糖尿病・内分泌内科、三重大学大学院医学系研究科博士課程修了、三重大学医学部医学・看護学教育センター助教、MMC卒後臨床研修センター事務局長、三重県医療審議会(地域医療対策部会)専門委員、三重大学医学部附属病院糖尿病・内分泌内科助教、三重大学医学部附属病院糖尿病・内分泌内科副科長、病棟医長、医療法人松徳会花の丘病院副院長、糖尿病内科医長を経て、平成25年10月医療法人松徳会松本クリニック糖尿病・内分泌内科開設。平成28年4月より三重大学医学部非常勤講師。

編集部編集部

糖尿病と診断された場合、すぐに治療を開始しなければならないのでしょうか?

松本 和隆先生松本先生

はい、診断された場合にはすぐに治療を開始すべきです。治療は食事療法と運動療法が基本で、場合によっては薬物療法が選択されます。

編集部編集部

まだ若い人や症状がない人でもすぐに治療を開始しなければならないのでしょうか?

松本 和隆先生松本先生

糖尿病の怖いところは、自覚症状がないこと。発症してもなにも異常を感じないことが多く、気づいたら合併症が進行しているということもあります。糖尿病治療の基本は、「合併症を防ぎ、進行させない」ということ。そのため、診断されたらすぐに治療を開始する必要があります。

編集部編集部

若くても、すぐ治療を始めなければならないのですね。

松本 和隆先生松本先生

そうですね。食事内容の変化などにより、近年、日本における糖尿病患者は低年齢化しています。糖尿病は一度発症したら、すぐに治療を始めなければどんどん進行していくため、「若いから大丈夫」とは一概に言えないのです。

編集部編集部

迅速に治療を始めることが必要なのですね。

松本 和隆先生松本先生

それが望ましいです。気をつけてほしいのが、診断された日が発症日ではないということです。実は10年前に、すでに発症していたかもしれないし、いつ発症したのか確かめることができません。実際、糖尿病と診断された時点で合併症が進行している人もいます。

編集部編集部

合併症にはどのようなものがあるのですか?

松本 和隆先生松本先生

さまざまな合併症がありますが、特に神経、目、腎臓に重大な障害を起こすことが知られています。手足の神経に異常が起きて、足の先や裏、手の指などに痛みやしびれなどが起きる「糖尿病神経障害」、腎臓の機能が失われて最終的には人工透析が必要になる「糖尿病腎症」、高血糖によって目の網膜が障害を受け、失明に至ることもある「糖尿病網膜症」は三大合併症といわれています。

編集部編集部

予備群の場合にも、すぐに治療を開始しなければならないのでしょうか?

松本 和隆先生松本先生

予備群であっても、すぐに食事療法や運動療法などの治療が必要になります。血糖値が高い状態を放置するとインスリンの働きが徐々に弱まり、糖尿病の発症につながります。また全身の血管が傷つき、動脈硬化が起きやすくなって心臓や脳などの疾患を発症するリスクが高まります。

※この記事はメディカルドックにて【≪糖尿病≫「忙しい」「まだ若い」からと放置は危険 悪化するリスクと原因とは?】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修医師