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「肺がん検診の費用」の目安はご存じですか?保険適用の条件も医師が解説!

 公開日:2026/05/01
肺がん検診の費用

肺がん検診の費用はどのくらいかかるでしょうか。メディカルドック監修医が肺がん検診の費用について解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「肺がん検診の費用」はどのくらい?保険適用の条件についても解説!【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

木村 香菜

監修医師
木村 香菜(医師)

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名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。

肺がん検診の費用はいくらかかるの?

肺がんは、日本ではがんによる死亡原因の上位を占めており、40歳代から特にその患者数は増えていきます。肺がん検診は肺がんによる死亡を減らすために必要性の高い検診です。
肺がん検診によるがんの発見率を調べるために、毎年厚生労働省が調査を行なっています。令和4年度地域保険・健康増進事業報告の概要によると、令和3年度に肺がん検診を受けた方は3,051,356人でした。その結果、受診者のうち、1.51%(45,940人)の方が要精密検査となり、要精密検査者の1.77%(811人)の方から肺がんが発見されました。さて、今回の記事では、肺がん検診方法や費用、さらに何歳から受けるべきかなどについて解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

肺がん検診の費用

肺がん検診の検査項目と、費用の目安について以下の表で示します。

検査内容 費用の目安(全額自己負担) 費用の目安(3割負担) 費用の目安(1割負担)
胸部X線検査 2,000〜3,000円程度 600〜900円程度 200〜300円程度
喀痰(かくたん)検査(痰を調べる検査) 4,000〜5,000円程度 1,200〜1,500円程度 400〜500円程度
CT検査 10,000〜30,000円程度 3,000〜9,000円程度 1,000〜3,000円程度
腫瘍マーカー 3,000〜4,000円程度 600〜1,200円程度 300〜400円程度

肺がん検診の費用の目安・保険適用

肺がん検診の費用の目安としては、胸部X線検査のみの場合には数百円から数千円程度となります。喀痰検査が追加されると、さらに費用がかかります。医師が必要と判断した場合には保険適用となります。しかし、健康診断として行われる肺がん検診は通常保険診療の対象外となり自費診療となります。

40歳以上の自治体補助で受診した肺がん検診の費用の目安

40歳以上の方が自治体補助のがん検診を受ける際、その自治体によっても費用は異なるものの、低額で受けられることが多いです。例えば、大阪市では無料(喀痰細胞診は400円)です。名古屋市では500円、40歳、45歳、50歳、55歳、60歳の方は0円となっています。

自営業など個人で受診した肺がん検診の費用の目安・保険適用がないと自費?

自営業の方でも、医師が判断し必要とされた場合の肺がん検診は保険適用となります。一方で、健康診断として肺がん検診を受けた場合は、基本的には自費負担となります。

後期高齢者が受診した肺がん検診の費用の目安・保険適用で1割負担になる?

医師が必要とみなした際の肺がん検診は、保険適用です。75歳以上の後期高齢者の方は、医療費の窓口負担割合は1割、一定以上の所得がある方は2割負担です。健康診断として肺がん検診を受ける際には、原則自費負担となります。

再検査・要精密検査を受診した場合の費用の目安・保険適用で3割負担になる?

健康診断の一環として肺がん検診を受け、再検査や要精密検査となった場合、その受診にかかる費用は医療保険の適用となります。そのため、小学校入学後から69歳までの方は3割負担、70歳から74歳までの方は2割負担、75歳以上の方は1割負担となります。

「肺がん検診の費用」についてよくある質問

ここまで肺がん検診の費用などを紹介しました。ここでは「肺がん検診の費用」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

肺がん検診のレントゲン費用はいくらくらいですか?

木村 香菜木村 香菜 医師

胸部レントゲン検査の費用は、保険適用がない場合、通常2,000円から3,000円程度が目安となります。ただし、自治体の補助がある場合や企業の健康診断として行う場合には、さらに安価または無料で受けられることもあります。

肺がんの検査費用は保険適用でいくらですか?

木村 香菜木村 香菜 医師

肺がん検診自体は健康診断の一環として行われるため、一般的には保険適用外です。ただし、異常が見つかり、精密検査を受ける場合には保険適用となります。その際の自己負担額は、検査内容や医療機関によりますが、通常1,500円から3,000円程度(3割負担の場合)と考えておくと良いでしょう。

肺がん検診の費用は自費でいくらでしょうか?

木村 香菜木村 香菜 医師

自費で肺がん検診を受ける場合、検査の種類によって費用は異なります。胸部レントゲン検査のみであれば数千円程度ですが、低線量CT検査を含む場合は5,000円から30,000円程度が一般的です。検査内容が多いほど費用が高くなる傾向がありますので、事前に確認することをおすすめします。

40歳以上の男性で自治体の肺がん検診制度を使用すると費用はいくらですか?

木村 香菜木村 香菜 医師

多くの自治体では40歳以上の住民を対象に肺がん検診を実施しており、負担額は数百円から2,000円程度と非常に安価です。一部自治体では無料で受けられる場合もあります。ただし、費用や条件は自治体によって異なるため、具体的な金額についてはお住まいの自治体にお問い合わせください。

費用面で肺がん検診を受けるべきか悩んでいます。喫煙者は何歳から受けるべきですか?

木村 香菜木村 香菜 医師

喫煙者の場合、肺がんのリスクが高いため、50歳を過ぎたら定期的に肺がん検診を受けることをおすすめします。特に20年以上喫煙している方は早期発見のために40代から検診を検討することも有効です。自治体の補助や会社の健康診断を活用すれば、費用負担を軽減できます。喫煙歴がある場合は、早めの検診を心掛けてください。

まとめ 肺がん検診の費用はケースバイケース!

今回の記事では、肺がんの検診の費用の目安や項目、肺がん検診でわかる病気についても解説しました。肺がんは早期発見が大切な病気です。また、肺がん検診では他の病気が見つかる場合もあります。きちんと肺がん検診を受けるようにし、健康管理に努めましょう。また、咳や痰、特に血痰などの症状がある際には、医療機関を受診するようにしましょう。

「肺がん検診」の異常で考えられる病気

呼吸器内科の病気

循環器内科の病気

  • 心不全(肺水腫の原因として関連)
  • 肺血栓塞栓症

この記事の監修医師

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