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性感染症の「ピンポン感染」を防ぐには 性器に異変が起きたらどうしたらいい?

 更新日:2024/02/22
性感染症の「ピンポン感染」予防法は?

性感染症にかかると自身だけではなく、パートナーに病気をうつしてしまう可能性があります。つまり、片方が治療しても性交渉することで再度感染してしまう可能性があるのです。この「ピンポン感染」を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。「新宿駅前クリニック」の蓮池先生を取材しました。

蓮池 林太郎

監修医師
蓮池 林太郎(新宿駅前クリニック)

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帝京大学医学部卒業。国立精神神経センター国府台病院(現・国立国際医療研究センター国府台病院)臨床研修、国際医療福祉大学三田病院勤務を経た2009年、東京都新宿区に「新宿駅前クリニック」を開院。2121年には法人化に伴い医療法人社団「SEC」理事長就任。「働く人を応援するクリニック」のコンセプトの元、皮膚科・内科・泌尿器科の各診療を提供している。

編集部編集部

性感染症は、相手にうつして、その相手からまた“もらう”ことも考えられますよね?

蓮池 林太郎 医師蓮池先生

はい。性感染症においてはありがちで、「ピンポン感染」とも呼ばれています。なお、尖圭コンジローマに限って言えば、「潜伏期間が長い」という傾向があります。見た目でブツブツが引いたとしても、どこかにウイルスが残っていれば、再発しかねません。したがって、受診する際はパートナーの自覚症状を問わず、一緒に受診してください。

編集部編集部

コンドームの着用は有効でしょうか?

蓮池 林太郎 医師蓮池先生

完全には防ぎきれない印象です。加えて、コンドームだと口からの感染には無防備です。やはり、パートナーともに、ウイルスを完全になくす治療が優先されるべきだと思います。わからないことがあったら皮膚科や泌尿器科へ、女性だったら産婦人科へご相談ください。

編集部編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

蓮池 林太郎 医師蓮池先生

繰り返しになりますが、尖圭コンジローマは潜伏期間が長く、「かかっていることに気づきにくい病気」でもあります。一度、発症したら、ピンポン感染の可能性も含めて定期的にチェックしていきたいですね。そのきっかけは、ご自身でブツブツを発見することです。自己免疫力が高ければ自然に治ることもありますが、そのことに期待するよりも確立されている治療方法でウイルスを退治しきってしまいましょう。

この記事の監修医師

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