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「50代の血圧正常値」はどれくらい?男女別の血圧正常値についても医師が解説!

 公開日:2026/02/18
50代の血圧正常値

50代の血圧正常値をご存じですか?Medical DOC監修医が男女別の血圧正常値などを解説します。

※この記事はMedical DOCにて『「50代の血圧正常値」はどれくらい?異常値や発見できる病気についても医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

伊藤 陽子

監修医師
伊藤 陽子(医師)

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浜松医科大学医学部卒業。腎臓・高血圧内科を専門とし、病院勤務を経て2019年中央林間さくら内科開業。相談しやすいクリニックを目指し、生活習慣病、腎臓病を中心に診療を行っている。医学博士、産業医、日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医、日本東洋医学会漢方専門医、日本医師会認定産業医、公認心理師。

健康診断の50代の血圧正常値とは

健康診断では、血圧と脈拍数を同時に測定します。健康診断で自分の血圧がどのくらいか知り、生活習慣病の予防や健康維持に役立てましょう。ここでは50代の血圧正常値について解説します。

血圧測定とは?

血圧測定とは、血管を流れる血液が血管の壁を押している力を測ることです。主に上腕(二の腕)にカフ(腕帯)を巻いて測定します。身体の状態を知る、脳卒中や心臓病などの生活習慣病リスクを早期発見する、薬を服用している・治療中の方は効果を確認する、といった目的で行われます。
家庭で測定する「家庭血圧」と医療機関で測定する「診察室血圧」の2種類があります。一般的に、家庭血圧は診察室血圧よりもやや低めに出る傾向があります。高血圧の診断では、家庭血圧の値が優先されます。

血圧とともに脈拍数を測るのはなぜ?

脈拍は心臓が1分間に何回拍動しているかを示し、血圧は血液が血管を流れる際の圧力を示します。これらを同時に測定することで、心臓のポンプ機能や血管の抵抗、循環動態のバランスを総合的に把握できるメリットがあるのです。
たとえば、不整脈や心不全、高血圧などの異常がある場合、脈拍と血圧の変化が連動して現れることが多く、早期発見やリスク評価に役立ちます。また、急な血圧低下や脈拍の異常は、重篤な心血管疾患を発見する手掛かりとなります。

正常時の脈拍は、安静時では大体1分当たり50〜100回ほどとされています。しかし健康診断を受診した人たちの平均値は、男性64±10拍/分、女性66±10拍/分という報告もあり、明確な基準が定められているわけではありません。

男女別の血圧正常値は?

血圧の正常値は年齢に関係なく決められており、測定する環境によって分かれています。正常血圧の具体的な値について、詳しく見ていきましょう。

男性の血圧正常値

日本高血圧学会が定めた正常血圧 は性別・年齢関係なく以下のようになっています。(単位:mmHg)

 

分類 診察室血圧 家庭血圧
収縮期血圧 拡張期血圧 収縮期血圧 拡張期血圧
正常血圧 <120 かつ <80 <115 かつ <75
正常高値血圧 120-129 かつ <80 <115 かつ <75
高値血圧 130-139 かつ/または 80-89 125-134 かつ/または 75-84
高血圧 140 かつ/または 90以上 135 かつ/または 85以上

高血圧の中でも180/120mmHg以上になると、脳や心臓、腎臓、血管などに「高血圧緊急症」と呼ばれる急性の障害を起こすことがあるため、注意が必要です。

女性の血圧正常値

女性の血圧も、正常血圧は男性と同様です。性別や年齢は関係ありません。前述の「男性の血圧正常値」をご参照ください。

「50代の血圧正常値」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「50代の血圧正常値」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

家庭で血圧を測定した場合、高血圧の範囲はいくつですか?

伊藤 陽子医師伊藤 陽子(医師)

家庭血圧で高血圧と診断される基準は、収縮期135mmHg以上かつ/または拡張期85mmHg以上です。診察室血圧よりも、それぞれ5mmHg低く設定されています。参考までに、正常値は収縮期115mmHg未満かつ拡張期75mmHg未満です。

男女ともに更年期を疑う血圧の値はありますか?

伊藤 陽子医師伊藤 陽子(医師)

男女とも、性ホルモンの分泌量が低下する更年期に血圧が高くなる傾向が報告されていますが、具体的な値が定められているわけではありません。以前と比べて血圧が上がってきたら、生活習慣の見直しを行って早めに対策をとりましょう。

まとめ 高血圧を指摘されたら、早めに内科を受診しよう!

血圧の正常値は、年齢・性別に関係なく、

  • 診察室血圧で収縮期120mmHg未満かつ拡張期80mmHg未満
  • 家庭血圧で収縮期115mmHg未満かつ拡張期75mmHg未満

と定められています。
50代は男女ともに更年期を迎え、ホルモンバランスが低下する影響で血圧が上がりやすい年代でもあります。自覚症状がない場合も多いですが、放置すると脳梗塞や腎不全などの重篤な合併症を発症する可能性があります。
健康診断で高血圧を指摘された場合は、早めにかかりつけ医を受診しましょう。

「血圧」の異常で考えられる病気

「血圧」から医師が考えられる病気は9個ほどあります。各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

循環器系の病気

  • (本態性、二次性)高血圧症
  • 低血圧症

内分泌系の病気

腎臓系の病気

脳神経系の病気

  • 脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)

50代は、男女ともに高血圧が起こりやすい年代です。健康診断の結果は必ず確認し、早めに対策をとりましょう。

この記事の監修医師

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