耳鼻科の「CT検査」は何がわかる?一般的なCTとの違いや費用・被ばく線量について【医師解説】

耳鼻科の診察では、画像診断が非常に重要な役割を果たします。特にCT検査をおこなうと、短時間で詳細な情報を得ることができます。今回は、耳鼻科用CT検査を受けるとどんな病気がわかるかについて「高田馬場みやの耳鼻咽喉科」の宮野先生に解説していただきました。

監修医師:
宮野 一樹(高田馬場みやの耳鼻咽喉科)
編集部
「耳鼻科でもCT検査をすることがある」というのは本当ですか?
宮野先生
そうですね。鼻の奥の状態を確認し、診断や治療に役立てるために、CT検査をおこなうことがあります。撮影自体は約1〜2分で完了し、検査後、診察室ですぐに結果を確認できるため、診断から治療方針の決定までがスムーズに進みます。
編集部
耳鼻科のCT検査はどんなときに必要ですか?
宮野先生
「膿のような鼻水が続いている」「鼻づまりがひどい」「頬が痛い・上の歯が痛い」「鼻をぶつけた」「耳の聞こえが悪い」など、一般的な症状で受診された患者さんで、医師が必要と判断した場合におこなわれます。通常の治療で改善しない副鼻腔炎や、外傷による骨折の有無を確認する際に役立ちます。また、中耳炎、伝音性難聴の診断に有用です。ほかにも「真珠腫性中耳炎」という中耳炎の進展度判定にも使用されます。
編集部
一般的なCTと耳鼻科用CTの違いはなんですか?
宮野先生
総合病院などのCTは寝た状態で撮影するのに対し、耳鼻科用CTは座ったまま撮影できるのが特徴です。また、費用が安いというのも耳鼻科用CTの特徴です。
編集部
被ばくについても気になります。
宮野先生
耳鼻科用CTの被ばく線量は、一般的なCTの約1/8以下と低めに設計されています。そのため、必要最小限の被ばくで検査を受けることができます。
※この記事はメディカルドックにて<「耳鼻科のCT検査」で何がわかる? 検査時間・費用・受けられる人の条件を医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。



