【お風呂】タオル・スポンジは不要!? 皮膚科医が教える「正しい体の洗い方」
じつは、体を洗うときにタオルやスポンジは必須ではないことをご存じですか? 湯船に浸かるだけでも汚れの大部分は落ちるため、ボディソープや石鹸をしっかり泡立て、肌をなでるように優しく洗うだけで十分なのです。過剰な摩擦は肌に刺激を与え、バリア機能を損ねる原因になります。今回は「しらゆり皮膚科クリニック瑞江本院」の竹田先生に、肌を守る正しい洗い方を解説していただきました。肌をいたわり、美肌を保つために洗い方を見直してみませんか?
監修医師:
竹田 潮(医療法人社団麗美会 しらゆり皮膚科クリニック)
編集部
お風呂で体を洗うときは、どうやって洗うのがいいのですか?
竹田先生
まずはボディソープや石鹸を、しっかり泡立ててください。そして、泡を皮膚に乗せてなでるくらいでOKです。肌を傷つけないようにやさしく洗うのがポイントです。
編集部
なでるだけですか? ナイロンタオルではなく、ふつうのタオルやスポンジも必要ないということですか?
竹田先生
タオルやスポンジでこすると、ナイロンタオルほどじゃなくても摩擦で肌に刺激を与えます。そのためあまりオススメはしないですね。日本人は毎日入浴する習慣があるので、湯船にきちんと浸かっているのであれば、体を洗わなくてもいいくらい汚れは落ちているのです。
編集部
人の肌は、自然とキレイになるようにできているんですね。
竹田先生
その通りです。本来はシャワーのみで済ませる人が気になる部分を泡で洗うくらいでいいんですよ。肌は一定周期で生まれ変わってキレイになるので、強く洗いすぎるとかえって逆効果になりかねません。なので、泡でやさしくなでる程度で十分なのです。その際、石鹸やボディソープ成分が肌に残ると刺激を与えてしまうので、しっかりと洗い流してくださいね。
※この記事はMedical DOCにて【ナイロンタオルで体をゴシゴシ洗うのは肌に悪影響! 正しい洗い方を皮膚科専門医が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。