「尿蛋白」を指摘されたときの”改善法”はご存じですか?医師が解説!

尿蛋白を指摘されたときの改善法はどのようなものでしょうか。メディカルドック監修医が尿蛋白の改善法について解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。
※この記事はメディカルドックにて『「女性で尿蛋白が多くなる原因」はご存知ですか?医師が"考えられる病気"も解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
伊藤 陽子(医師)
目次 -INDEX-
「尿蛋白」を指摘されたときの改善法は?
尿蛋白を指摘された場合、まずは再検査などで腎臓病があるかを確認しなければなりません。尿蛋白の異常が認められ、腎臓病であると診断された場合、まずは塩分を控えるようにしましょう。1日6g未満の塩分制限が勧められます。腎機能の低下を伴う場合には、蛋白の制限が勧められることもあります。腎臓病の原因と腎機能障害の程度、尿蛋白の量により食事の制限が異なります。自己判断せず、腎臓内科を受診して自分に必要な食事療法について聞いてみることが大切です。
また、尿蛋白を指摘された場合、激しい運動の後や風邪など体調不良時に行った尿検査であれば、激しい運動をさけ体調を整えて再度検査を行うと良いでしょう。一時的な蛋白尿であれば、再検査で改善することも多いです。
「女性の尿蛋白の原因」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「女性の尿蛋白の原因」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
女性が尿蛋白で指摘される原因は何でしょうか
伊藤 陽子(医師)
女性では、生理前後や生理中、また妊娠中に異常がなくとも一時的に尿蛋白がみられることが多いです。また、女性では膀胱炎をおこしやすく、この時にも血尿とともに蛋白尿もみられることもあります。しかし、腎臓病に伴う蛋白尿であることも多いです。異常がないと自己判断せず、内科もしくは腎臓内科を受診して調べましょう。
尿蛋白を改善するにはどうしたら良いでしょうか
伊藤 陽子(医師)
蛋白尿の原因により異なりますが、生理前後や生理中であることが原因であればこの時期を避けて再検査をしましょう。運動直後や体調不良が原因となっている可能性があれば、激しい運動を避け体調を整えてから再検査をしましょう。膀胱炎が原因と考えられる場合には、水分をとり、必要であれば抗生剤での治療をして膀胱炎が改善した後に再検査を行ってください。腎臓病に伴う尿蛋白であれば、蛋白尿が持続します。この場合には、腎臓内科を受診して相談をしましょう。
風邪が治った後や生理後の尿検査は尿蛋白陽性になりやすいですか?
伊藤 陽子(医師)
風邪をひいているときや治った直後には尿蛋白が陽性となりやすいです。体調が十分に回復してから再検査をしましょう。生理直後も蛋白が陽性となる事が少なくありません。生理が終わってから3、4日たってから再検査をすることをお勧めします。
女性で健康診断で尿蛋白が見つかった場合何科の病院でどんな治療が必要ですか?
伊藤 陽子(医師)
尿蛋白が見つかった場合、まず内科か腎臓内科を受診して再検査を行いましょう。再検査でも尿蛋白が出ている場合には、腎臓内科で尿蛋白の原因を調べる必要があります。
まとめ 女性で尿蛋白の原因は生理や膀胱炎の可能性もあり注意!
女性の尿蛋白陽性の指摘は、男性と異なり生理の影響、妊娠の影響なども考えなくてはなりません。また、女性で多い膀胱炎に伴う尿蛋白がみられることもあります。このため、異常ではなくとも、一時的に尿蛋白を指摘されることも少なくありません。
しかし、問題ないだろうと放置しておくと腎臓病があった場合に病状が進行してしまうことも考えられます。腎機能の低下は症状がないことが多く、気がついたときには、かなり腎機能が低下していることも多いです。腎臓病が慢性的に進行した場合、改善が難しい病気です。そのため、早期に発見して治療を行い、進行を防ぐことが非常に大切です。
尿蛋白を指摘された場合、まずは再検査で尿蛋白が持続しているかをきちんと調べましょう。
「尿蛋白」で考えられる病気と特徴
「尿蛋白」から医師が考えられる病気は9個ほどあります。各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
泌尿器・腎臓系
- 腎炎
- 膀胱炎
循環器系
産婦人科系
- 妊娠
「尿蛋白」に関連する症状
「尿蛋白」と関連している、似ている症状は4個ほどあります。各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する病気
- 浮腫
- 尿潜血
- 尿が泡立つ
- 体重増加