目次 -INDEX-

  1. Medical DOCTOP
  2. 配信コンテンツ
  3. 「子宮体がん」は”何色のおりもの”がサイン?「ステージ2」の症状を医師が解説!

「子宮体がん」は”何色のおりもの”がサイン?「ステージ2」の症状を医師が解説!

 公開日:2026/03/24
「子宮体がん」は”何色のおりもの”がサイン?「ステージ2」の症状を医師が解説!

女性特有のがんのひとつ、子宮体がんは子宮頸がんに比べると発症しやすい年齢が高く、発症年齢のピークは50〜60歳代です。

子宮体がんの進行スピードは、年齢・遺伝的要因・ホルモンバランスなど、いくつかの要因が影響を与えます。

この記事では、子宮体がんの症状について解説します。ご自身やご家族で心配事がある方は参考にしてください。

※この記事はメディカルドックにて『子宮体がんがステージ2に進行する』と"おりもの"は何色になる?他の症状も解説!と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

馬場 敦志

監修医師
馬場 敦志(宮の沢スマイルレディースクリニック)

プロフィールをもっと見る
筑波大学医学群医学類卒業 。その後、北海道内の病院に勤務。 2021年、北海道札幌市に「宮の沢スマイルレディースクリニック」を開院。 日本産科婦人科学会専門医。日本内視鏡外科学会、日本産科婦人科内視鏡学会の各会員。

子宮体がんとは?

子宮は、妊娠したときに胎児を育てる子宮体部と、分娩のときに産道の一部となる子宮頸部に分けられます。子宮体部にできるがんが子宮体がんです。
子宮体がんは、成人女性に増えてきているがんのひとつです。そのほとんどは、子宮内膜という組織から発生するため子宮内膜がんとも呼ばれています。
子宮体がんの発生に深く関わっているのが、女性ホルモンのひとつ卵胞ホルモン(エストロゲン)です。
卵胞ホルモンには子宮内膜の発育を促す作用があるため、子宮内膜増殖症から子宮体がん(子宮内膜がん)へ進行するといわれています。
卵胞ホルモンが原因となるだけでなく、卵胞ホルモンとは関係ない原因で発生する場合もあります。
危険因子は、出産の経験がないこと・卵胞ホルモン製剤単独のホルモン療法・閉経が遅いこと・肥満・糖尿病・高血圧・脂質異常症などです。

子宮体がんの症状

自覚症状のなかでは不正出血が多く、月経ではない期間や閉経後に出血がある場合は注意が必要です。

褐色のおりもの

褐色のおりものは、血液が混ざることが原因です。生理前や生理後に褐色のおりものが出る場合はあまり心配する必要はありません。
褐色のおりものが続く場合は、不正出血の可能性があり、子宮体がんなどの病気を疑い検査をする必要があります。

不正出血

不正出血は、生理期間以外に起こる性器からの出血のことです。血液の色は個人差が大きく、真っ赤な鮮血から褐色・ピンク色などがあります。
生理前後の褐色の不正出血は、出血から時間が経ち血液が酸化したものであり、それほど心配はいりません。
ただし長期間褐色の不正出血が続く場合は婦人科で検査を受けましょう。

下腹部の痛み

褐色のおりもの・不正出血は初期の症状ですが、進行期になると痛みも出てきます。
特に閉経が近い方は月経が不規則で、月経による痛みなのか判断が難しいので、婦人科を受診してください。

性交時の痛み

痛みは下腹部の痛みだけでなく、性交時の痛み、排尿時の痛みも伴います。性交時の痛みは子宮や膣の異常を表し、痛みが継続する場合は注意が必要です。

腰痛

がんが子宮体部から骨盤内の周辺組織に広がり始めると、下腹部や骨盤・腰に痛みや不快感が現れます。がんが周辺の組織に影響を与え、神経を刺激するためです。

下肢のむくみ

がんが進行すると、下肢や腹部までむくみが広がります。がんの進行に伴う体液の滞留が原因です。

子宮体がんのステージ2についてよくある質問

ここまで子宮体がんのステージ2の治療法・症状・5年生存率などを紹介しました。ここでは「子宮体がんのステージ2」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

子宮体がんのステージ2の状態を詳しく教えてください。

子宮体がんのステージ2では、がんが子宮体部を超えて子宮頸部に広がっているが、子宮の外には広がっていない状態です。子宮頸部へ浸潤しているステージ2を疑う場合は、低侵襲手術(ロボット手術・腹腔鏡手術)の適応がなく、開腹手術を用いた手術療法を行います。

子宮体がんステージ2の治療後から仕事復帰までの期間はどのくらいですか?

仕事も病気もそれぞれなので、仕事復帰までの期間は一概にはいえません。子宮体がんステージ2で、術後の再発リスク判定が低リスクの場合は経過観察、中・高リスクの場合は放射線治療・薬物療法を行います。状況により異なりますが、治療終了後から数週間〜数ヵ月の回復期間が必要であり、仕事復帰までは3〜6ヵ月以上の期間が必要です。

編集部まとめ

子宮体がんは、女性特有のがんのひとつです。ステージ2は、がんが子宮体部だけでなく子宮頸部に広がった状態です。

ステージ2では、がんが子宮以外のほかの臓器やリンパ節に広がっていないため適切な治療を行えば予後は良好であり、早期に治療を行う必要があります。

主な治療法は、子宮の全摘手術です。手術後の病理検査により再発リスクを決定し、放射線治療や薬物療法などを行う必要があるかを判断します。

子宮体がんは、早期治療ができれば80%以上の方は5年後も生存可能です。このため早期発見・早期治療が重要となります。

不正出血などの気になる症状がある場合には、早めに婦人科を受診し検査を受けることをおすすめします。

「子宮体がん」と関連する病気

「子宮体がん」と関連する病気は、7個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する病気

「子宮体がん」と関連する症状

「子宮体がん」と関連する症状は、6個ほどあります。
各症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

  • 褐色のおりもの
  • 下腹部の痛み
  • 性交時の痛み
  • 腰痛
  • 下肢のむくみ

この記事の監修医師

注目記事