「生活習慣病」になりやすい人の特徴は? 9つのチェックリストでリスクを確認【医師解説】

生活習慣病は初期の段階では自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行してしまうことが多く、放置すると深刻な健康リスクにつながる可能性があります。そこで、生活習慣病になりやすい人や早期発見ついて、「そのだ内科 糖尿病・甲状腺クリニック渋谷駅道玄坂院」の薗田憲司先生に解説してもらいました。

監修医師:
薗田 憲司(そのだ内科 糖尿病・甲状腺クリニック渋谷駅道玄坂院)
編集部
生活習慣病になりやすい人の特徴はありますか?
薗田先生
高カロリーな食事が多い、運動習慣がない、ストレスを溜めやすい、タバコを吸う、過度な飲酒をする、睡眠不足が続いている人などはリスクが高まります。また、家族に生活習慣病の人がいる場合も注意が必要です。
編集部
生活習慣病は、何歳くらいから気をつければ良いのでしょうか?
薗田先生
生活習慣病は、かつては「成人病」などと呼ばれていたため「中高年の病気」というイメージがある方も多いかもしれません。確かに、一般的には40代以降に生活習慣病の発症リスクは高まりますが、最近では20〜30代でも生活習慣病になる人が増えています。特に、食生活の乱れや運動不足が続いている人などは、若いうちから意識して生活していただきたいです。
編集部
生活習慣病を早期発見するためにはどうしたら良いですか?
薗田先生
体重や腹囲、血圧などは自宅でも測定できますので、ご自身で小まめにチェックしていただくことをお勧めします。さらには、職場や自治体などの健康診断で、血液検査や尿検査の値もしっかり確認し、「要精密検査」などの結果が出た場合、速やかに医療機関を受診することも大事です。
編集部
自分が生活習慣病かどうかをセルフチェックすることはできますか?
薗田先生
- 睡眠不足である
- 肥満(BMI 25以上)である
- 運動不足だと思う
- 飲酒の習慣がある
- 慢性的なストレスがある
- 塩辛いものが好き
- 甘いものが好き
- タバコを吸う
- 家族に生活習慣病と診断された人がいる
※この記事はメディカルドックにて<生活習慣病で「足切断」「透析」になる人・ならない人の分かれ目とは 医師が解説>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。




