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何が長いと「炎症性乳がん」になりやすい?原因となりやすい人の特徴を医師が解説!

 公開日:2026/04/02
何が長いと「炎症性乳がん」になりやすい?原因となりやすい人の特徴を医師が解説!

炎症性乳がんになりやすい人の特徴とは?メディカルドック監修医が、女性ホルモンや遺伝、生活習慣との関わり、出産・授乳経験の有無によるリスクの違いを詳しく解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「炎症性乳がんの初期症状」はご存知ですか?なりやすい人の特徴も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

山田 美紀

監修医師
山田 美紀(医師)

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慶應義塾大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、総合病院や大学病院にて形成外科、外科、乳腺外科の研鑽を積んできた。医学博士。日本外科学会 外科専門医、日本乳癌学会 乳腺認定医、検診マンモグラフィー読影認定医(A判定)の資格を有する。

「炎症性乳がん」とは?

炎症性乳がんとは、乳房の皮膚が乳腺炎のように赤くなる特殊な乳がんです。皮膚のリンパ管ががん細胞によって詰まり、乳房の広い範囲で皮膚の赤みやむくみを引き起こします。乳がんのうち約0.5〜2%にしかない、比較的まれなタイプの乳がんです。
 

炎症性乳がんの主な原因

炎症性乳がん特有の原因は分かっていません。乳がんの主な原因についてご紹介します。

女性ホルモンへさらされる期間が長い

乳がんの発症や進行にはエストロゲンという女性ホルモンが関係しています. エストロゲンが出ている期間が長いと乳がんになるリスクが高まります。初経年齢が早い、閉経年齢が遅い、または出産や授乳の経験がない等がリスク因子となります。定期的に乳がん検診を受けていただくことが大切です。
 

生活習慣

乳がんになる原因として、様々な環境要因があります。肥満が乳がん発症のリスクを高めることが分かっています。脂質の多い食習慣や運動不足は肥満の原因となります。また、飲酒や喫煙などの生活習慣が乳がんになるリスクを高めるとわかっています。バランスの良い食事と運動習慣を心がけることが大切です。
 

遺伝性

乳がんの5〜10%は遺伝性であるといわれています。血縁関係のあるご家族に乳がんの方がいる場合、乳がんになるリスクが高くなります。ご家族に乳がんの方がいる場合は、特に定期的な乳がん検診が重要です。乳がんに関連する遺伝子は様々あることが分かっています。中でもBRCA1/2遺伝子は、乳がんの家族歴がある等の条件を満たす乳がん患者さんは保険適用で検査ができます。
 

炎症性乳がんになりやすい人の特徴

乳がんになりやすい人の特徴についてご紹介します。

月経のある期間が長い

乳がんの発症にはエストロゲンが関係しています。月経のある期間が長いとエストロゲンが出ている期間が長いため、乳がんになりやすいと考えられます。初経年齢が早いことや閉経年齢が遅いことが乳がん発症リスクとなることがほぼ確実です。

出産・授乳経験がない

乳がんの発症にはエストロゲンが関係しており、出産歴や授乳歴も乳がんと関連があります。出産経験のない場合は出産経験のある人よりも2.2倍乳がん発症のリスクが高いといわれています。授乳経験がない場合も乳がんの発症リスクが高いことは確実と分かっています。

閉経後の肥満

閉経後の肥満は乳がんの発症リスクを高めます。脂肪細胞からエストロゲンが供給されるためことが原因と言われています。肥満はさまざまな病気の原因となるため、バランスの良い食習慣や運動習慣を心がけましょう。
 

過度の飲酒

飲酒は閉経前後にかかわらず、乳がん発症リスクを高めます。また、アルコールの摂取量が増えるほどリスクが高まることもわかっています。アルコールが乳がんにどのようなメカニズムで影響を与えるのかはわかっていませんが、飲みすぎに注意しましょう。

喫煙

喫煙している方が乳がんになりやすいことはほぼ確実と分かっています。喫煙はさまざまな病気の原因となるため、なるべく早く禁煙することをおすすめします。

「炎症性乳がんの初期症状」についてよくある質問

ここまで炎症性乳がんの初期症状などを紹介しました。ここでは「炎症性乳がんの初期症状」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

炎症性乳がんの進行スピードはどれくらいでしょうか?

山田 美紀山田 美紀 医師

炎症性乳がんは通常の乳がんと比べて、進行スピードが速いことが多いです。数週間から数か月で進行することがあり、次の乳がん検診までの間に進行することがあります。

炎症性乳がんステージ4の生存率はどれくらいですか?

山田 美紀山田 美紀 医師

炎症性乳がんのステージ4は乳房から離れた部位に転移している状態です。炎症性乳がんに限らず、乳がんステージ4の5年生存率は38.6%と報告されています。

編集部まとめ

炎症性乳がんは通常の乳がんと比べて進行スピードが速く、乳房の広い範囲に赤みやむくみが生じます。しこりがないことが多く、マンモグラフィで見つけることが難しいため、診断が遅れることもあります。気になる症状がある場合は、早めに乳腺科を受診することをお勧めします。

「炎症性乳がん」と関連する病気

「炎症性乳がん」と関連する病気は2個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

乳腺科の病気

婦人科の病気

  • 卵巣がん(遺伝性乳がん卵巣がん症候群の場合)

「炎症性乳がん」と関連する症状

「炎症性乳がん」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

  • 乳房の赤み
  • 乳房のむくみ
  • オレンジの皮のような皮膚
  • 乳房の熱感
  • 脇のリンパ節の腫れ

この記事の監修医師

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