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何を摂りすぎると「胃がん」になりやすい?他の5つの原因も医師が解説!

 公開日:2026/05/05
何を摂りすぎると「胃がん」になりやすい?他の5つの原因も医師が解説!

胃がんの原因はどのようなものでしょうか。メディカルドック監修医が胃がんの主な原因について解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。

※この記事はメディカルドックにて『「胃がんで見落としやすい7つの自覚症状」はご存じですか?早期発見のコツも医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

五藤 良将

監修医師
五藤 良将(医師)

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防衛医科大学校医学部卒業。その後、自衛隊中央病院、防衛医科大学校病院、千葉中央メディカルセンターなどに勤務。2019年より「竹内内科小児科医院」の院長。専門領域は呼吸器外科、呼吸器内科。日本美容内科学会評議員、日本抗加齢医学会専門医、日本内科学会認定医、日本旅行医学会認定医。

胃がんとは?

胃の構造は内側から外側にむけて粘膜層・粘膜下層・固有筋層・漿膜となっています。
胃がんは、胃の内壁を覆っている粘膜の細胞が何らかの原因でがん細胞となり、増殖していくものです。胃の粘膜に発生したがん細胞は、時間をかけて少しずつ増えていきます。
がんが進行すると胃の外側へ広がって漿膜を突き抜け、すぐ近くにある大腸やすい臓などの臓器へ広がる場合も少なくありません。この状態が浸潤です。
がん細胞がリンパ液や血液の流れに乗って全身へ広がると、胃から離れた臓器でがん細胞が定着・増殖する転移という状態になります。
少し特殊な胃がんとしては、スキルス胃がんというものがあります。スキルス胃がんとは、胃の壁を硬く厚くさせながら広がっていくタイプのがんです。
スキルス胃がんは早期発見がしにくいうえ進行の早いがんのため、発見されたときにはかなり進行している場合があります。
胃がんの5年生存率はほかのがんと同じように発見されたときの状況によって大きく変わります。例えば早期がんにあたるステージ1期の場合は約90%、ステージ3A期で約50%、進行した胃がん(ステージ4期)では約10%です。
このように早期に発見されればされる程、生存率が高くなります。しかし胃がんは自覚症状があまり出ないといわれているため、定期的な検診を受けることが大変重要です。

胃がんの原因

胃がんの主な原因として考えられるものは、次のとおりです。

  • ヘリコバクター・ピロリ感染
  • 塩分過剰な食事
  • 喫煙習慣
  • 肥満体型
  • 過剰なストレス
  • EBウイルス

ヘリコバクター・ピロリ菌とは、胃の粘膜に生息している細菌です。近年の研究により、ヘリコバクター・ピロリ菌が胃がんや胃潰瘍などの胃の病気に大変深く関連していることがわかっています。
塩分の摂り過ぎは、以前より知られている胃がんのリスク因子です。
喫煙は胃粘膜の血流減少や胃酸過多などを起こすことがあり、それらが胃がんの原因の1つと考えられています。喫煙は胃がんだけでなく、ほかのがん発生にも深く関わっているほか、受動喫煙者にも同様のリスクが懸念されています。
また、BMIが27以上の方の胃がんリスクも低くありません。
ストレスは自律神経のバランスを崩し、胃酸の過剰分泌や胃腸の蠕動運動の低下などに影響を与えます。そのため胃がんになりやすい可能性があると考えられています。
EBウイルスとは、エプスタイン・バールウイルスというヘルペスウイルスの一種です。日本の胃がんのうち約1割がEBウイルスの関わったものだと考えられており、特に若い男性患者さんに多く見られるといわれています。

胃がんの自覚症状についてよくある質問

ここまで胃がんの自覚症状などを紹介しました。ここでは「胃がんの自覚症状」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

げっぷがよく出るのですが胃がんの可能性はありますか?

げっぷは、空気・食べ物・液体が食道を通って口へ逆流することです。誰でもげっぷをすることはあります。ただあまりにもひんぱんにげっぷが出たり、通常よりもゲップをする回数が増えた場合は注意してください。
げっぷが増えた原因は、食道や胃が正常に機能していないことにあります。しかしこれが胃がんを原因とするものとは限りません。なぜならげっぷは、食べ過ぎ・早食い・飲み過ぎ・肥満・姿勢の悪さなどによる場合も少なくないからです。
もしも何らかの病気が原因であるとしても、胃がん以外の場合も考えられます。げっぷが増えてもむやみに心配せず、まずは医療機関を受診してください。

かなり進行していても自覚症状が出ないケースもありますか?

患者さんの状態にもよりますが、胃がんがかなり進行していても症状がない場合もあります。また胃潰瘍や胃炎とよく似た症状も少なくないため、胃がんの自覚症状として認知できない可能性も少なくありません。
ただ食べ物がつかえる・体重が減るなどの症状があるときは、進行した胃がんである可能性も大きいのでできるだけ早く医療機関を受診してください。

編集部まとめ

胃がんは、自覚症状が出にくい病気の1つです。また胃がん以外でもよく似た症状が見られるため、胃潰瘍の検査を受けたときに偶然発見される例も少なくありません。

約90%の生存率という早期胃がんの状態で発見するためには、何らかの症状があればもちろん、症状がないうちから定期的な検診を受けることが大変重要です。

胃の痛み・不快感・胸やけなど胃の不調を感じたときには、できる限り早く医療機関を受診し、日頃から定期的な検診を受けるように心がけてください。

胃がんと関連する病気

「胃がん」と関連する病気には、5個程あります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

胃ポリープは胃の粘膜にできるポリープのことです。ほとんどが治療を要するものではありませんが、なかにはがん化するものもあります。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍は胃酸により胃の粘膜が傷ついた状態で、胃痛・腹痛・吐き気・嘔吐などの胃がんとよく似た症状が出る病気です。
逆流性食道炎は、胃酸が食道へ逆流したりして起こる病気で、胸のつかえやのどの違和感・ゲップなどの症状を伴います。

胃がんと関連する症状

「胃がん」と関連している、似ている症状は7個程あります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

これらの症状が見られても胃がんだとは限りません。また胃がんの場合は自覚症状が見られないことも少なくありません。
胃の不調などの症状がある場合は、できるだけ早く医療機関を受診してください。

この記事の監修医師