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「乳がん」を予防する可能性の高い「食べ物」はご存知ですか?医師が解説!

 公開日:2024/12/22

乳がんになりやすい人の特徴とは?Medical DOC監修医が乳がんになりやすい人の特徴・症状・原因・予防法や何科へ受診すべきかなどを解説します。気になる症状がある場合は迷わず病院を受診してください。

※この記事はMedical DOCにて『「乳がんになりやすい人の特徴」はご存知ですか?医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

山田 美紀

監修医師
山田 美紀(医師)

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慶應義塾大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、総合病院や大学病院にて形成外科、外科、乳腺外科の研鑽を積んできた。医学博士。日本外科学会 外科専門医、日本乳癌学会 乳腺認定医、検診マンモグラフィー読影認定医(A判定)の資格を有する。

「乳がん」とは?

乳がんは乳房の組織にできる悪性腫瘍です。乳腺は乳管と小葉からできており、多くは乳管から発生します。乳がんは女性がかかるがんの中で最も多く、女性の9人に1人が一生涯のうちに乳がんにかかるといわれています。

乳がんの予防法

運動

運動は性ホルモンに関与することが知られています。閉経後では、運動習慣が乳がん発症リスクを下げることがほぼ確実です。閉経前では高強度の運動をすることで乳がん発症リスクが低くなる可能性があります。閉経後の女性はウォーキングやジョギングなどの運動習慣をつけましょう。閉経前の女性も無理のない範囲でエアロビクス、サイクリング、水泳、テニス、ランニングなどの高強度の運動を行いましょう。

バランスの良い食生活

食事と乳がんの関連についてさまざまな研究がなされています。大豆食品やイソフラボンが乳がん発症リスクを下げる可能性があります。また、乳製品が乳がん発症リスクを下げる可能性が示されています。しかし、過度な摂取は逆にリスクを増加させる可能性があるので適度な摂取を心がけましょう。また、サプリメントの服用が乳がん発症リスクを減少させるという根拠もありません。食事からバランスよく栄養を摂ることが大切です。アルコールはリスクを高めるので、飲みすぎに注意しましょう。

禁煙

喫煙は乳がん発症リスクをほぼ確実に高めます。禁煙した時点から乳がんの発症リスクが低くなるため、なるべく早く禁煙しましょう。受動喫煙もリスクとなるため、ご自身だけでなく周りの人を守ることにもなります。

「乳がんになりやすい人」についてよくある質問

ここまで乳がんになりやすい人の特徴を紹介しました。ここでは「乳がんになりやすい人」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

乳がんになりにくい人の特徴について教えてください。

山田 美紀山田 美紀 医師

喫煙をせず、運動習慣、バランスの良い食習慣を心掛けることで乳がんになるリスクをおさえることができます。

乳がん発症のリスクを高める可能性のある食べ物について教えてください。

山田 美紀山田 美紀 医師

アルコールは乳がん発症リスクを高めることが確実といわれています。その他、乳がんの発症リスクとなると報告されている食べ物はありません。バランスの良い食生活を心掛けましょう。

編集部まとめ

乳がんになりやすい人の特徴、生活習慣、原因についてご紹介しました。乳がんの5~10%は遺伝性であるといわれていますが、多くは食生活などの環境要因が複雑に関わって発症していると考えられます。少しでもリスクを下げるために、喫煙や過度な飲酒は控え、バランスの取れた食生活と運動習慣を心がけましょう。そして、定期的な乳がん検診を行うことが大切です。

「乳がんになりやすい人」と関連する病気

「乳がんになりやすい人」と関連する病気は2個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

内分泌科の病気

婦人科の病気

糖尿病がある場合、乳がん発症リスクが高くなる可能性があります。また、BRCA1またはBRCA2遺伝子の病的バリアントのある卵巣がんの場合、遺伝性乳がんを発症する可能性があります。

「乳がんになりやすい人」と関連する症状

「乳がんになりやすい人」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

関連する症状

  • 乳房のしこり
  • 血性乳頭分泌
  • 乳頭乳輪のただれ
  • 乳房の変形
  • 皮膚の赤み

乳がんの症状として乳房のしこりなどがあります。これらの症状は、乳腺の良性疾患や皮膚腫瘍でも自覚する場合があります。自己判断せず、乳腺科を受診しましょう。

この記事の監修医師