胃カメラを受ける頻度はどれくらいがいい? 定期的に検査すべき理由を医師が解説!
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胃や消化管の健康をチェックする胃内視鏡検査。食道や胃、十二指腸を詳細に観察できるため、胃潰瘍やポリープ、ピロリ菌、さらには胃がんや食道がんの早期発見に役立ちます。特にがんは初期症状が乏しいため、定期的な検査が重要だそうです。「佐々木医院」の佐々木先生に理想的な検査頻度について伺いしました。
![佐々木 大樹](https://media.medicaldoc.jp/wp-content/uploads/2024/01/IMG_0303-300x300.jpg)
監修医師:
佐々木 大樹(佐々木医院)
編集部
胃内視鏡検査について教えてください。
佐々木先生
胃内視鏡検査は、通称「胃カメラ」と呼ばれていますが、正式には「上部消化管内視鏡検査」という検査です。基本的には、胃だけではなく食道や十二指腸などを内視鏡で観察し、異常がないかを検査します。
編集部
どんな病気がわかるのですか?
佐々木先生
胃や十二指腸の潰瘍・ポリープ・ヘリコバクター・ピロリ菌の有無、胃がん、食道がん、十二指腸がんなどのがん病変もわかります。これらのがんには、初期には自覚症状があまりないため、検査で早期発見することが大切です。
編集部
では、どのくらいの頻度で受けたら良いですか?
佐々木先生
どのくらいの間隔で検査を受ければ良いかは、胃がんなどにかかる危険性が高いかどうかによって異なりますが、「一般的には2〜3年間隔」で受けるのが良いと考えられています。
編集部
人によって異なるのですね。
佐々木先生
そうですね。例えば、以前にピロリ菌の除菌を受けた方や早期胃がんの内視鏡治療を受けたことのある方などは、胃がんになる可能性が比較的高いため、1年に1回の検査をお勧めします。
※この記事はメディカルドックにて【胃カメラ・内視鏡検査を受ける頻度を医師が解説 年齢・年代で必要な検査頻度は変わる?】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。