いつもの頭痛じゃないかも? 危険な二次性頭痛を見逃さないためのポイント【医師解説】

頭痛には様々な原因がありますが、天気や光、騒音などの環境要因が影響することも少なくありません。今回の記事では、頭痛のメカニズムについて「あい内科クリニック」の柳本先生に解説していただきました。

監修医師:
柳本 昌子(あい内科クリニック)
編集部
頭痛で悩んでいる人は多いのでしょうか?
柳本先生
頭痛のある人は、非常に多いと言われています。日本頭痛学会の調査によると、症状が軽いものから生活に支障が出るほどのものまで含めると、日本人の約40%がなんらかの頭痛に悩まされているとされています。
編集部
なぜ頭痛は起こるのですか?
柳本先生
「頭痛」と一口に言っても、日常的に起こる頭痛から脳の血管などがなんらかの異常や病気によって引き起こされる頭痛まで、原因やメカニズムは様々です。大きく分けると、脳や体には異常がないのに起こる「一次性頭痛」となんらかの病気が原因で起こる「二次性頭痛」の2つがあります。
編集部
それぞれ、もう少し詳しく教えてください。
柳本先生
まず、一次性頭痛は「片頭痛」と「緊張型頭痛」の2つがメジャーな頭痛です。そのなかでも最も多い片頭痛は、20~30代の女性に多く、こめかみや目の奥がズキズキと拍動するように痛むのが特徴です。一方、緊張型頭痛は、後頭部や頭全体が絞めつけられたり、押さえられるように痛んだりするといった特徴があります。加えて、片側の目の奥から頭の側頭部にかけて激しい痛みが繰り返し起こる「群発頭痛」も、一次性頭痛に含まれます。
編集部
二次性頭痛の原因についてはいかがでしょうか?
柳本先生
くも膜下出血や脳出血などの脳血管障害、脳腫瘍や副鼻腔炎、RCVS(可逆性脳血管攣縮症候群)などによる頭痛があります。特に、くも膜下出血は突然の激しい頭痛が起こり、生死にかかわる場合があります。普段、あまり頭痛を経験したことのない人にこのような症状が表れた場合は、早急に医療機関を受診しましょう。
※この記事はメディカルドックにて<「頭痛」の引き金となる条件はご存じですか? 片頭痛の前兆・対処法を医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。




