「テニス肘」と「ゴルフ肘」の違いは? 肘の痛みの原因を医師解説

テニス肘やゴルフ肘は、スポーツ愛好者だけでなく、日常生活動作でも発症することがあるのだそうです。そこで、テニス肘とゴルフ肘の違いについて、片岡利行先生(かたおか整形外科手の外科クリニック)に話を聞きました。

監修医師:
片岡 利行(かたおか整形外科手の外科クリニック)
編集部
「ゴルフ肘」とはどんな状態ですか?
片岡先生
テニス肘は上腕骨外側上顆炎と呼ばれますが、それに対しゴルフ肘は「上腕骨内側上顆炎」と呼ばれます。どちらも筋肉と骨が付着している部分(腱)の炎症なのですが、テニス肘は肘の外側が痛くなり、ゴルフ肘は肘の内側が痛くなるという違いがあります。
編集部
ゴルフ肘も使い過ぎによるのですか?
片岡先生
そうですね。肘の曲げ伸ばし、捻(ひね)る動作などを繰り返し行ったり、勢いよく行ったり、強い力で行ったりするとテニス肘、ゴルフ肘を起こしやすくなります。
編集部
テニス肘やゴルフ肘になったらどうすれば良いでしょうか?
片岡先生
まずはテニスやゴルフ、家事動作やお仕事など、原因と考えられるスポーツや動作を一旦控え、安静にしていただくことが第一です。数日で改善が見られる場合は良いのですが、そこで改善がみられない場合には、速やかに医療機関を受診していただくことが大事です。
※この記事はメディカルドックにて<「テニス肘」は『テニスをしない人』に多いって本当? 治療法についても医師に聞く>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。




