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「肺がん検診」で行う”4つの検査項目”とは?何歳から推奨なのかも医師が解説!

 公開日:2026/05/02
「肺がん検診」で行う”4つの検査項目”とは?何歳から推奨なのかも医師が解説!

肺がん検診の目的と検査項目はどのようなものでしょうか。メディカルドック監修医が肺がん検診の目的と検査項目について解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「肺がん検診の費用」はどのくらい?保険適用の条件についても解説!【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

木村 香菜

監修医師
木村 香菜(医師)

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名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。

肺がん検診の費用はいくらかかるの?

肺がんは、日本ではがんによる死亡原因の上位を占めており、40歳代から特にその患者数は増えていきます。肺がん検診は肺がんによる死亡を減らすために必要性の高い検診です。
肺がん検診によるがんの発見率を調べるために、毎年厚生労働省が調査を行なっています。令和4年度地域保険・健康増進事業報告の概要によると、令和3年度に肺がん検診を受けた方は3,051,356人でした。その結果、受診者のうち、1.51%(45,940人)の方が要精密検査となり、要精密検査者の1.77%(811人)の方から肺がんが発見されました。さて、今回の記事では、肺がん検診方法や費用、さらに何歳から受けるべきかなどについて解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

肺がん検診の目的と検査項目

それでは、肺がん検診の目的と検査項目について解説します。

肺がん検診の目的

肺がん検診の目的は、肺がんを早期発見・治療することによる、肺がんによる死亡リスクの低下にあります。

肺がん検診の検査内容(胸部X線検査など)

肺がん検診は、40歳以上の方は1年に1回の頻度で受けるように推奨されています。胸部X線検査は、胸のレントゲン写真を撮影するもので、肺がん検診の基本です。大きく息を吸い、しばらく息を止めて撮影します。胸部X線検査は放射線を使う検査ですが、その被爆量はとても少なく、健康被害はほとんどないとされています。この検査の際、服装の注意点としては、レントゲンに映り込むような金属類は取り外す必要があります。そのため、特に女性の場合には下着は外した状態にしましょう。食事制限は特にありません。タバコをたくさん吸う方は、喀痰細胞診という検査の追加も勧められています。具体的には、50歳以上で喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が600位以上の方です。3日間、朝起きた際の痰を自分で専用容器に入れ、提出します。また、施設によっては低線量CTという放射線量を低くしたCT撮影を行なっています。しかし、現時点では死亡率を減らす効果を判断する証拠は不十分な段階です。 肺がん検診で要精密検査と判定されたら、医療機関で精密検査(二次検査)を受けるようにしましょう。検査内容には、血液検査や胸部CT、気管支鏡検査などがあります。

肺がん検診の検査項目

一般的な肺がん検診の項目には、以下のようなものがあります:
・胸部X線検査
肺の腫瘍性病変や肺炎、肺結核などの病変を見つけることが可能です。肺の表面に近い場所に近い病変を検出することが特に得意です。その他、気胸などの異常を見つけることもできます。
・喀痰細胞診
痰をとり、その中にがん細胞がいるかどうか顕微鏡を使って調べます。特に、気管支や太い気管支に発生するがんを発見するために有用です。
・低線量胸部CT検査
CT検査は、体を輪切りにしたような画像を取り、病気があるかどうかを調べることができます。低線量胸部CTは、通常のCT検査よりも放射線の量を低くし、被曝量を抑えた検査です。胸部X線検査では見つけにくい、心臓や横隔膜などと重なる病変や、早期の小さな病変などを見つけることが可能な場合があります。しかし、今の時点では、まだ肺がんによる死亡率を下げるというエビデンスはありません。
・腫瘍マーカー
腫瘍マーカーは、がん細胞が作る物質やがんに対して正常な細胞が作る物質のことで、血液や尿などから採取できます。
腫瘍マーカーは肺がんの早期発見には不向きですが、診断の補助や治療効果判定、再発のチェックなどに役立ちます。肺がん検診のオプションとして受けられる場合があります。例えば、CEAやシフラ、ProGRPなどの項目があります。

「肺がん検診の費用」についてよくある質問

ここまで肺がん検診の費用などを紹介しました。ここでは「肺がん検診の費用」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

肺がん検診のレントゲン費用はいくらくらいですか?

木村 香菜木村 香菜 医師

胸部レントゲン検査の費用は、保険適用がない場合、通常2,000円から3,000円程度が目安となります。ただし、自治体の補助がある場合や企業の健康診断として行う場合には、さらに安価または無料で受けられることもあります。

肺がんの検査費用は保険適用でいくらですか?

木村 香菜木村 香菜 医師

肺がん検診自体は健康診断の一環として行われるため、一般的には保険適用外です。ただし、異常が見つかり、精密検査を受ける場合には保険適用となります。その際の自己負担額は、検査内容や医療機関によりますが、通常1,500円から3,000円程度(3割負担の場合)と考えておくと良いでしょう。

肺がん検診の費用は自費でいくらでしょうか?

木村 香菜木村 香菜 医師

自費で肺がん検診を受ける場合、検査の種類によって費用は異なります。胸部レントゲン検査のみであれば数千円程度ですが、低線量CT検査を含む場合は5,000円から30,000円程度が一般的です。検査内容が多いほど費用が高くなる傾向がありますので、事前に確認することをおすすめします。

40歳以上の男性で自治体の肺がん検診制度を使用すると費用はいくらですか?

木村 香菜木村 香菜 医師

多くの自治体では40歳以上の住民を対象に肺がん検診を実施しており、負担額は数百円から2,000円程度と非常に安価です。一部自治体では無料で受けられる場合もあります。ただし、費用や条件は自治体によって異なるため、具体的な金額についてはお住まいの自治体にお問い合わせください。

費用面で肺がん検診を受けるべきか悩んでいます。喫煙者は何歳から受けるべきですか?

木村 香菜木村 香菜 医師

喫煙者の場合、肺がんのリスクが高いため、50歳を過ぎたら定期的に肺がん検診を受けることをおすすめします。特に20年以上喫煙している方は早期発見のために40代から検診を検討することも有効です。自治体の補助や会社の健康診断を活用すれば、費用負担を軽減できます。喫煙歴がある場合は、早めの検診を心掛けてください。

まとめ 肺がん検診の費用はケースバイケース!

今回の記事では、肺がんの検診の費用の目安や項目、肺がん検診でわかる病気についても解説しました。肺がんは早期発見が大切な病気です。また、肺がん検診では他の病気が見つかる場合もあります。きちんと肺がん検診を受けるようにし、健康管理に努めましょう。また、咳や痰、特に血痰などの症状がある際には、医療機関を受診するようにしましょう。

「肺がん検診」の異常で考えられる病気

呼吸器内科の病気

循環器内科の病気

  • 心不全(肺水腫の原因として関連)
  • 肺血栓塞栓症

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