治らない副鼻腔炎に「耳鼻科用CT」が必要な理由とは?耳鼻科でCT検査を受けるべき症状【医師解説】

耳鼻科の診察では、画像診断が非常に重要な役割を果たします。特にCT検査をおこなうと、短時間で詳細な情報を得ることができます。今回は、耳鼻科用CT検査が必要な理由について「高田馬場みやの耳鼻咽喉科」の宮野先生に解説していただきました。

監修医師:
宮野 一樹(高田馬場みやの耳鼻咽喉科)
編集部
副鼻腔炎の診断にCTが必要な理由は何ですか?
宮野先生
通常の副鼻腔炎は細菌感染が原因ですが、カビ(真菌)やむし歯が原因の場合、通常の治療では改善しません。通常の治療でなかなか治らない副鼻腔炎に対してCT検査をすることで、より正確な診断、適切な治療が可能になる場合もあります。
編集部
鼻骨骨折や顔面骨骨折はCT検査でしか診断できませんか?
宮野先生
骨折の場所や程度にもよりますが、基本的に顔面の骨折はレントゲン検査だけではわかりにくいと思います。鼻骨骨折や頬骨骨折、眼窩壁骨折などはCTでないと正確に診断できません。3D画像で確認することで、骨折の詳細な状態を一目で把握できます。
編集部
伝音性難聴の診断にもCTが使われるのですか?
宮野先生
伝音性難聴は、鼓膜の奥にある耳小骨や中耳の異常が原因で起こる難聴です。耳小骨や中耳は外からは見えないため、CT検査を用いて詳しく調べることで正確な診断が可能になります。
編集部
真珠腫性中耳炎とは何ですか?
宮野先生
真珠腫性中耳炎は、周囲の骨を破壊していく特殊な中耳炎です。この疾患はCTを使うことで、その広がりや重症度を判断できます。
※この記事はメディカルドックにて<「耳鼻科のCT検査」で何がわかる? 検査時間・費用・受けられる人の条件を医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。



